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ケージの選び方・レイアウト3(サイズ・巣箱・トイレ)

ケージのサイズ

ハムスターのトラブルの、ほとんどの原因が「なわばり」で、広いケージを使うと解決できることが多いです。なわばりは本能的なもので、飼い主の工夫でなんとかできる問題ではないので、できるだけ大きなケージを用意しましょう。

金網タイプやスタータセットとして売られているケージは、底面が30cm×30cmほどしかなく、実験動物の最小サイズになります。生き物としての尊厳を無視したサイズで、ペットの飼育環境のように餌入れや回し車などを設置すると、動けるスペースがほとんどなくなります。

ペアで飼育するなど、1つのケージで複数のハムスターを飼育する場合は、1匹で飼う広さの1.2〜1.5倍くらいの面積が必要になります。これは一般的な目安なのですが、少し大きいくらいのケージに寝床を複数設置すれば、部屋の温度に合わせて場所を変えて寝るようになるので、留守がちな部屋でも少し安心です。ゴールデン以外は、ケージが広いと出してくれと要求してこなくなるので、さらに安心です。

ケージの素材と色

金網タイプのケージだと、鉄とプラスチックで、色がピンクだったりします。プラスチックは、傷が入り細かいところまで洗えず、鉄は塗装がはがれて、さびたりします。
衣装ケースは半透明だし、そもそも薬品を使って洗ってよいのか分からないものばかりなので、掃除するにも不便です。

水槽や、爬虫類は、ガラスと黒いプラスチックを使っていますが、このパターンが飼い主として使いやすいです。その理由は、汚れが目立ちやすく、薬品を使いやすいからです。
ハムスターは汚い動物ではないので、ハムスターが汚すにはかまわないのですが、何かのきっかけでダニが入ってきたり、細菌が湧いたりする可能性もあります。透明や黒だと、ダニや汚れを発見しやすく、防水で洗剤を使えるケージだと、底に洗剤を入れた熱湯を張るだけでも、ダニを窒息死させたり、汚れを浮かすことができます。
そんな理由もあり、素材や色にも気をつけた方が安全で快適です。

巣箱とトイレの設置

巣箱はハムスターが孤独になれる空間なので、飼い主から見えにくい、ケージの奥の角に設置します。そして、巣箱の入り口は、飼い主から見えないように横か後ろ向きに設置します。地中に住む動物は、2カ所以上出入り口がある巣箱を、小さい方が入り口に、大きい方が出口に使用することが多いので、そのことも考えて設置すると、スムーズに飼育環境になじんでくれます。

トイレと巣箱の位置の関係は大切です。ハムスターも人間と同じように、起きてすぐにオシッコをしますが、トイレまでの道のりや、トイレの位置が安全ではないと感じると、巣箱やトイレ以外でオシッコをすることがあります。特に寝起きは、感覚器官が正常に働いておらず、体が動きにくいので、ハムスターが間違うこともあります。また、顔を洗う前にトイレに行くので、トイレで汚れた手で顔を洗わせないためにも、トイレと巣箱の距離を開けて、歩いているうちに手がキレイになるようにします。歩いている途中で手がキレイになるということは、通り道にニオイが付くということでもあります。
トイレは、巣箱と同じようにケージの奥で、巣箱とは反対の角に置くのが基本にし、回し車などを使って通り道に死角を作り、距離を調節するなどしましょう。

飼育用品の設置

ハムスターは常に下を見ながら生活しています。ハムスターは地中に潜り、落ちている餌を食べながら生活することが多いからです。しかし、ハムスターは立ち上がることもできますし、当然ですが上を見ることもできます。これは外敵から身を守るのに必要だからですが、ハムスターの体には無理な姿勢です。飼育用品を設置するときは、ハムスターの体に無理がかからないように、餌入れ、トイレ、回し車などを設置しましょう。そうしておくと、老ハムになったときにもストレスがかからなくなります。

給水器をハムスターの目の高さに設置します。葉っぱに乗っている水のしずくを飲むような感じで、水が飲めればより自然に近いかと思います。
食器などは、床材に半分くらい埋めてしまい、高さを調整します。食器は低い方が、餌が食べやすいのは当然ですが、餌鉢の設置位置が低いと、食器に入らなくても餌が食べられるので、餌や食器が汚れなくてすみます。