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ハムスターと病理解剖(死因特定・準備)

病理解剖とは

死んでしまった生き物の遺体を解剖して調べることで、正確な死因や原因が分かります。
死因を特定することを検死解剖ともいいます。

下痢の原因が細菌感染だと思っていたら、飼い主からのストレスで胃に穴が開いて、体力的に弱ったのが原因だと分かるかもしれません。
逆に、病理解剖しないと、飼い方や病院での診察結果が、自己満足なのか正しかったのかが分かりません。
2歳以内に亡くなった場合は、飼い方を改めるきっかけとしても、お勧めします。

管理者本人が、ハムスターを病理解剖に出した貴重な記録なので、参考にしてください。
また、私は他に何例も、病理解剖や病理検査に出したことがあるため、自信を持って飼い方をアドバイスでき、ハムスターを長生きさせることができます。

他の検査方法

検査する方法は、他にもいろいろあります。

肉眼所見

臓器の色、感触など見たりさわったりして判断します。

組織所見

細胞を薄くスライスした標本という物をつくり、顕微鏡で見て判断します。
臓器がホルマリン漬けになっている映像などを見たことあると思いますが、その臓器の怪しい所を切り取って、水分を抜いた後に、パラフィンというプラスチックのような物を水分の代わりに入れ、グニョグニョの臓器を硬くします。硬くなった臓器はミクロンという1/1000mm単位でスライスされ、染色液で染めた後に、プレパラートが作成されます。その状態を標本といいます。

なぜ病理解剖が必要だったと思ったのか

ハムスターの死体に、大量のダニが付いていた。死んだハムスターにダニの付いていたのは、実は2度目なのです。
1度目のハムスターは、アダルトサイズで購入したのゴールデンハムスターで、そんなに元気のある子ではありませんでした。今考えると、おとなしいのではなく、体調が元々悪かったのかもしれません。そのゴールデンハムスターは、1年近く飼っていたんですが、ある日家に帰って見てみると、小さく赤いダニが大量に群がった状態で死んでいたのです。そのダニは、他のハムスターのケージにも入り込んでいてましたが、薬で駆除するのもイヤだったので、マメに掃除をして完全にダニを駆除しました。しかしそれから半年後くらい経って、今度はジャンガリアンハムスターが同じ状態で死んだのです。

  • 初めにダニが出たハムスターが死に、今回も死んだ。
  • 初めにダニが原因で死んだ可能性のあるハムスターは、少し老化の様な現象が見えていた。
  • 他のハムスターにも、ダニが移ったことがあったがダニは全て駆除した。
  • 今回、死んだハムスターは老化による筋肉の衰えなど、全く病気らしい症状が見られなかった。
  • どちらのハムスターも、アダルトサイズで買ってきたハムスターで、1年以上は私が飼育している状態だが、詳しい年齢は分からない。
  • ダニによる感染症の媒介かも、しれないと思った。それなら今いるハムスターも同じ病気にかかる可能性があるので、それはさけたい。

死亡日前日

2004年3月2日 PM8:00

エサの時間になりエサの交換をしていました。そのジャンガリアンハムスターは、いつもの場所で眠っていましたが、よく見ると背中にダニが2匹いるのを見つけました。またダニかと思い、今度の休みの日にでも掃除をしようと思い、その日は特に何もしませんでした。
ちなみに前日まで、普通に生活している姿を何度も確認しています。

死亡日当日

2004年3月3日 PM6:00

エサ時間にはまだ早いので、ケージの外から様子を観察していました。その日は一度もハムスターの確認をしていなかったので、ケージの中を覗いてみました。よく見るとハムスターに30匹くらいダニが付いているじゃありませんか!まさかと思い、わき腹を指でつつくとブヨっとした感覚はあるのですが、全く動きませんでした。「またかよ!」と心の中で思いつつ、死んでいるのを再確認しました。死んでまだ時間が経っていなかったようで、体も冷たくなかったですし、完全に硬直してもいませんでしたが、蘇生させるには時間が経ちすぎていたようです。

どうしようかと、数分間悩んでいたのですが、二度と同じ事が起こらないように原因を突き止めることにしました。

  • ハムスターが死んでいた、そのままの状態をデジカメで撮影しました。
  • ハムスターに付いている一番大きなダニを1匹つかまえて、セロハンテープで挟み込み、身動き取れないようにしました。ダニをつぶさないように、ダニを挟んだセロハンテープをお菓子の空き缶に入れました。
  • ハムスターの死体を袋に入れました。本当はジッパー付きのビニール袋があればよかったのですが、私の家にはそんな物はないので、コンビニのビニール袋に入れて、口を堅く縛りました。
  • ハムスターの死体を入れた袋を、空き箱に入れました。
  • ケージの中にある、エサ入れや巣箱、回し車もビニール袋に入れました。
  • 床材も全てビニール袋に入れ、口を堅く縛った後に、ガムテープでグルグル巻きにしゴミ箱に捨てました。
  • ケージにダニ用の殺虫剤を吹き、そのまま風呂場に持っていきました。
  • ケージやエサ入れなどを、熱湯と洗剤でよく洗い、消毒液で殺菌しました。

ダニの付いた死体
パールホワイトじゃないと分からないくらい、小さいツブツブの生き物。

ダニの生け捕り
一番大きいダニを、セロハンテープで生け捕りにしました。

咬みキズ
生きてた頃です。背中に小さなキズがあります。