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季節ごとの世話(春・夏・秋・冬)

春に注意すること

人間やハムスターだけでなく、いろいろな生き物が活発になる季節です。動物に良い季節ということは、細菌にも良い季節なので、気を抜かないようにしましょう。
春は自律神経が乱れやすく、うまく夏モードの体質に切り替えられないことがあります。温かいのに寒がったり、少し暑いだけなのに暑さに耐えきれず、夏が近づくほど弱ってきて病気になるなど、2才を超える個体は特に注意しましょう。
冬にヒーターを使っている場合は、急に取り外すと病気になりやすくなるので、注意が必要です。温度調整ができるヒーターは、少しずつ設定温度を変えて、温度調整ができない場合は、ヒーターと巣箱の設置面積を変えたり、間に物を挟むなどして調節しましょう。

ミルワームを飼育している場合は、サナギになりやすい時期で、ミルワームのケージの中にサナギが大量に増えるということになりがちです。しかし春は、繁殖、育児、成長に適しているだけでなく、ハムスターは冬毛から夏毛に変わる時期で、タンパク質が必要な時期なので、増えたミルワームやサナギも餌として大活躍する季節です。自然って、良くできていますね。
[ 飼い方 > ミルワームの飼い方 ]

夏に注意すること

夏と言えば暑さ対処ですが、夏と言えば昆虫の時期でもあります。
ハムスターは主に昆虫や野草から水分を摂取する動物です。野生では緑や昆虫が多くなり、飼育環境でも、いつもより少し多めミルワームを欲しがるので、いつもより多めに動物性タンパク質や、新鮮な野菜を与える必要があります。
水や餌が腐りやすくなったり、オシッコの臭いが気になる時期なので、ケージの掃除などの世話も、手を抜かないようにしっかりやりましょう。密閉性の高いケージや巣箱だと、中がサウナのようになり、カビが生えやすくなり危険です。

普段は野菜だけで水分を補っていても、体温を下げるために、夏は給水器からもよく水を飲みます。体から汗はかかないですが、口や小便から水分は出て行くため、オシッコの量が多いことがあります。暑いと昼でも起きて、水を飲むことが増えるので、ケージの中が暑すぎないかの目安にしましょう。

問題の暑さ対策ですが、日本の夏は温度も湿度も高く、人間以上にハムスターは過ごしにくい季節です。そのため、初心者が夏にハムスターを飼い始めるのはお薦めしません。
一番の解決策は、除湿機能付きのエアコンで温度と湿度を調節することですが、野生のハムスターの巣穴は17℃くらいなので、人間が少し寒いくらいがハムスターには丁度くらいになります。梅雨時期は特に湿度に気をつけましょう。
保冷剤や、水を入れ凍らしたペットボトルなどを利用して、温度を下げる方法もありますが、湿度が上がったりケージの中が濡れたりするので、エアコンが使えるように飼育環境を工夫しましょう。また、季節によってケージの置き場所を移動させるのは、巣に固執する動物であるハムスターには負担になり、冬の温度管理の方がやりやすいので、夏に適切に温度管理ができる場所にケージを置くようにしましょう。
締め切った夏の部屋は40℃以上になることもあり、30℃を超えるとハムスターは熱中症になり、さらにハムスターは汗をかけないので、温度管理は人間の赤ちゃんより気をつかう必要があります。
[ 病気データベース > 熱射病・日射病・熱中症 ]

秋に注意すること

食欲の秋です。冬に備え毛が生え替わったり、脂肪を蓄えて太ります。10%〜20%くらい体重が増えますが、この時期に太ったと思いダイエットさせないようにしてください。

この時期の自然の食物は豊富で、栄養価が高い物が多いのですが、飼われているハムスターは、自分で食べ物を選ぶことができないので、飼い主がコントロールする必要があります。ミックスフードを与えている場合は、ハムスターが自分で餌の量をコントロールし、少し多めに餌を与えるだけで太ってゆきますが、ペレットを与えている場合は、脂肪分の多いヒマワリの種などを多めに与える必要があります。

昼と夜の温度差が激しくなる季節ですが、ヒーターを入れるには早いので、床材や新聞紙を使って自分で温度調整をしてもらいましょう。巣箱を夏用冬用と使い分けているのなら、両方設置してあげてください。自分で快適な方を選んで使ってくれます。

冬に注意すること

温度が5℃以下になると、疑似冬眠をして死んでしまうことがあるので、寒くなりすぎないようにしましょう。野生のハムスターの巣穴は、冬でも17℃くらいあるので、巣箱(寝床)をそれ以下の温度にしないようにしましょう。しかし、温度を上げすぎると、巣箱と巣箱の外の温度差が大きくなりすぎて、体調を崩すこともあるので、高くても25℃以下にしましょう。
[ 病気データベース > 疑似冬眠・低体温症 ]

小動物用に売ってあるヒーターは、温度調節器のが付いていなかったり、付いていても精度が悪かったりします。ヒーターを使っているからといって過信せずに、温度を調節する必要があります。ヒーターを使う場合は、ケージ全体を暖めるのではなく、巣箱の一部を暖めて、野生での寝床だけを暖めている感じにして、冬らしくする必要があります。体が冬モードになっているのに、ケージの中を夏にしてしまうと体調を崩します。
また、ハムスターが自分で寝床を作って温度調整できるように、床材の量を増やしたり新聞紙を入れたりすることも大事ですが、綿や布などの繊維は事故の元なので使わないようにしましょう。散歩の最中に、カーテンをちぎったり、ティッシュペーパーを持って帰ることもあるので、注意してください。

段ボール箱などを使って、ケージに囲いをして、温度を下げにくくする方法がありますが、自然の光を遮断してしまい、ハムスターの自律神経がおかしくなることがあったり、外すのを忘れると昼間でも温度が上がらないので、できるだけその方法は使わないようにしましょう。
[ 飼い方 > 温度・湿度 ]