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ダイエット 1

問題なく飼われているハムスターは太りません。私も今まで40匹以上飼っていますが、太めなかな?とか思っていても、体重を計ってみると余裕で平均体重の範囲だったりします。ほとんどのハムスター飼育書にも、ダイエットの項目があるのですが、なぜハムスターが太ってしまうのか、私は不思議でなりません。

肥満とは

簡単に言えば、「体内、皮下に脂肪を過剰に貯蔵蓄積した状態」です。動物好きに分かりやすく言えば、ラクダのコブが大きすぎる状態です。動物はエネルギーを体内に貯めておくことができます。それが脂肪なのです。
肥満は「もう一つの、栄養失調」とも言われ、先進国の人間に多い病気ですが、ハムスターに多いとは思えません。

脂肪の役割

上に書いたように、エネルギーを体内に貯める役割。温度調整する役割。物理的なダメージから身を守る役割。そして体のバランスを保つ役割があります。最後の1つ以外は誰でも分かると思いますが、最後の1つが飼育されているハムスターには重要です。
脂肪細胞からは、体のバランスを保つために必要な物質、アディポネクチン、TNF-α、レプチン、エストロゲンなどが出ています。女性の生理不順なども関係します。それらの物質は、脂肪細胞から無制限に出ているわけではなく、健康なら必要な分量だけ出ています。理由は、その個体に最適な体格になるためです。人間にも、太っているのに長生きする人、やせているのに病気をしない人など、いろいろいます。見た目はかなり違いますが、その人に最も適した体格に、なるように体が作られているのです。当然、健康であることが大前提です。

ダイエットに失敗したり、ホルモンバランスをくずしたりすると、本来必要な代謝のバランスをくずしてしまい、健康状態とは関係なく太ったり、やせたりします。これは明らかに病気なので、かならず病院に行って適切な診察をしてもらってください。

脂肪のメカニズム

脂肪細胞が脂肪の蓄えを増やす方法は2つあります。

  • 脂肪細胞の容量肥大
    脂肪細胞の容量が拡大します。1個1個の脂肪の蓄えを増やしてしまいます。単に食べ過ぎたから太るというタイプです。正常な代謝なので、当たり前のことですが、食べても太らない方が問題なのです。
  • 脂肪細胞の増殖
    脂肪細胞の数が増えてしまいます。母胎の体内にいる時から、完全に大人の体質になるまでの期間に、脂肪細胞を増やしてしまうというタイプです。
    体が成長する過程で肥満になるようなことをすると、体が積極的に脂肪を取り込もうとします。ミニ進化とでもいいましょうか?体質が変わってしまうのです。

高度肥満は両方のパターンが合わさっています。当然、遺伝が原因な場合もあります。

仕組みが分かると、大人の体になるまでの期間が重要だとわかります。ちょうどこの期間は、ハムスターが一番売れやすいサイズで、飼い主がハムスターをならそうとしている期間でもあると思います。ハムスターの体のことを考えると、どれだけ無謀なことをしているのか分かると思います。完全に大人になるまで、オヤツを使って餌付けなどをして、体質を変えないようにしましょう。結果的に早く死んでしまったり、病院に行って余分な出費をする可能性があります。何より、ハムスターを苦しめてしまいます。

体が大人になるまでの期間は好奇心が旺盛な時期でもあるので、恐怖感を与えなければ、何もしなくても人間に興味を持つ時期なので、餌付けをしなくてもハムスターはなつきますよ。単にエサがきっかけになるので、なつくまでの期間が短いってだけですから。

太るエサ

ハムスターが太りやすいのでしょうか?最適な飼育方法で飼育されていると、決して太りやすくありません。 ハムスターの主食は穀物で、保存がしやすく、十分な栄養を含んでいます。ハムスターはそのエサを、ほお袋や巣にエサを貯蓄する方法を知っています。また被補食動物なので、太ってしまうと逃げられないという欠点があり、自分から太るような状態を作るとは考えにくいと思います。
実際に私の飼育しているゴールデンハムスターは、無理にヒマワリの種を与えても食べずに、いつもエサが入っている、エサ入れにヒマワリの種を入れて保存しています。食べたくない時は2~3日そこにヒマワリの種が残っている場合もあります。ヒマワリの種を何粒と決めて与えているのではなく、欲しい時は私の足音を聞きつけてケージによじ登ってくるので、その時は2~3粒ほど与えると巣箱に戻り、こっそり食べているようです。しかしミルワームなどの、生きエサはその場で食べないと腐ってしまうので、必ず食べてしまいます。
ジャンガリアンなどのドワーフハムスターは、集団生活をすることもあり、おいしい物だと分かると、その場で食べてしまうこともあり、与えすぎると太ってしまう可能性もあります。また、他のハムスターが食べている物を食べたがる子もいるので、太っているのなら単独飼育に変えましょう。

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