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ハムスターの散歩(散歩をさせるメリット・散歩の合図)

散歩をさせるメリット

安心して生活できる

これが散歩が必要なの、一番の理由ではないでしょうか?
臆病なはずのハムスターがイライラせずに、ボーッとしたり、ぐっすり眠ることができるのも、縄張りを巡回する習性があるからです。実際にハムスター自身が見回りをすることで、通路の安全確認や、天敵などの危険がないことを実感でき、安心して生活できます。
しかし、飼い主が恐怖の対象になっているのなら、脱出経路を探しているかもしれません。
ちなみに我が家では、親戚の子供が遊びに来た日は巣箱からも出てきませんが、お菓子を持って遊びに来る友達(おっさん)が部屋に居ると、散歩終了間際に何か持って帰ろうとします。

運動になる

消費カロリーだけで考えると、回し車を走っている方が運動になります。
しかし、ステルスゲームやスパイ映画の主人公のように、匍匐前進(ほふくぜんしん:伏せて歩く)したり、コソコソ走ったり止まったり、勢いよく乗り越えたり、こっそり覗き込んだりと、体が持っている性能をフルに活かせる動きができるため、本能的要求を満たせ、精神的にも生き生きします。
そんな行動を見ていると飼い主も楽しいですが、ハムスター的には隠れている時にジーッと見つめると、隠れ方が上手くなり出てこなくなるので注意しましょう。

社会性が身につく

生物だけではなく、物の関わりについてもです。
ハムスターは壁や床に体をこするように歩き、臭腺から出る臭いで、あっちこっちに臭い付けをしています。人間にはほぼ無臭ですが、その臭いには、縄張りの主張だけでなく、様々な情報を含んでいるため、他のハムスターの情報が分かります。犬が電柱にオシッコをしたり、人間がネット掲示板の確認しているのと同じで、いろいろ知ったり考えたりできます。
会ったこともない犬同士が喧嘩するのと同じで、デメリットもありますが、それは別問題なので問題をすり替えないようにしましょう。
他には、ケージの中に無い物や本能的に知らない物を見つけ、臭いを嗅いだり囓ったりと学習します。囓ると言っても、ハムスターは視覚(見たり)や触覚(触ったり)が人間ほど発達していないので、感覚器が成長途中の人間の子供が口に物を入れて確認する程度の話で、壊したりするのは別の話です。

負担無くハムスターを触れる

ハムスターが自分から寄ってきて、掴んでケージから出して欲しいとせがんできます。
嫌がることもなく触れるので、重さ、毛並みなどなどの、健康チェックができます。人間に触れると、自分にとって良いことが起こると覚えると、普段でも体を触られることを嫌がらなくなり、掃除の時や通院も安心です。
ちなみに私は、ケージから出すときに、うっかりハムスターの頭や足をケージにぶつけたりすることがありますが、散歩前は全く気にならないくらい散歩が楽しみなようです。

観察がしやすく病気の早期発見ができる

歩き方や様子などを観察しやすくなります。
ケージの中ではケージの中での行動しかしませんが、ケージの外だと動きや表情などにバリエーションが増えるので、見ているだけでも楽しみが増え、より詳しく性格や習性を知ることができます。
動きにバリエーションが増えるということは、病気などを発見しやすくなるきっかけが増えるということです。また、ハムスターは毎日縄張りの巡回するくらい几帳面な性格ですが、部屋の中を巡回しても安全で新しい発見も少ないので、少しでも体調が悪いと、面倒くさくなって散歩に出たがらないことがあります。

部屋を綺麗にする習慣やきっかけができる

飼い主自身、今の部屋に慣れてしまって、不便さに慣れてしまったり、掃除がおっくうなっていないでしょうか?
散歩中のハムスターを観察していると、人間とは違う目線で部屋を隅々まで歩き回るので、危険な所や綺麗に掃除できていない場所が分かります。赤ちゃん目線で部屋を見て、危険箇所を見つけるよりも効果的かもしれません。

ケージの快適さが分かる

ケージの中より快適な場所を見つけると、別荘どころか本邸を造ってしまったり、ケージに帰るのを嫌がります。別荘を無理に使えなくすると、余計に気になり悪いパターンになります。
散歩が本来のテリトリーの巡回なら、テリトリーの安全が確認できれば安心できる巣穴(ケージ)に戻り、冬などの巣穴に籠もるシーズンには巣穴から出たがりません。必要以上にケージの外に出たがるのは、ケージの中が安全で快適ではないと、ハムスターが考えているからです。1日に何度もケージから出たがったり、異様に回し車を走るのも、ケージの中が不快なのかの目安になります。
ペットが死に場所を選ぶというのは、有名な話だと思います。飼い主に迷惑がかからないように、こっそり死ぬわけではありません。死ぬ前の苦痛で不安な時期に、自分が最も落ち着ける場所に行き、そこで息絶えてしまうのです。いないと思ったら、家具の隙間に造った別荘で亡くなっていたということがないように、ケージの中が最も落ち着ける場所にしてあげましょう。

その日はおとなしい

散歩をすると翌日(その次の散歩時間)までは、夜中にゴソゴソしたり、ケージを噛んだり、回し車を全力疾走したりせず、かなりおとなしくなります。
ケージが悪くて脱走しようとしているハムスターは、散歩だけでは解消できないので、おとなしくないかもしれません。

散歩の合図

ハムスターの生態をよく知らない頃は、どの種類のハムスターでもケージの外に出たがり、ケージを噛んだり脱走したりとするのかと思っていましたが、実際に飼ってみると違うのがよく分かります。

特に、爬虫類用のケージなどの広く快適なケージ飼っていると、ハムスターはケージから出たがらなくなります。というか、ケージの外を怖がります。ケージの中の生活が満足できる環境だと、縄張りの外に出るリスクの方が大きくなってしまうのだと思います。当然、ただ広いだけのケージや、飼い主の世話やケージのレイアウトが悪い場合は、散歩に出たがります。
しかし、ゴールデンハムスターだけは、100%の個体が散歩に出たがるようです。ペットショップの展示用の巨大なケージでも、ケージに張り付いてうろうろしているのは、ゴールデンハムスターばかりだと思います。また、ゴールデンハムスターは飼い始めはケージから出たがらず、飼育環境が良くなればなるほど、散歩に出たがるような感じです。テリトリー(縄張り)とホームレンジ(行動圏)の区別ができ、そこそこ安全だと思うと本能を満たそうと、行動的になるのかもしれません。

ケージの外に出たがらないハムスターに、散歩以外でもケージから出す習慣をつける必要はありません。
自主的にケージから出て散歩に行かせるより、飼い主に頼らないとケージから出られないと覚えてもらった方が、トラブルは少なくなります。

  • 手をかざすと、近づいてくるのは餌が欲しいとき、力を抜く立ち上がるなど、持ちやすい体勢になるのなら、ケージの外に出たいと思っていることが多いようです。
  • ケージの出入り口付近やケージの角は涼しいので、ボーッと涼んでいるだけことがあります。半分寝ている時があり、掴もうとするとトラウマになります。
  • 散歩目的でケージを噛む場合は、散歩に出してもらえると思うと、すぐに噛むのを止め、飼い主の方を向きます。ケージを壊したり、気を引くために囓っているので、注意しましょう。
  • 手の上に乗せると、散歩の出してもらえると思うのでおとなしいですが、常に視線は下向き(床方向)で、地面に近づくと飛び降りようとします。
  • ケージから出して、その場でオロオロする、その場でクルクル回った後に物陰に走る、人間に付いてくるなどの行動をする場合は、無理に出さないようにしましょう。
  • 散歩は危険を確認するための巡回なので、活発に活動できる時以外は散歩に行きません。たとえば、昼や冬、病気の時などは、ケージの扉を開けっ放しにしてもケージから出ようとはしません。
  • あくまでも巡回なので1日1回です。何度も出たがる場合は、散歩時間が足りていないか、ケージから逃げたいと思っています。

私の飼っていたゴールデンは、起きて散歩の準備ができると、ケージの出入り口近くに吊ってある給水器の辺りでゴソゴソするので、給水器がケージに当たる音がすると、散歩開始の合図でした。それを毎日続けていると、散歩に行きたくなったら、給水器を叩いて音を出すようになりました。
飼い主の中には、ケージに紐の付いた鈴を入れて、ハムスターが神社の鈴のように鳴らす音で判断している人もいます。ハムスターが鈴を鳴らしてお願いすると、飼い主が降臨して願いを叶えてくれる訳です。