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ハムスターの散歩(散歩前・散歩中に注意すること)

散歩前に注意すること

安全に通れる隙間を確保します

部屋は人間にとって適度な狭さですが、ハムスターのような体の小さな動物は、体が隠せず、感覚器官で把握しきれません。そのためハムスターは、部屋の端や家具の隙間を安全な通路として利用します。ちなみに、ハムスターの髭や目の上の、感覚毛の先端が擦れるくらいの狭さが丁度良いです。
本棚の後ろなど入られて困る場所は、本を隙間に入れたり、ガムテープを貼ったりして、行けないようにガードをします。しかし、散歩は安全確認のための巡回なので、わずかな隙間でも気になってしまい、入れなくすれば大丈夫という訳ではありません。

以下の方法は私が行った方法で、実質的に部屋の模様替えになってしまいますが、やってしまうとハムスターの散歩も部屋の掃除も楽になります。
タンスや棚を、キャスター付きのメタルラックや衣装ケースにします。キャスターを付けると、床から10cmくらいの隙間ができ、ハムスターには丁度良い隙間になり、腕が細い人なら手も入るので、ケージに帰らないとごねても安心です。
ケーブルなどは、壁際や床に這わさず、高い位置や部屋の真ん中に這わします。他には、複数のケーブルを束ねたり、パイプやスパイラルチューブに入れて太くします。ハムスターに、木の根などの壊すことができ、何かあったときに逃走の邪魔になる物と考えさせずに、太い障害物だと思わせられれば体を隠せる壁になり、逆に安心し噛んで排除しようとはしません。
本棚などの動かせない家具は、部屋の角に隙間ができないようにピッタリとくっつけます。空間がないと空気も流れず、ハムスターは大きな岩程度に思うので、よけて通るようになります。ピッタリくっつけられない物は、逆に10cmほど隙間を空けると、これも身を隠す障害物になり悪さをしません。ゴールデンハムスターが通るだけなら5~6cmで十分ですが、家具と壁の隙間を利用し登る事があります。

よじ登りを防止処置をします

ハムスターが散歩中よじ登るのは、その個体の好奇心の影響が強く、よじ登る個体と、全くよじ登らない個体がいます。リスのように立体的に生活する動物ではないので、普通はよじ登りません。

家具と壁の隙間を使ったり、カーテンに爪をかけたり、ケーブルをよじ登ったりと、丸い体型からは想像もできないような方法で、いろんな所によじ登ります。頭と体を使って、しかもこっそりと計画的に、観察していると面白いですが、落ちて怪我をしたり、網戸を破って外に出たりと、かなり危ないので、できるだけ登れないように部屋の模様替えをするなりの努力しましょう。
ケーブルは手が届かないよう、高い位置を這わせましょう。カーテンは丈を短くする方法がありますが、底冷えするうえに、ゴールデンハムスターは体の大きさと背伸びとジャンプで、結構高い所に手が届き、前足も力強いので現実的ではありません。家具と壁の隙間を利用し登ることが多く、やはり塞いでしまうのが簡単なようです。

ゴールデンは高い所に登っても、怖くて降りられず、高い場所でオロオロしながらと後悔していることがあります。
すぐに降ろすと、反骨心や飼い主を利用することを覚え、また登るので、しばらくの間放置します。すると登らないように学習することがありますが、しばらくするとまた登ったりします。
ジャンガリアンやロボロフスキーは飛び降りてしまう可能性が高いので、見つけたらすぐに降ろしましょう。

危険な物がある場合は取り除きます

他のハムスターのケージに入ったり、喧嘩をしないか。他の動物や人間が入ってこないか。食べ物が落ちていないか。観葉植物などハムスターが口にしそうな植物ないか。ゴキブリホイホイなどの粘着シートがないかなど、いろいろ危険な物はあります。

意外と危ないのが段ボール箱です。ハムスターには壊せるというのが分かるようで、段ボール箱を囓って巣材にしたり、穴を開けて中に住もうとしたりします。ハムスターではありませんが、ぬいぐるみを入れた段ボール箱に、ジリスが住み着いてしまい、メルヘンチックなことになっていましたが、しばらくすると寝床を作るために、ぬいぐるみがバイオレンスなことになっていました。
また、段ボール箱が邪魔だと思うと、絨毯や畳に穴を開けて、地下通路を造ろうとすることがあります。
特に危ないのが、段ボールに残ったガムテープや接着剤です。ハムスターにとって段ボールが壁と認識できるくらい大きく、発送用の段ボールは突然ホームレンジに現れる障害物ため、見つけるとマーキングをしようと体をこすりつけて歩きます。その時に、髭や足が糊にくっついてしまい、段ボールや床などの安全な方向から、得体の知れない何かに捕まったと勘違いしパニックになります。必死に逃げようとして、骨折する可能性がありますが、急に手を出すと掴んだ犯人だと思われ、命がけで噛んでくることがあるので注意しましょう。

部屋のドアや窓が開いていないかチェックします

ドアは絶対に閉めるようにしましょう。一度、出てしまうと巡回範囲が広がって、扉や柱を噛んで出て行こうとすることがあります。家族が開けてしまうこともあるので、ハムスターが散歩中には、鍵を閉めた方が安心です。
網戸は壁として認識するようで、登ったり囓られたりすることはありませんが、高い位置の窓も閉めた方が安心です。

まれにですが、一度ドアの外に出てしまうと気になる場所が増え、そのドア付近の柱を齧ったり、絨毯や畳に穴を開けようとします。もし、部屋を出て行くことを覚えたら、その付近に来たら捕まえてケージに戻してを繰り返して、その付近には寄りつかないように覚えさせる必要があります。
しかし、ハムスターにとっての散歩は身を守るための手段なので、そこに行きたいという要求を止められなくなり、上級者でも止めることが難しい問題になります。

以下は、縄張りをしっかり意識できると逃げたりせず、意図しないときに出て行くこともあるので注意しましょうという、我が家の例です。
家族がドアを開けたときに、ゴールデンハムスターが部屋から出て行ったことがあります。しかし、私が部屋の外にハムスターが出たことに気づかずドアを開けると、ドアの前で待っていたようで、開けた瞬間に部屋に入ってきました。出たくて出たのではなく、ビックリして部屋から出てしまったのかもしれません。
また、ハムスターを飼っている部屋と私の部屋は隣で、ドアは開けっ放しいつでも出入りできます。散歩が終わるとケージに戻せと呼びに来ることがありますが、散歩中にハムスターが私の部屋に入ってくることはありません。

散歩中に注意すること

ほお袋をチェックします

ケージから出す場合も、ケージに戻す場合も必ずチェックしましょう。ケージの外に出す時に、ほお袋に餌や床材を入れている場合は、別荘を造ったり別荘に運ぼうとしているかもしれません。ケージに戻す場合は、何か落ちている物を持ってきている可能性があります。
散歩前は触られても嫌がらないので、軽く健康チェックもしましょう。我が家では、ゴールデンハムスターのほお袋に餌が入っていると思ったら、リンパ腫だったことがあります。

ケージの外では餌は絶対に与えない

ケージの外の方が、おいしい餌を採取できると考えてしまうと、いろんなトラブルの原因になります。
食事前に散歩に出して、帰ってくると餌の時間にする方法が良いですが、完全な空腹状態はダメなので、慣れないうちは巣箱などに溜めた餌を食べているかの確認は必要です。普通は支度ができてから、縄張りの巡回をするので、無理に出さなければ問題になりません。

ウロウロしない

ハムスターを、踏んづけないようしましょう。
ハムスターは部屋の真ん中を通らないので、飼い主は真ん中を通るようにして、ハムスターに足音が聞こえるように、ゆっくり歩きます。散歩が終わると飼い主に近づいてくることがあるので、終わりそうならすり足が良いです。
動かないのなら寝転がってテレビを見たりパソコンを使ったり、運動するのなら足を動かさないスクワットにしましょう。

ジロジロ見ない

どんな行動をするのか、危険な所はないか、悪さをしないか、ハムスターが散歩中に観察することはたくさんあります。
しかし、ケージの外ではいつも以上に緊張しているので、ジロジロ見ていると、天敵だと思われたり、目線から逃げたりと、安心して巡回ができません。観察することも大切ですが、ハムスターを信用することや、部屋を散歩しやすい環境にするのも大切です。

暇にさせない

自分でケージに帰れたり、飼い主を呼びに来るハムスターは心配はありませんが、自分で帰ろうと道を造ったり探したり、暇を持て余して普段はしない行動をすることがあります。
帰ろうか迷っている時に、ハムスターに近づくと寄ってきたり、ジーッとこっちを見ている時は、ケージに帰りたい合図かもしれません。