もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

散歩中に注意すること・散歩中にできる健康チェック

散歩3ページ リード画像

散歩に必要な時間、ハムスターがする行動やトラブルだけでなく、飼い主がして良いこともまとめてあります。

散歩に出すと、個体ごとに性格が違うため行動も違います。
その違いを楽しみながらも、毎日起こる変化を見逃さないようにすれば、病気の早期発見もできます。
そのためも、飼い主がハムスターの行動の邪魔をしなように観察し、散歩に飽きないように工夫する必要があります。

このページは「散歩とは・ケージの外に出たがる理由」「散歩の準備」「散歩中に注意すること」「ケージへ帰ってもらう方法」の3ページ目です。

ケージ・散歩に出す時の掴み方・健康チェック

健康チェックを兼ねた持ち方です。自分では手元が撮影できないので他人に撮ってもらったら、恐がっている時の耳になってるし、相手を見ないように少し横を向いています。こんなのもチェックです。

当然手を洗ってからです。
散歩に慣れていない若いうちは健康状態も良いと思うので、ほお袋のみチェックして嫌われないようにしましょう。

ケージから出すときは、散歩の事で頭がいっぱいです。あっちこっち触っても嫌がらず、おとなしくできる個体が多いですが、全身を素早くチェックできるようにしましょう。
体重や毛並み、体温は、感覚的に覚えられるようになりましょう。最も調子が良いときは散歩前のこの時です。散歩が終わって、体が冷えていないかチェックするためにも、体毛やお腹、足の裏などの温度を覚えておきましょう。
老化など時間を掛けて弱ってくる状態だと、徐々に痩せてきます。

散歩に出すときは鷲掴み

鷲掴みする理由は落としづらいことと、ハムスターが掴まれるために体勢を変えてくれるため、何を考えているのか分かりやすいからです。
頭の上から手を伸ばし、今から掴まれることを意識させると、飼い主が掴みやすいように、立ち上がったり力を抜いたり姿勢を変えます。
最初は少し嫌がるかもしれませんが、慣れてくると積極的に掴まれようとします。
更に慣れてくると、掴まれる体勢になりながら、視線は飼い主ではなくケージの外(手から降りた後の行き先)を見るようになります。
手を避けたりする場合は、エサが欲しかったり、目的はケージの中でできることです。ケージの外でエサを与えていると、この判断がしづらいです。

自分で出て行かせない

基本的に、自分からケージから出て行くと脱走です。
ハムスターが自分でケージの外に出られる環境や、手を避けて出て行こうとする個体でも、ケージから出るには飼い主の掴まれる必要があると覚えてもらいます。

ほお袋をチェック

ほお袋に何も入ってないことが分かっていても、必ず毎回チェックすること。
ほお袋のチェックを散歩開始の合図にするためです。

ケージの中に不満があるほど、ケージの外にエサや床材を持ち出そうとします。
目で見て明らかにほお袋に何か入っている場合でも、指で触ったり押したりしてチェックします。ハムスターはばれていないと考えていることもあるので、その場合は引っ張ったり、しつこく押さえるなどして、飼い主は気づいていると認識させます。
触ってもあまり嫌がらなくなったら、何も入っていないと分かっていても少し強くほお袋を押して、散歩に出る前に飼い主が必ずチェックすることも覚えてもらいます。
何度かくり返すと、ほお袋に物を入れていると、出してもらえないことを理解します。
ほお袋に何か入っていたらケージに戻し、扉を閉めてケージの前から立ち去り、ほお袋を空にするまで散歩は延期です。中止ではありません。

ハムスターは、ほお袋近くにリンパ腫ができやすいため、この時に発見できることが多いです。
また、ほお袋を空にしておくと、狭い隙間に入ったときに詰まったり窒息する事故を防げます。

素早くチェックする持ち方

掴み上げたときはこんな感じで。実際にはこのように掴みきらず、少しでも持ち上がると反対の手を添え、すぐに上の写真の持ち方に移行します。手が小さいと最初は難しいかもしれませんが、ハムスターも座りやすい体勢を見つけます。

しつこくチェックすると嫌われるため、素早くチェックできるようになりましょう。
掴んでチェックして床に降ろすまでの時間の目標は、10秒以下です。
絶対に裏返しにしないように!

ハムスターの頭の上に手をかざし、今から掴むということを認識させます。そうすると、ハムスターが掴まれる準備状態になり、おとなしくなります。
背中の方から親指と小指で脇腹をはさみ、少しハムスターの体を浮かせて、他の指を後ろ足の間からすくうように指に入れ持ち上げます。3本の指に座り、親指と小指で倒れないよう支えている感じです。
ケージに掴まるなど、ハムスターが地面から浮いている場合、足の間に指を入れて座らせてから、脇腹を指で挟みます。
この持ち方だと、ハムスターの胸やお腹辺りに3本の指がくるので、指を噛まれる心配もなく、お腹のシコリ、肛門の汚れなどをチェックできます。

右手の上に座らせている場合は、左手の人差し指と親指でほお袋のチェックします。 さらに左手で写真の様に覆い、ハムスターの顔だけが出るように包み込むと、ハムスターを落としにくくなります。

歯の長さをチェックする

上記の方法で、左手の人差し指の第二関節と第三関節の間にハムスターの口を乗せます。
この時に、指の腹に2つチクリとする感じがあれば、歯は正常です。

人間でいう唇に歯が隠れていますが、指の腹に上唇部分を乗せるだけで歯がわずかに指に当たります。
上の門歯が指に当たる感覚で、歯の幅、歯の長さ、歯が正常に削れているか分かります。上の2本が正常なら、対になる下の歯はチェックしなくても大丈夫です。
ハムスターの口に飼い主の指に付いている細菌などが入るため、必ず手を洗ってからしましょう。
リスクやストレスを減らすためにも、歯のチェックは毎日しない方が良いです。
歯が正常かは、基本的にはエサを正常に食べられているかでチェックします。散歩中はケージの中もチェックしやすいため、できるだけ指を使ってでチェックしないようにしましょう。

ハムスターを臭う

顔を近づけると嫌がるため、散歩と飼い主に十分慣れてからです。
体毛に臭いが付いていないかチェックします。

  • ウッドチップの香りだけがする。
    健康なハムスターはほぼ無臭なので、巣材に使っているウッドチップが新しいと、匂いがわずかにハムスターに移ります。飼い主的には安心の香りです。
  • オシッコ臭い。
    トイレを覚えてないか巣箱でオシッコをしています。散歩に出してはダメです。接し方と温度を見直しましょう。
  • ウンチ臭い。
    下痢でなく巣箱でウンチをしている場合は、糖分や脂肪分の多いエサを与えすぎて、消化し切れていないことが多いです。与えているオヤツの量やエサを見直しましょう
  • カビ臭い。
    巣箱に溜めたペレットにカビが生えている。巣箱にカビが生えている。できるだけ早く掃除をしましょう

散歩に出すとき・散歩中に注意すること

ケーブルは囓らないけど、キーボードを壊されました。 コツが分かったようで、1秒もかからずキートップを次々と外してしまいます。

散歩させたくない飼い主は、そのまま脱走されたり、物を壊されたりするのではないかと考えがちです。
犬のように、絨毯の上に小便をしたり、爪で床を傷まみれにすることもありません。
しかし、ハムスターは巣に執着するため、飼育環境が悪いと問題を起こしてしまいます。前のページの準備編にも対策が書いてあるので、読んでいないのなら参考にしましょう。

降ろす場所

ケージから離れたところに降ろすのではなく、スタート位置が分かるようにケージのすぐ前に降ろすこと。
ハムスターの目線を確認して、どこに降りたいのかもチェックすると、ハムスターが迷って慌てることもなくなります。

ケージの扉は開けっ放しにする

出したことを忘れないよう、直ぐに戻せるよう、自分で戻れるよう、散歩中はケージの扉を開けておく。
ついでにケージの換気も兼ねます。散歩中はケージの中にハムスターがいないため、顔を近づけて臭いがしないかも確認できます。

ケージから出したら顔を洗った

散歩の準備ができていないのにケージから出すと、情報収集器官のメンテナンスのため、顔を洗うなど慌てて毛繕いをします。

別荘を造ろうとエサや巣材を持ち出す

巣箱やケージが狭い、レイアウトが悪い、飼い主がケージに手を入れまくるなど、安心できない飼育環境だと脱走したり別荘を造ろうとします
巣穴の外では、エサを見つけて持ち帰ったり、すぐに逃げたりできるように、ほお袋を空にしてから散歩に出るのが普通ですが、別荘と造ろうとケージを出ていく場合は、ウッドチップやエサをほお袋に詰めてから出て行きます。
別荘を造る場所が決まっていない時は、ほお袋は空のまま、ケージの外で現地調達したり、ケージと別荘を何度も往復して運ぶ事もあります。

食べ物を持ち帰る

初心者にありがちですが、ケージの中ではヘルシーと名ばかりの粗悪なエサを主食として与え、ケージの外でハムスターを手の上に乗せてオヤツを与えしまうと、ケージの外の方が栄養価の高いエサの採取ができると考えてしまいます。
他にはエサを与える量が少ないと、落ちている食べかすや、飼い主がストックしているエサを持ち帰ってしまいます。
ハムスターも新鮮で栄養価の高いエサの方が好きですが、ほお袋に物が入っていると巡回(散歩)の邪魔になるため、しっかりエサを与えていると盗み食いはしません

ティッシュペーパーを持ち帰る

大きい物をほお袋に入れようとするとすぐに逃げられないため、拾い食いの時と違い慌ててほお袋に詰め込もうとします。ゆっくり引っ張るとティッシュを噛んでしまい、1/3くらい持ってかれました。

巣箱や床材・巣材が悪いと、ちぎった絨毯やカーテン、ティッシュペーパーをケージに持ち帰ってしまいます。レジ袋などのビニール製品やスポンジも持ち帰ることがあります。
ティッシュペーパーは巣材として利用しにくいため、よほど環境が悪くないと持って帰らないと思いますが、箱から引っ張って出すのは楽しいようです。
十分な量を持ち帰る必要があるのなら、何度も往復したり、毎日少しずつ持ち帰ることもあります。
凍死などの原因になるので、ケージの中の温度管理はしっかりしましょう

何か囓られる

初心者が一番心配することではないでしょうか?部屋が汚い、荒らされたくないと思っているのなら、まずは掃除をしましょう。
ハムスターの巡回ルートに、邪魔で排除できそうな物があると、壊して安全な道を造ろうとします。たとえば電源ケーブルなら、まとめて太い束にしたり、ハムスターが通らな部屋の中央に這わしたり、高い位置に設置するなど、いくらでも解決方法はあります。
薬が入っているPTP包装シートや袋にも注意しましょう。囓ったときの感覚が楽しいみたいです。ハムスターには美味しい味や香りの薬もあります。ちなみに、動物病院で他の個体用に処方してもらった薬を、持って行かれたことがあります。
前のページの準備編も対策は書いています。

走り回る

散歩中は通路の安全点検のため、臭いを嗅いだり臭い付けしながらゆっくり歩きます。
安全な通り道を選ぶため、家具の隙間や部屋の隅を歩き、隠れ場所のない部屋の中央など寄りつきません。
どうしても、隠れられないところを移動する場合は身をかがめて小走りしますが、臭い付けや安全確認が終わっている場所なら、のんびり移動することが増えます。
散歩中走る姿を見ることが多いのなら、運動不足だったり驚いて飼い主から逃げている場合があります。

決まったルートを歩かない

数日おきに散歩ルートの安全確認はしているようですが、気になった所ばかりに行ってしまうため、少し目を離すとどこにいるのか分からなくなったり、散歩の時間も一定しません。
性格的が影響が大きいですが、頻繁に人の出入りがあったり、物の位置がよく変わってしまう部屋の散歩は安全確認しに行きたくなるため、楽しんでいるように見えてもストレスを感じているかもしれません。

帰ってこない

安全な住み家を探していたり、別荘を造ろうとしていないのなら、好奇心やトラウマが勝っていたり、飼い主がケージに戻すのが早すぎて帰るのが嫌で逃げているなどの、理由が考えられます。
好奇心や戻すのが早すぎることが原因なら、気になる所からチェックするので、部屋の巡回ルートが日によって違ったりします。安全が確認できれば、興味がなくなるので、日が経つごとに巡回にかかる時間が短くなります。
部屋に物が多すぎたり、日によって物が違う場所にある場合は、ハムスターが毎日臭い付けしたり安全な通路を確保しても、追いつかなかったりリセットされてしまうので、必要以上に縄張りの安全確認に時間を費やします。
捕まえ方やケージへ戻す方法などは、最後のページに書いてあります。

散歩中にトラブルを見かけたら

ミックスフードを満タンまで詰め、これ以上はほお袋に入らない状態です。盗み食いではなく与えたエサなので、ヤラセですね。

ハムスターは社会性が低いため、相手の感情を読み取ったり、相手にとって何が悪いことなのかを理解することが苦手です。
体罰にならないように、飼い主が嫌がっているということを伝る方法を、状況に合わせて使い分けましょう。

  • ハムスターをジーッと見つめる。以前に怒られたなど、ダメだと理解しているのなら、それだけ止めてくれます。
  • 床を叩いて音を出す。1メートルくらい離れると、見つめても気づいていない可能性があるため、飼い主が近くにいることをアピールします。ハムスターを呼ぶときに指先でコンコン音を出しているのなら、その時と同じリズムにしてその音の発生源が飼い主だと気づいてもらいます。
  • 手を叩いて音を出す。ハムスターが少し驚く程度の音を出し、行動を中断させます。集中しているときに、我に返ってもらう感じ。
  • ハムスターが飼い主の近くに居るのなら、頭を突いたり、シッポをつまむ。あくまでも行動は妨げず、直接触って飼い主が気づいていることをアピール。
  • ハムスターはそのまま、対象物を移動させる。見つけた物を飼い主が横取りしたと思われる可能性がありますが、頭の良い個体は理解してくれます。
  • ハムスターを捕まえて、直ぐにその場(対象物)から移動させる。しばらく経ってかららだと、何が悪かったのか理解できないこともあります。
  • ハムスターを捕まえて、噛むマネなどして怖がらせて、飼い主が攻撃する意志があるとアピールする。飼い主が怒っていることを理解できる場合のみ。
  • ハムスターを捕まえて、暴れるまで掴んだまま降ろさない。何をしても恐がらなくなった場合に。散歩を強制的に中断されたと思い、普通は嫌がります。馴れていない個体にすると嫌われます。

どんな場合でも驚かせないようにして、終わったら元の位置に戻しましょう。
カーテンを登ったり、絨毯を噛むなど、動かせない物に悪さをしているときは、迷わないように散歩のスタート位置(ケージの前など)に戻します。
この時に、ケージに戻してしまうと悪さをすると、ケージに戻れると考えたり、飼い主が理不尽な行動をしたと思い嫌われる可能性もあります。
懐きすぎると、飼い主に何をされても怖がらなくなるため、ケージに戻すしかない場合もありますが、あくまでも最後の手段です。

私は棚の上など、高い場所で降りられなくなったら、近づく、体を触るなど、飼い主が気づいていることを認識させたら、1時間くらい放置して反省させます。性格や状況によっては、飛び降りることもあるため、時間は調整すること。
困った状態になっても必ず飼い主が助けてくれると考えてしまうと、行動がエスカレートしてしまうため、直ぐに助けないことも方法の1つです。

一度で理解してくれることは少ないですが、何度かしていると飼い主が嫌がっていると覚えてくれます。それでもやりたいときは、こっそりしたり、方法を変えたりと見ていて楽しいですし、ハムスターが本当は何がしたいのかのヒントも得られます。

別荘を造ってしまう

散歩部屋が快適なほど何か持って行こうとします。寒くなってくると巣箱が快適になるため、諦めたように見えるかもしれません。

ケージの外に住もうとしたり、散歩中の休憩場所として、別荘を造ることがあります。
別荘に住んでしまい、自分から帰ってこない場合は脱走されたと考えて、飼育方法や飼育環境を見直しましょう

別荘を造ると決めた場合は、巣材に使おうとティッシュなどの紙や布、ビニールなどを散歩中に見つけて持って行ったり、エサをほお袋に入れたまま散歩に出ようとします。
散歩に出して、真っ先に別荘に行こうとしているのなら、脱走の準備をしているのかもしれません。

我が家でもケージの外に別荘を造る個体が時々います。
住み着くためではなく、ケージに帰っても暇なときに休憩場所として使ったり、暑い日に少し寝ているだけです。巣穴ではなく岩陰にある隠れ家のような感じです。
ほお袋をチェックしてから散歩に出すため、別荘は寝床がなかったり簡素な寝床があるだけです。

隠れ家程度の簡単に見つけられたり簡素な別荘を潰してしまうと、分かりにくいところに本格的な別荘を造られることもあるため、性格や衛生状態に問題がないのなら、そのままにしておくのも良いです。
自分からケージに帰ってくる個体なら、散歩ルートに隠れ家用の空き箱や、体毛が汚れた時用に砂浴び場を置いて、飼い主公認の別荘を造っても良いです。

どこに別荘を造っていたのか分かっていたので、気づいていないふりをしていましたが、干していたカボチャのタネを全部とミルワームのサナギを持って行ってしまったので撤去しました。

私は散歩中に別荘で寝てしまった個体を、そのまま放置することもありますが、朝には自分でケージに帰り、巣箱の中で寝ていることがほとんどです。
下記のコラムのように、散歩前にエサを持って出ようとすることが時々ありますが、何故か自分でケージの出入りしてまではエサを持って行こうとしません。
また、別荘にウンチは見つかることがあっても、オシッコをした形跡を見つけたことがありません。この記事の執筆時点でハムスターの飼育歴が20年を超えているため、部屋でオシッコをしているのなら、少しくらいは臭うはずなのですが。
ケージの中でもウンチは巣箱ですることが多く、オシッコは遠くても決まった場所でしか出さないですし、天敵に対して痕跡が残ることを嫌うため、ケージに帰るまで我慢しているのかもしれません。

どうしても別荘にエサを持って行きたい

いつものように散歩のために飼い主を呼んでいるのですが、明らかにデカペレ(実験動物用のペレットなど)がほお袋に4つ入っている。
ほお袋をグリグリすると、ペレットが入っていることをばれたと分かり、巣箱に戻ってしまう。
しかし10分〜1時間くらい経つと、またペレットを持って行きたい衝動を抑えられなくなり、散歩に出してほしいと飼い主を呼んでいるが、ペレットが3個に減っている。
次も、ほお袋をグリグリすると諦めて巣箱に戻ってしまうが、またしばらくすると散歩に出してコール。
次はペレットが2個に。その次は1個にと、ばれないと思っているのかペレットを1つずつ減らしていたようです。
最後は、ほお袋の中が空の状態で散歩に出してコール。さっきまでは飼い主が掴みやすいようにケージの出口で待ってたのですが、ケージを開けた瞬間、ものすごい勢いでケージから出て行こうとしました。

ダメなことを理解し、人間をだまそうとしようとするくらいは知能がある、分かりやすい行動でした。
また野菜やオヤツではなくペレットなのもポイントで、管理しやすく栄養があるという認識は、飼い主と同じようです。
ちなみに、与えたカボチャのタネをケージから持ち出し、窓際で乾燥させていたカボチャのタネの容器に戻した個体もいます。乾燥が終わった頃に全部持って行かれましたが。

拾い食いと盗み食いの違い

風で落ちた空になったピスタチオの袋です。悪いことをしていると思っていないので、余裕で撮影できました。

野生で巣穴から出る理由の1つに、エサの採取があります。
しかし、何でも食べたり持って帰ったりする訳ではなく、誰の所有物かを理解して採取します。
ハムスターは子だくさんで、子供の頃からエサの取り合いで何度もケンカを経験しているため、食べ物に困っていない限り、他人の食べ物を盗んでまで食べようとしません。

拾い食い

床などに落ちているなど、所有権がない物を食べる。
それが何か分からないときは、口に入れて確認する習性があるため、囓っていても食べていないことがあります。

  • 飼っているミルワームは生息している、乾燥中の自家栽培のヒマワリの種は落ちていると考えるため、飼い主に所有物ではないと考えやすいです。
    ミルワームの場合、ケージの蓋を閉めていれば簡単に防げます。どちらかというとミルワームの飼育に使っているパン粉を持って行こうとします。
  • 散歩のルート上に食べ物があると、テリトリーに入ってきた物は自分の物だと考えることもあります。袋が開きっぱなし、床に袋ごと落ちているなど。食べ物は高い所へ置いて、風や振動で落ちないようにしましょう。
  • 床などハムスターが行き来できるところに、人間用のお菓子を置くと持って行こうとします。飼い主の臭いがほとんどしないため、飼い主が食べていることを知っていても飼い主の物では無いと考えている可能性があります。
  • 食べかすが床に落ちていると、これは所有権がない物になるため、見つけ次第食べられます。乾燥してカチカチになった米粒も食べます。
  • 食べたりほお袋に入れている所を目撃したときに、逃げたりする場合は盗んでいると自覚があります。つつかれても、めんどくさそうな顔をしたり、捕まえても黙々と食べている場合は、盗み食いしている自覚はありません。

盗み食い

ペットの場合は飼い主に所有権がある食べ物。
縄張りを持ち他者に干渉しようとしないマイペースな動物なので、飼い主の所有物だと理解している物には、あまり興味を持ちません。

  • 脱走のためケージの外に出ている場合は、死活問題なので盗み食いすることがあります。
  • 栄養が足りなかったり、極端にオヤツを制限している場合は、盗み食いするかもしれません。
  • 真っ先にエサの確保に行くようなら、栄養に問題があると考えましょう。
  • 甘やかして育てていると、何でも食べて良いと考えることがあります。
  • 同じ部屋で過ごしていても、机の上は飼い主のテリトリーになり飼い主の所有物だと考えます。人間が食べている物は欲しそうにもしません。食べ物が置いている台などに、登ろうとしているなら注意しましょう。
  • ケージの中からでもエサを置いている場所は理解しているため、簡単に行き来できる場所なら散歩中に場所の確認することはあります。
  • 力関係がハッキリしていたり、単なる興味で、他のペットのケージに入って食べることもあります。産まれた瞬間から授乳で争うため、弱い者から奪えると知っています。飼い主の食べ物を盗み食いする場合、もしかすると飼い主が自分より弱いと考えている可能性もあります。

拾い食い・盗み食いを見つけたら

どうしても食べられると困る物は、その場で奪い取りましょう。
盗み食いでも、飼い主がしっかり栄養や保管場所の管理できていないことが原因で、ハムスターに責任はありません。
それが危険な食べ物であっても、ハムスターにとっては苦労して採取した食べ物なので、奪い取ってしまうと嫌われてしまう可能性があります。
判断が難しいと思いますが、食べても健康や今後の飼育に影響が無いのなら、そのまま食べさせた方が良いこともあります。

散歩中に飼い主がして良いこと・悪いこと

私の足下を通過しようとしています。馴れたハムスターにとっては、飼い主も障害物だったり安全な隠れ場所だったりするため、油断しているとケガをさせてしまいます。

散歩慣れしていても、散歩に出たばかりだと捕まってケージに戻されたくないため、飼い主には近寄ってこず音や振動にも敏感です。
逆に巡回が終わると、飼い主の近くもウロウロするようになるため、時間によって何をするか使い分けましょう。

巣箱・ケージの掃除はしない

縄張り(ケージ)を離れたときに、縄張りを荒らされたと思います。
荒らしているのではなく綺麗にしてくれている、溜めたエサを捨てられてもすぐに補充ができるなど、飼い主との信頼関係が築けているのなら、掃除することもできます。逆に掃除中に散歩させることもできます。

散歩部屋の掃除はしない

ハムスターを散歩させていると、いつもは気にならない場所や物が気になり、散歩部屋の掃除をしたくなります。
ハムスターの上に物を落としたり、巡回路を変えてしまったり、驚かせないように、次の日まで我慢しましょう。また散歩が終わって直ぐに物を動かしてしまうと、安全確認したはずの場所を荒らしてしまうことになるため我慢しましょう。
逆に自分が何も気にならないのなら、いつもと違った姿勢で部屋を観察してみましょう。

ケージの外ではエサは与えない・食べさせない

散歩に関わらず、ケージの外の方が、おいしいエサが食べられる、採取できると考えてしまうとトラブルの原因になります。
さらに、散歩なのか食べ物が欲しいかも分かりづらくなります。
エサの時間の前に散歩に出して、ケージに帰った後にエサの時間にする方法が良いですが、完全な空腹状態はダメなので寝起き直ぐに散歩に出すのはダメです。普通は支度ができてから、縄張りの巡回をするので、無理に出さなければ問題になりません。
ケージの中でしっかり食事ができないのなら、エサを持ち出し散歩中に食べようとするかもしれません。

飼い主も飲み食いはしない

きちんと飼えているのなら、飼い主が食べている物を欲しがることはありませんが、オヤツとして与えている物に近い食べ物なら、自分のために持って来てくれたと思うことがあります。
ケージの外でエサを与えることだけではなく、人間の食べ物を与えて良いのか、ハムスターの期待や信頼を裏切って良いのかなど、判断が難しくなるため散歩中に飲食はしない方が良いです。

じゃがバター

ハムスターって省エネ動物なので、年寄り臭い食べ物好きなんですよね。

ジャガイモを蒸している最中に散歩に出してと呼ばれ、蒸し終わったジャガイモを部屋に持って帰ってくると思いっきり目が合いました。しかもガン見。 皿を床に置くと食べても良いと思ったのか、すすっと近づいて食べようとしました。さすがにバター付きの所を与えられないので、欠片を与えると、熱いままの必死で食べてました。
焼いた食パンなど熱いまま与えることがありますが、省エネ体質のなのもあって、ハムスターも温かい食べ物の方が美味しいみたいですね。

ウロウロしない

人間を恐がって逃げたり、ハムスターを踏んづけないよう、散歩中は歩き回らないようにしましょう。
どうしても部屋の中を移動したい場合は、ハムスターは部屋の真ん中を通らないので、飼い主は真ん中を通り、ハムスターに足音が聞こえるように、ゆっくり歩きます。
散歩が終わると飼い主に近づいてくることがあるので、終わりそうならすり足が良いです。
どうしても運動したいのなら、その場でできるスクワット程度にしましょう。

イスに座らない

イスや机の下も物影になるため、ハムスターには巡回すべき場所です。
イスや机に臭い付けしたり、慣れてくると飼い主の足下を歩くこともあるため、イスを動かしたときに足やキャスターで踏んづけてしまう可能性があります。

ジロジロ見ない・触らない・追いかけない

ケージの中でもジロジロ見られることを嫌がるのに、ケージの外を散歩中ならなおさら嫌がれます。
自由に行動させ、できるだけ干渉しないこと。撮影もダメです。
どんな行動をするのか、危険な所はないか、悪さをしないか、ハムスターが散歩中に観察することはたくさんあります。
しかし、ケージの外ではいつも以上に緊張しているので、ジロジロ見ていると、天敵だと思われたり、目線から逃げたりと、安心して巡回ができません。観察することも大切ですが、ハムスターを信用することや、部屋を散歩しやすい環境にするのも大切です。
隠れている(と思っている)姿を見つめたり探したりすると、そこには隠れられないと思い安心できなくなったり、隠れ方が上手くなり見つけることが難しくなるため注意しましょう。

飼い主は部屋から出ない

飼い主が居ない部屋や、無人の部屋の散歩はダメ。
あくまでも飼い主が部屋に居て、散歩をしている部屋は自分だけの縄張りではなく、人間との共有の行動圏だと認識させること。
犬の散歩の場合、散歩中に知らない人や犬と出会うため教えなくても理解してくれますが、ハムスターの場合は飼い主の行動から学んでもらう必要があります。

散歩は他のことに集中しない

小さいながらもハムスターが動くと音がします。
その音が、どこで聞こえるかはいつも把握できるようにしましょう。
本を読む場合は、熱中しすぎないようにマンガは読まない、テレビゲームをするのなら、すぐに止められるようオンラインゲームはしない、TVを見るのなら一時停止できるビデオにする、映画を観るなら字幕など、直ぐに止められて動かずできることを探しましょう。
テレビのスピーカーから出る音声は聞こえていないようで恐がりませんが、物音を聞き逃さないようにヘッドフォンをせずボリュームは小さめにしましょう。
電話やチャットもダメです。電話の相手の声で、恐がったという話を聞いたことがあります。多分飼い主のリアクションが原因だと思います。

散歩中に管理者がしていること

オススメはハムスターが散歩中に、床に寝そべって日記を書くことです。
これなら踏んづける心配もなく、騒音や振動も出ず、適度に観察しながら、行動をメモすることもでき、ハムスターも人間の行動を恐がらないので、散歩が終わったら飼い主を呼びに来てくれる可能性も高くなります。
散歩の時間とノートパソコンを使って、フォーラムやメールの返信をしたりもしています。

他には、部屋の真ん中で洗濯物をたたむ。タンスや押し入れを開けてしまうと、入ってしまったり、入れると考えるため、見てみる前ではたたむだけ。
床や棚のホコリ取り。座ってコロコロ(粘着クリーナー)を使う。落ちているゴミを手で拾う。
ミルワームの世話をする。エサを足したり、サナギを分けたり、脱皮した皮や死体の掃除する。
ヒマワリの種の選別など。悪い種を捨てる。エサの賞味期限を確認したりもする。怖がったり、もらえると思うことがあるので、袋を開ける音はさせないようにする。
探せばできることは多いです。

散歩中の健康チェック

ここまで強く臭い付けすることは珍しいです。何か気に入らない臭いが付いていたんでしょうか?

ジロジロ見ていると、ストレスを感じたりハムスターの本来の行動をしないため、ハムスターを信頼することも大切です。

毛繕いと臭い付け

情報をより効率よく収集できるように顔を洗ったり、臭い付けのために臭腺を足で擦ったりと、散歩中は毛繕いの頻度が増えます。
隠れられる場所で毛繕いし、臭い付けしながら歩き、また隠れてを繰り返しながら歩きます。
おなかの毛繕いや、後ろ足で脇腹(臭腺)を掻いたり、後ろ足をなめる行動は体に臭いを付けている行動です。
頻繁に歩き回る場所があるのなら、その場所を自分のテリトリーにしたいと思ってるかもしれません。
体毛が濡れて見えたり、毛並みが悪くなっていると、頻繁に毛繕いや臭い付けをした証拠なので、強いストレスを感じている可能性もあります。
後ろ足を舐めて臭い付けするため、部屋が汚れていると下痢皮脂腺腫になる可能性があります。

歩き方

健康なときの、歩き方や巡回順をよく覚えておきましょう。
たとえば、お腹の調子が悪いときは、お腹をこすらないように腹を地面から浮かせるように歩くため、臭い付けをしたり、ほふく前進も、あまりしません。体の右側に違和感があるときは、左側を壁にこすって歩いたり、その反対に右側から襲われないよう、右側を壁に沿うように歩いたりもします。
いつもは身を伏せたり、走り去る場所で、もたつくことがあるかもしれません。さらに、いつもは念入りにチェックするところを飛ばして、どこかでじっとしているかもしれません。
そのような行動を見逃さないようにすれば、症状が現れる前に病気を発見したり、ストレスを減らして看取ることに繋がります。

散歩中の観察(上級編)

散歩中に、エサを現地採取させたり、砂浴び場を設置すると、更に本能を満たせ、行動パターンが増えますが、飼い方が悪いとトラブルの原因になります。

ミルワームを現地採取させる場合は、床材に利用しているパン粉を掘って、周りをパン粉まみれにされるので、段ボール箱を囲いにしてミルワームのケージを設置しましょう。
ヒマワリの種やペレットを、現地採取させることもできますが、腐りにくい物はほお袋を満タンにして持って帰ってしまいやすく、野菜は食べる量より持てる量の方が少ないので、ミルワームがベストだと思います。
ミルワームは、保存しにくく栄養価が高いので、食べる量、持ち帰る量、どれくらい執着して探すのかを、参考にしやすいです。

ハムスター用の砂浴び場は小さい物が多いため、ウサギやプレイリードッグ用の大きな物を利用します。その方が砂もこぼれません。散歩中の休憩場所としても利用します。
散歩中はケージの中とは違い、臭いや汚れが付きやすく使ってもらいやすいことと、ケージの中のスペースも節約できます。

散歩中の目的の変化

この個体が暇になるとする行動の1つ、カーテン登りです。床にある物に興味がなくなると、他の場所に何かを探しているのかも。

慣れだけでなく、散歩の時間によっても違います。散歩開始10分は巡回でも、後半10分は探索になったりします。
大まかですが、上から順に行動目的が変わります。

探検(たんけん)

危険かもしれないと思いながら、知らない場所を調べること。
初めて散歩に出すと、緊張しながらも臭い付けしながら部屋を歩き回ります。

巡回(じゅんかい)

安全確認のために、縄張りや行動圏のチェックすること。
ハムスターに限らずペットとして飼われている動物の、散歩の目的や日課です。臭い付けした場所や知っている場所が安全か再チェックします。

冒険(ぼうけん)

成功するか分からないことを、やってみること。
少し散歩に慣れてくると、カーテンによじ登ったり、危険なことをするようになります。
壁と棚の隙間など安全に登れるの場所なら、それはまだ探検かもしれません。

探索(たんさく)

分からないことを調べること。
飼い主や他のペット、部屋にある物を知ろうとします。好奇心からの行動です。
社会性を学べますが、ジャンガリアンなどの人間をあまり恐がらない種類や個体だと、犬を噛んだり他のペットのケージの上を歩き回り、ケガだけでは済まないこともあります。

散策(さんさく)

目的を決めずに、あっちこっちへ行きます。人間だとこれが散歩ですね。
安心しきった状態で、運動がてらに歩く行動なので、ハムスターには当てはまらないです。しかし、暇になってウロウロしていることはあります。

散歩に慣れた基準

飼い主に近づき観察して、人間の行動を理解しようとしています。どんどん近づいてくるので少しピンぼけ。

安全だと思って油断するのは人間もハムスターも同じです。慣れたと思っても、トラブルが無くなることはないため、油断はしないようにしましょう。
好奇心の強い個体は、毎日散歩し2歳を過ぎても危なっかしいです。

帰りたいと呼びに来る・自分でケージへ帰る

散歩時間にバラツキがあっても、ケージの中が安全な住み家だと考えている証拠です。
ケージの外に住める場所がなかったり、少しだけ住みやすいと思っているだけで、仕方なく帰っているのかもしれません。

決まった時間に始め、決まった時間に帰ってくる

時間やルートが同じで習慣になっている証拠です。
この状態になると、ほぼトラブルを起こさず散歩がかなり楽です。
巡回という意味では正しい行動かもしれませんが、ペットなので部屋の散策を楽しめるくらい、心に余裕がある飼い方をしましょう。

ハムスターに近づいても逃げない

散歩を開始してすぐは、ケージに帰りたくないため、飼い主から逃げることがあります。
散歩に慣れてくると、飼い主の行動を覚えていたり、位置を把握しながら散歩しているため、飼い主が近寄ってきても、少しくらい音を出しても驚かず、立ち上がって何をしているのか覗き込んだりもします。

他の個体のオヤツや飼い主の行動を気にしなくなる

気にしないのではなく、自分以外のことを気にしなくなります。
他にもペットを飼っていると、その個体にエサを与える時に出る音を聞いて、オヤツをもらいに来るようになります。単独飼育だと、飼い主の行動時間を覚えて行動する個体もいます。
散歩慣れすると、体を動かしたくなると散歩に出て、終わればオヤツをもらえることが当たり前になり、ほとんどの要求が満たされます。さらに他のペットや飼い主の行動に影響されなくなり、ケージの中にいるときはしっかり休め、マイペースな生活を送れるため、ストレスも感じなくなります。
生活時間にブレが無くなり、行動がパターン化されるため、体調の変化に気づきやすくなります。

邪魔しても動じない

何かを臭ったり没頭しているときに、ハムスターを突いたり、興味の対象を少し動かしてもも動じない。
今は捕まってケージに戻されない、この程度なら怒られないなど、飼い主が自分にデメリットのある行動をしないと考えている。
甘やかしすぎたり、それどころではない場合もあります。

飼い主の行動を近くで観察する

ケージに帰されるとか、何か欲しいとではなく、純粋に人間の行動を理解しようとしている。
ゲームをしているとコントローラーを持つ手に掴まってきたり、服たたんでいると横で見ていたり、ハムスターと一緒に生活しているんだなぁ〜と思える瞬間ですね。

会話が通じる

当然、人間の言葉は伝わりませんし、怒鳴って止めさせる方法でもありません。
飼い主が何かを伝えようとしていることを、タイミングや行動から察して動いてくれるようになります。
「そろそろケージに帰ろう」「もう少し後で来て」など、ハムスターにとってネガティブな行動に従ってくれるようになると、伝わっていると思います。

散歩を飽きさせないために

しつこく散歩をねだるので、試しにペットボトルのラベル剥がしを覚えさせよとしましたが、少しだけ剥がして止めてしまいました。飼い主がしてほしいことを理解できるところは凄いんですけ、好奇心でやっているだけなので続かないんですよね。

巡回できる範囲が狭かったり、散歩慣れして巡回するところが少ないと、時間を持て余してしまい悪さをする可能性があります。
毎日散歩させていると、時々散歩に出ようとしない日があるのは、散歩をしている部屋が安全だと思っている証拠ですが、今まで気にしなかった物や場所に興味を持ったり、動物らしくない行動をする可能性があり、トラブルを起こしやすい状態です。

巡回ルートに空き箱や空のペットボトルなどハムスターが障害物だと思う物を、置いたり位置を変えたりします。
牛乳パックで作ったトンネルを置くのも良いです。熱心に臭い付けしたり、中を確認しようとしたりします。
興味がなくなったと思っても、数日経つと臭い付けのために確認しようとすることがあります。

きれい好きより、床に物を置いて散らかしてしまう飼い主の部屋の方が、ハムスターには楽しい部屋になる訳ですが、事故の原因になるため適度に散らかしましょう。
次のページに、散歩に飽きたり終わったりしたときの行動をまとめてあります。

ペットボトルを運ぶ

時々、床に落ちた空のペットボトルを運ぼうとするため、あえて床に置くようにしています。
ゴールデンハムスターでもペットボトルは大きいため、うまく運べず同じ所をクルクル回ったりと、障害物にぶつかったりと、1日に1mも進みません。
必ずケージの方向を向いて押したり噛んだりするため、多分足場を作ろうとしているのだと思いますが、直ぐに諦め時々しかしないため、結局何がしたいのかは不明です。