皮脂腺腫(ひしせんしゅ)
症状
- 皮脂腺(ひしせん。臭腺:しゅうせん)に、はれ物ができる。
原因
- 体質。
- ストレス。
ハムスターは臭腺から出る分泌物で縄張りに臭い付けします。
そのため、体質や性格より、ストレスが大きく影響します。
治療
- ヒフを切断してウミを出した後、消毒、抗生剤の投与。
予防
- 清潔で安心できる飼育環境。
- イライラさせない。
アドバイス
臭腺の分泌物が出口でつまって、中で化膿を起こしたり、シコリになります。
分泌物が固まり、ボロボロと取れることもあります。
あまり大きくなりません。大きくなるようなら脂肪腫らしいです。
ゴールデンハムスターは腰の辺りに一対ずつ、ジャンガリアンハムスターは人間のヘソの辺りに、臭腺があります。
オスが特に発達して、健康な状態でも腫瘍と間違える飼い主もいます。
メスはホルモン性皮膚炎が多いです。
臭腺からの分泌物は、縄張りに臭いを付けるときだけでなく、興奮したときにも出ます。
ビックリしたり怒らせると、オシッコをちびったのかと思いくらい大量の分泌物が出ます。
簡単に言うとストレスが強いときほど大量に出てしまい、毛繕いや擦りつける回数が増えるため、汚れて詰まったり細菌が感染するきっかけが増えます。
縄張りを主張するためオシッコを1ヶ所でしない(トイレを覚えていない)、体にオシッコで臭い付けをしてしまうなど、さらに細菌が感染しやすく悪循環になります。
垢のように溜まった分泌物の塊を取るだけで治ることもあり、事例も多いため、まずは動物病院で診てもらいましょう。 ストレスや体質は獣医師では解決できないので、飼育方法や環境は必ず見直しましょう。
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