もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

散歩とは・ケージの外に出たがる理由

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散歩に出す前に、ケージから出たがる理由や出さない方が良い理由を知って、本当に散歩が必要なのか考えましょう。

かわいらしいハムスターは写真でも見られますが、散歩中は野性味たっぷりの行動や表情が見られるため、動物好きにはペットを飼育している理由に、ハムスターには一番の楽しみの時間です。
しかし散歩は、縄張り関する本能的な行動なので、理解しないままケージから出してしまうと、トラブルが増えるだけでなく事故で死亡することもあります。
正しい方法で散歩させると、心と体の本能を満たせ生き生きするだけでなく、病気の早期発見や何を考えているのかも分かるようになるかもしれません。

このページは「散歩とは・ケージの外に出たがる理由」「散歩の準備」「散歩中に注意すること」「ケージへ帰ってもらう方法」の1ページ目です。

散歩とは

置いてある容器に臭い付けしながら、進行方向の様子を全身で感じ取りながら歩く、巡回中ならではの行動です。

ハムスターの散歩は、運動ではなく縄張り(テリトリー)や行動圏(ホームレンジ)を見回り(パトロール)したり新しい場所を探検することが目的です。

散歩が必要な理由

ハムスターは、ほお袋を進化させ、巣穴にエサを溜めることが得意で好きな動物ですが、エサを探したり、パートナーを探すには、巣穴の外に出る必要があります。しかし、目的も計画もなしに巣の外に出ると、天敵に見つかったり、ライバルに縄張りを奪われたりします。
そうならないために、驚異になる敵がいないか、逃げるための通路が使えるかなどを、確認する為に縄張りを巡回する訳です。
確認するということは、その場所の様々な情報を覚えていたり、計画性があったりと、かなり頭を使います。
好奇心より、危機管理や防御反応に近い本能的な行動のため、散歩をさせないと、恐怖心が強くなったり、虐待に近くなるので注意しましょう。

野生のゴールデンハムスターでは、半径10〜15mの縄張りを毎日巡回しています。出会いの場やエサ場を含む行動圏を入れると、もっと広いと範囲を巡回しているのかもしれません。しかし、ケージどころか部屋ですら、そんなに広くはないと思います。
人間に改良され、何万年も一緒に過ごしている犬でも、縄張りの巡回をする習性があり、室内犬ですら散歩しないとストレスが溜まります。ハムスターが人間と過ごすようになってから、100年ほどしか経っておらず、縄張りを巡回する習性はそのまま残っていると考えましょう。

散歩って難しいの?めんどくさいの?

環境が整い散歩に慣れてしまうと、ハムスターに呼ばれたらケージの出入りを手伝うだけで、飼い主がすることはほとんどありません。

しかしハムスターの散歩は、本能に任せケージの外で一時的に放し飼いする方法なので、安全に散歩させるには、飼い主の準備や知識、とっさの判断力が更に必要になります。ケージの中だけで飼うことに比べるとかなり難しいと思います。
また、ハムスターの頭の良さや運動能力を甘く見ていると、対処できないかもしれません。しかしそれがハムスターの本来の姿で、ペットの飼育で難しいとこですが、それも楽しみながら対処できれば、ベテラン飼い主に一歩近づけます。

散歩をさせるメリット

散歩部屋に変化がないか、しっかり確認します。

安心して生活できる

これが散歩が必要な、一番の理由ではないでしょうか?
臆病なはずのハムスターがイライラせずに、ボーッとしたり、ぐっすり眠ることができるのも、縄張りを巡回する習性があるからです。実際にハムスター自身が見回りをすることで、通路の安全確認や、天敵などの危険がないことを実感でき、さらに安心して生活できます。
しかし、飼い主が恐怖の対象になっているのなら、脱出経路を探しているかもしれません。

運動になり頭も使う

消費カロリーだけで考えると、回し車を走っている方が運動になります。
しかし、ステルスゲームやスパイ映画の主人公のように、匍匐前進(ほふくぜんしん:伏せて歩く)したり、コソコソ走ったり止まったり、勢いよく乗り越えたり、こっそり覗き込んだりと、頭も含め体が持っている性能をフルに活かせるため、本能的要求を満たせ精神的にも生き生きします。

負担無くハムスターを触れる

散歩に出るときは、ハムスターが自分から寄ってきて、掴んでケージから出してほしいとせがんできます。
嫌がることもなく触れるので、体重、毛並みなどなどの、健康チェックができます。人間に触れると、自分にとって良いことが起こると覚えると、普段でも体を触られることを嫌がらなくなり、掃除の時や通院も安心です。
ちなみに私は、ケージから出すときに、うっかりハムスターの頭や足をケージにぶつけたりすることがありますが、散歩前は全く気にならないくらい散歩が楽しみなようです。

観察がしやすく病気の早期発見ができる

歩き方や様子などを観察しやすくなります。
ケージの中ではケージの中でできる行動しかしませんが、ケージの外だと動きや表情などにバリエーションが増えるので、より詳しく性格や習性を知ることができます。
動きにバリエーションが増えるということは、病気などを発見しやすくなるきっかけが増えるということです。
ハムスターは毎日縄張りや行動圏の巡回するくらい几帳面な性格ですが、部屋の中を巡回しても安全で新しい発見も少ないので、少しでも体調が悪いと、面倒くさくなって散歩に出たがらないことがあります。

社会性が身につく

危険でない物なら、どんどん触ってもらって学習してもらいましょう。ちなみに倒れたペットボトルを立てようとしています。

生物だけではなく、物の関わりについてもです。
ハムスターは壁や床に体をこするように歩き、臭腺から出る臭いで、あっちこっちに臭い付けをしています。人間にはほぼ無臭ですが、その臭いには、縄張りの主張だけでなく、様々な情報を含んでいるため、他のハムスターの情報が分かります。
犬が電柱にオシッコをしたり、人間がネット掲示板の確認しているのと同じで、臭いの元が何か知ったり考えたりできます。会ったこともない犬同士が喧嘩するのと同じで、デメリットもありますが、それは別問題なので問題をすり替えないようにしましょう。
他には、ケージの中に無い物や本能的に知らない物を見つけ、臭いを嗅いだり囓ったりと学習します。囓るといっても、ハムスターは視覚(見たり)や触覚(触ったり)が人間ほど発達していないので、感覚器が成長途中の人間の子供が口に物を入れて確認する程度の話で、壊したりするのは別の話です。

飼い主のことをよく知ってもらえる

散歩中は飼い主の居場所(飼い主の縄張り)もチェックするため、飼い主のこともよく知ってもらうきっかけになります。

部屋を綺麗にする習慣やきっかけができる

飼い主自身、今の部屋に慣れてしまって、不便さに慣れてしまったり、掃除がおっくうなっていないでしょうか?
散歩中のハムスターを観察していると、人間とは違う目線や経路で部屋を隅々まで歩き回るため、危険な所や綺麗に掃除できていない場所が分かります。赤ちゃん目線で部屋を見て、危険箇所を見つけるよりも効果的かもしれません。
ハムスターは毛並みが良く歩くモップ状態なので、太っている個体や体毛が長い個体は汚れやすいです。短毛(普通)の個体だと、お腹を擦らず歩けるため汚れづらいです。

ケージの快適さが分かる

ケージの中より快適な場所を見つけると、別荘どころか本邸を造ってしまったり、ケージに帰ることを嫌がります。
散歩が本来の行動圏の巡回なら、行動圏の安全が確認できれば安心できる巣穴(ケージ)に戻り、冬などの巣穴に籠もる季節には巣穴から出たがりません。必要以上にケージの外に出たがるのは、ケージの中が安全で快適ではないと、ハムスターが考えているからです。1日に何度もケージから出たがったり、異様に回し車を走るのも、ケージの中が不快なのかの目安になります。
ペットが死に場所を選ぶというのは、有名な話だと思います。飼い主に迷惑がかからないように、こっそり死ぬわけではありません。死ぬ前の苦痛で不安な時期に、自分が最も落ち着ける場所に行き、そこで息絶えてしまうのです。
いないと思ったら、家具の隙間で亡くなっていたということがないように、ケージの中が最も落ち着ける場所にしてあげましょう。

ストレス発散になる

本能的な要求を満たせるため、ストレスを発散でき、多少のことではイライラしなくなります。

その日はおとなしくなる

散歩をすると翌日(その次の散歩時間)までは、夜中にゴソゴソしたり、ケージを噛んだり、回し車を全力疾走したりせず、かなりおとなしくなります。
ケージが悪くて脱走しようとしている個体は、散歩だけでは解消できないので、おとなしくないかもしれません。

散歩させない方が良い種類・時期

ジャンガリアンじゃないですよ。特にチャイニーズハムスターはケージの外を恐がります。

ハムスターの生態をよく知らない頃は、どの種類のハムスターでもケージの外に出たがり、ケージを噛んだり脱走したりとするのかと思っていましたが、自分で飼い続けたりベテラン飼い主さんの話を聞くと、間違っていることに気づきました。
ケージの外に出たがらないハムスターに、散歩以外でもケージから出す習慣をつける必要はありません。トラブルが増えるだけです。

ゴールデンハムスター以外のハムスター

しっかりした環境で飼っていると、ジャンガリアンハムスターはケージの外に出たがりません。それどころかケージの外は怯えます。ロボロフスキーハムスターはもっと怯え、どこかに走って隠れてしまい、捕まえるのも大変です。
ゴールデンを散歩させていることを知っているジャンガリアンでも、散歩に出たがることはありません。

しかし飼育環境が悪いと、ケージの中で要求を満たせないため、ケージの外に出ようとします。
私が初めて飼ったハムスターは、酷い環境で飼われていた個体を家族が引き取ってしまったため、仕方なく世話していたジャンガリアンハムスターなのですが、私を怖がらなくなると、回し車を登ったり、トイレ掃除を見越してトイレで待っていたりと、ケージの外に出ようとしていました。
運動不足のために走り回り、ケージの外に安全な場所が無いため気まぐれに帰ってくる脱走状態で、今考えてもとても散歩とは言えなかったです。当時は私の飼い方が悪かったことも原因ですが、自分から帰ってくることはほとんど無く、ほぼ毎日探して捕まえてました。
ハムスターは「巣に固執する」ため、飼育環境が良いと出て行こうとせず、飼育環境が悪いと脱走しようとするという基本は忘れないように。

特に、爬虫類用のケージなどの広く快適なケージで飼っていると、ハムスターはケージから出たがらなくなります。というか、ケージの外を怖がります。ケージの中の生活が満足できる環境だと、縄張りの外に出るリスクの方が大きくなってしまうのだと思います。
ただ広いだけのケージや、飼い主の世話ケージのレイアウトが悪い場合も、散歩に出たがります。

ゴールデンハムスターだけは、100%の個体が散歩に出たがるようです。
ペットショップの展示用の巨大なケージでも、ケージに張り付いてうろうろしているのは、ゴールデンハムスターばかりだと思います。また、ゴールデンハムスターは飼い始めはケージから出たがらず、飼育環境が良くなればなるほど、散歩に出たがるような感じなので、散歩に出たがらない場合は飼い方に問題があるのかもしれません。
縄張り(テリトリー)と行動圏(ホームレンジ)の区別ができ、そこそこ安全だと思うと本能を満たそうと、行動的になるのかもしれません。

妊娠・育児中

普通は巣箱に籠もり、出たがらないと思います。
何より、ケージの外で流産や出産、育児してしまうと大変です。
ケージの外に出たがる場合は、ケージの中の環境が悪く子育てできないと思っているか、栄養が足りないと思いましょう。

迎えて1ヶ月以下

生後2ヶ月弱、迎えて2週間くらいです。飼い主を呼べるようにもまだしていません。時間になると出てきてエサを受け取るくらいは懐いていますが、カメラが何なのか理解できずフリーズしてます。このページの一番上の写真と同じ個体ですが、カメラへの反応が全く違うことも分かると思います。

このサイトでは迎えて1ヶ月はエサやトイレ掃除などの最低限の世話だけをする、馴らし方を薦めています。ケージの中が縄張りだとしっかり意識してもらう期間でもあるからです。
縄張り意識が低く、好奇心の旺盛な、子供のハムスターをケージから頻繁に出してしまい、縄張り(テリトリー)と行動圏(ホームレンジ)の区別ができないように教育してしまうことがあります。物の分別も付かない頃なので、危険な物を齧って事故に遭う可能性もあります。
私の目安ですが、生後3ヶ月以上、ゴールデンハムスターでも飼育を始めて1ヶ月以上、十分飼い主になついて、トイレなどもキッチリ覚え、環境になれたと思えるくらいにならないと難しいと思います。

ケージの中でのトラブルが解決していない個体

トイレ以外でオシッコをする、巣箱で寝ないなど、ケージの中で縄張りに関するトラブルを起こしている個体は、まずレイアウトを見直すなどして改善しましょう。
この状態で散歩に出すと、ケージの外まで縄張りが広がってしまい、解決しづらくなるだけでなく、飼い主公認の脱走になってしまいます。

冬・寒い時期

野生のゴールデンハムスターは、冬はほとんど巣穴から出ずに、暖かいうちに溜めたエサを食べて冬を乗り越えるらしいです。
飼育環境でも他のハムスターに比べて、冬場はあからさまにめんどくさそうな行動をする個体もいます。

ペットとして飼われているハムスターは、冬を乗り越えられる量のエサを溜めることはできず、せいぜい数日分しか溜められません。なので、寒くてもエサ入れのエサを回収するために、巣箱から出てきます。ハムスターの感覚だと、新鮮なエサが出てくる場所(エサ入れ)が寝床の少し離れた場所にあるので、寒いけど取りに行っている感じです。
その時に、飼い主を見つけると、エサをもらおうか散歩に出ようか迷っていることがあります。それを、散歩に行きたいのだと思い込んでケージから出したり、ケージの外がハムスターが思うより寒かったりすると、人間に捕まると寒くて怖い場所(ケージの外)に連れて行かれると思い、飼い主のことが嫌いになる可能性があります。

地域や飼育環境にも差はあると思いますが、私の住んでいる神戸では、10月末くらいから少しずつ散歩に出たがる日が減り、散歩時間が短くなったり、巡回する場所も減ります。12月から2月くらいはほとんど散歩に出たがりません。
真冬でも、最高気温が15度くらいあると、ゴールデンハムスターは散歩に出たがることがあります。このくらいの温度が、活発に活動できる最低気温でもあるということです。ジャンガリアンやロボロフスキーならもう少し低い温度でも活発になります。

散歩に出たがらない冬場でも、外の様子が気になるようで、久しぶり散歩に出すとなかなか帰ってこないことがあります。
凍死する危険性もあるため、冬に散歩させるのなら十分に注意し、ハムスターが外の様子を気にしなくても良い様に静かに飼いましょう。

人間用の暖房器具で部屋全体を暖めていると、冬でも散歩に出ようとします。
部屋が快適な温度なのかの判断材料にもなりますが、換毛がうまくできず体調を崩す可能性もあるため、巣箱だけを適温にして、冬は散歩に出たがらない飼い方をお薦めします。

ゴールデンハムスターは春になると、中腰状態で立ち上がり、鼻を突き出しキョロキョロしてケージの外を気にしだすと、そろそろ散歩のシーズンです。
私の感覚だと、今日は暖房がなくても大丈夫かな?と思うような日が続くと、ハムスターが散歩に出たがるようになります。

いつもより散歩に行きたがる日

必死で近づいてきても、ケージから出すとすぐにオヤツをもらいに来る、散歩に行ってくれないジャンガリアンです。

毎日散歩に出していても、いつもよりケージに外に出たがる日があります。
元気がない気がするので行動の確認をしたいなど、散歩に行ってほしい日に合わせて飼い主の行動を変化させると効果的です。
散歩に出してない場合は、ホントは気になっていると考えながら読んでください。

気になるパターン

昼間でも常に熟睡しているわけではなく、巣箱の中からでも音や臭いを使いケージの外の様子を気にしています。
散歩をすることで部屋がハムスターのテリトリーになっているため、部屋の掃除や模様替えをすると、散歩ルートに変化があったと思い確認しに行きたくなります。
服をたたんだり、扇風機を片付けたり、通販の商品が届いたり、知らない人が来て帰った後などなど、飼い主が普段しないことをした日はハムスターが気にしていることを忘れずに。

元気パターン

暇だったり、体調が良いと体を動かしたくなり、散歩に行きたがります。
散歩に出していない個体だと、やたら回し車を走ったり、ケージをよじ登ったりすることもあります。
オヤツを与えたら食べ過ぎて動けなくなったり、ヒーターを設置したら寝過ごしたりと、前日に散歩に行けなかった場合が多いです。
普段与えないオヤツを与えた、回し車が新しくなったなど、興奮して眠れない日は深夜でも元気なことがあります。

散歩に行きたがらない日・散歩に出したくない日

ペットショップから家に着くとすぐに寝ようとしていた、気の強い個体の体重を量ったときの写真です。この個体は意思表示が分かりやすかったため、散歩デビューが早くトラブルもほぼありませんでした。

ハムスターを散歩に出したくないときにも使える方法もありますが、体調に影響するため、意図的に実行しないようにしましょう。

急激に寒くなった・寒いが続く

別コラムに書いてあるとおり、冬は散歩に行きたがらないです。
季節の変わり目など、昼と夜の温度が大きい日は、体調を崩している可能性もあるため注意しましょう。

久しぶり涼しい・温かい

暑い日の合間に涼しい日があると、その日は巣箱でグッスリ寝て出てこないことがあります。
エアコンやヒーターを初めて使った日は、そうなりやすいです。逆に考えると、普段は睡眠不足になっている可能性もあります。
暑い日はハムスターも眠れないため、避暑を探しのために散歩に出て、巣箱より涼し場所あればそこに別荘を造ることがあります。

美味しい食べ物をたくさんもらった

悪いパターンとしては、盗まれないように、エサ置き場から離れようとしません。
比較的良いパターンとしては、腹一杯になってグッスリ寝ています。
我が家では食パンや焼き芋を与えると、ちびちびと2日くらいかけて食べて、散歩に行かない日が続く個体もいました。ナッツなど保存に適したオヤツは、溜めるだけなので効果がありません。

昼間グッスリ眠れなかった

よく馴れている個体でも、工事の音(主に振動)で寝不足になります。
ドンドンと音を立てて歩く人も、怖がることがあります。
耳をたたんだり、巣箱をウッドチップで塞いだりするため、飼育環境さえ良ければ、少しうるさいだけでは影響はありません。長時間うるさいと影響します。

嫌いな人がいる・人がたくさんいる

触ろうとした、ジロジロ見つめる、急に動く、足音がうるさいなど、ペットを飼い慣れていない人の行動が恐がる原因になります。
嫌いな人のことも覚えていて、その人がいるとケージの外を警戒して、酷いと巣箱からも出てきません。
我が家では、ハムスターを触りたがり姪が来ると、一度も触られたことが無くても、身の危険を感じて出てきません。無理に散歩に出しても自分から直ぐに帰ってしまいます。
逆に、全く警戒しない相手だと、来客中でもいつもと同じように散歩します。飼い主から散歩中にオヤツをもらえないと理解しているため、お客からオヤツをもらおうとすることもあり、お客を喜ばしてくれます。

昨日酷い目に合った

散歩から帰そうとして追いかけ回してしまったとか、ケージに帰りそこねて、寒いのにケージの外で過ごしたなど。
飼い方が悪いと、何としてでも散歩に行こうとするため、扱い方が悪かったかの判断には使いづらいです。

病気や怪我をしている

数ヶ月もあれば散歩に慣れるため、老化現象が現れるまで元気なときの行動は十分観察できます。
部屋に危険が無いことも理解できるため、少し体調が悪かったり、気分が優れないと、散歩に行こうとしなかったり、散歩の準備が遅かったりと、変化が現れます。

他のハムスターの行動も見よう

ゴールデンハムスターだけを散歩に出している場合でも、散歩をさせていないジャンガリアンがグッスリ寝て巣箱から出てこないなど、天候が原因で散歩に出たがらない場合、同じ部屋で飼われているハムスターも似た行動をします。
散歩の後のオヤツを与えるときに出る音を聞いて、散歩させていないロボロフスキーが巣箱から出てきたりと、他の個体の行動を合図に行動することもあります。