老化(ろうか)・老衰(ろうすい)

症状

  • 動きが鈍い。
  • やせている。
  • 眠る時間が増える。
  • まれに歯ぐきが弱り硬い物が食べられなくなる。

原因

  • 寿命(老化)。

治療

  • NO DATA。

予防

  • NO DATA。

アドバイス

老化は病気ではありませんが、年を取ると筋肉や内臓の機能、代謝、免疫力も低下するため、病気になりやすくなります。

死因になる病気がなく、老化で体の機能が低下して亡くなると老衰死です。
内臓全体の機能が徐々に低下(多臓器不全)し、生きるためのエネルギーが少しずつ足りなくるため、寝たきりに状態なり突然亡くなることはありません。
ハムスターに有効な検査方法が少ないため、病気を見つけられず寿命と言われることがありますが、病気がなかったということではありません。
寿命は病気や事故で亡くなった個体の数も含んでいるため、老衰で亡くなった場合は平均寿命より長生きします。
聞いた話では、ゴールデンハムスターで8歳、ジャンガリアンハムスターで5歳くらいが、最長の寿命です。
カラーブリードが原因で先天性の問題がある個体が多いため、老衰死する個体はまずいないと考えましょう。

高齢になると、エネルギー消費の大きい筋肉を減らして、内臓の負担を軽くしようとします。
病気で内臓が悪いと筋肉を維持できず痩せてきますが、逆に太っているのなら回復する為の余裕があるということです。
ハムスターは体毛があるので、見ただけでは分かりにくいですが、背中あたりをさわってみると筋肉が減っていることがわかります。
若いときは餌の時間になると飛び出してきますが、食べることや起き上がることも大変になるため、餌の時間になっても起きてこなくなったり、活動時間がずれやすくなります。

筋肉や食事の量が減ると、体温の維持が難しくなり免疫力が低下します。
免疫力が低下すると、腫瘍ができやすいだけでなく、細菌やウイルスの感染に弱くなり、結膜炎皮膚炎肺炎などを発症しやすくなります。
さらに代謝が低下してしまうので、傷の治りが遅くなります。
トイレを覚えられない、ケージの通気性が悪いなど、飼い方の問題が病気になって現れます。
体温の調整が上手くできなくなり、体力も低下するため、下痢凍死(疑似冬眠)熱射病になりやすくなります。
温度調整はエアコンやヒーターで比較的簡単にできますが、体力の低下で寝床作りが困難になっていと、適切な温度管理と衛生的な環境の両立が難しくなります。
完全に動けなくなると、毛繕いや寝床を作る手伝いはした方が良いかもしれません。

若いときに無理をしていると、その場所が先に弱り(老化)ます。
それに個体差が混じるため老化は個体差が大きく、シニア用フードはあまり役に立ちません。
たとえば同じ肥満症でも、肝臓が弱っている個体と、関節が弱っている個体では、必要な栄養が違います。
そのためシニア用フードでは栄養不足で弱ることがあるため、まじめなフード開発者とペットフードメーカーが揉める原因にもなっています。
また弱っていると、点滴や強制給餌で栄養を補おうと思うかもしれませんが、無理矢理栄養を摂らせると、吸収できず体が浮腫んだり腹水が溜まるなど弱らせてしまうことがあります。
獣医師の力を借りるなど、弱っているところを見つけてから餌を選ぶと、苦痛も少なくなります。

特に悪い場所がないのなら、病気や栄養のバランスより、元気や体力を落とさないことが重要になります。
実験動物用のペレットの長期飼育用などの、栄養のバランスや原材料に問題がないのなら、基本的には主食はそのままで、副食でバランスを取るようにしましょう。
歯より胃腸が弱りやすいため、ペレットを砕く必要はありません。
食べる量が減ってしまったり、臭いや味の感覚が落ちるため、味が濃くカロリーの高い物を好むようになります。
最後の食べ物がミルワームになることが多いため、ミルワームはお薦めです。

最後は自然死を迎えさせてあげたいと思うはずです。
食事の量が減り、食べなくなり、水も飲まなくなり、脱水症状になり、最後は食べられないことが原因で飢え死にします。
食べ物に困らない、安心で快適に眠る、最後にはペットとしてメリットが1つ無くなります。
しかし、保温や衛生的に保つなど、安心で快適に眠ることは飼い主の努力で最後まで続けられます。
食べられなくても餌を溜めることで、本能的に安心するため、餌は必ず用意しましょう。
目を閉じたまま寝たきりになっても、体が動かないだけで、脳や耳、体の感覚は働いています。
人間の場合は、話しかけたり手を握ってあげると安心することがありますが、ハムスターの気持ちは分からないので、静かにしてあげましょう。

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