細菌性皮膚炎(さいきんせいひふえん)・膿皮症(のうひしょう)
症状
- 脱毛。
- 発疹。
- ただれ。
- かゆみを伴う場合もある。
- 患部をさわると痛がる。
ハムスターは頻繁に毛繕いする動物で、さらにストレスで頻度が増えてしまうために、ストレス性脱毛と間違われることもあります。
ホルモン性皮膚炎、ニキビダニ症、皮膚糸状菌症の二次疾患として発症することがあります。
菌が原因の似た病気に、真菌性皮膚炎があります。
原因
- キズから細菌が感染。
- 不潔な飼育環境。
- 免疫力の低下。
治療
- のみ薬(抗生剤など)や塗り薬で治療する。
- 消毒。
- 洗浄。
予防
- ケガをするような環境や、不衛生な環境で飼育しない。
- トイレで眠らさせない。
- 床材にはウッドチップを使う。
アドバイス
体を搔かないように、ハムスターの首にエリザベスカラーを付けることもできますが、毛繕いがうまくできず不衛生になることもあります。
ハムスターは水で洗えないためシャンプー療法は使えず、我慢できなくなるくらい痒くなっていると、薬を使った治療が必要です。
塗り薬が効果的ですが、ハムスターは毛繕いが多く薬を舐め取ってしまったり、薬を塗られるストレスが強いため、飲み薬を使うことが多い様です。
炎症に効果のある混合薬を使うなど、獣医や症状によって処方が違うと思いますが、どんな効果があるか聞きましょう。
ステロイド剤(副作用の強いかゆみ止め)を使うと、副作用で酷くなったり水を普段より飲むようになるらしいです。
野生のハムスターは清潔な環境に住んでいて、自分で体を頻繁に掃除する清潔な動物です。
もしこのような症状が出たのなら、飼い主が強い細菌を持ち込んだか、ハムスターが体をきれいにしても取り除けないくらいの量の細菌が、ケージの中で繁殖したということになります。
若く体力がある時には大丈夫でも、子宮蓄膿症を発症する原因にもなります。
再発させないためにも飼育方法や飼育環境を改善し、ケージを清潔にしましょう。
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