もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

ロボロフスキーハムスターの飼い方(特徴・長所・短所)

注意:種による差を書き分けているため、他のコラムと矛盾している内容があります。

「涼しい環境でダラダラ」な、ロボロフスキーハムスター(ノーマル)「鳩の餌を食べる」な、ロボロフスキーハムスター(その他)「こうみえて親子なんです」な、ロボロフスキーハムスター(ノーマル)「仲良くおねむ中」な、ロボロフスキーハムスター(その他)「お豆腐美味しいな」な、ロボロフスキーハムスター(その他)

[ ロボロフスキーの写真 ] は [ 写真館 ] で見ることができます。

分類

















ゴールデンハムスター属 ゴールデンハムスター
ヒメキヌゲネズミ属 ヒメキヌゲネズミ
キャンベルキヌゲネズミ
ロボロフスキーキヌゲネズミ
キヌゲネズミ属 モンゴルキヌゲネズミ

Roborovskiiという名前は、ロシアの探検家のRoborovskyさんにちなんで名付けられました。歴史が浅いハムスターという理由もあって、海外でも日本でもロボロフスキーハムスター(Roborovskii Hamster)です。
ロボロフスキーは実験動物としてではなく、ペットとして普及したハムスターです。

特徴

目の上の、眉毛のような白いパッチが特徴で、ジャンガリアンハムスターの、半分くらいのサイズです。
すばしっこくて、あまり人に興味を示すハムスターではありませんが、環境に敏感なハムスターでもあり、飼育の上級者には楽しいハムスターです。しかし、ハムスターを飼いなれていない人には、扱いにくいハムスターなので、観賞用のハムスターだと割り切って飼うくらいなら、手間がかかるだけなので飼わない方が良いです。

ゴールデンくらい本能に忠実ですが、ジャンガリアンくらいの好奇心があり、手間とお金と知識が必要になってくるので、どちらにしても初心者向けではないですね。その違いを楽しめるようになると、楽しいハムスターです。

長所

飼育用品が多い

ジャンガリアン用に売られている飼育用品を、そのまま利用できます。

飼育スペースが小さい

ゴールデンハムスターに比べて、少ない飼育スペースで飼えますが、ジャンガリアンより運動量が多いので、ジャンガリアンと同じか、それより大きめのケージで飼う必要があります。

寒さに強い

体が小さい割に寒さに強く、寝床作りも上手です。逆に暑さには弱く、巣箱以外で野良寝してしまいます。温度変化に敏感で、寒さへの対応が上手なだけなので、床材や餌には注意しましょう。

野菜は少なくても良い

デザートハムスターと言われるほど、過酷な環境で生息するハムスターだけあって、水分の多い野菜をあまり食べません。全く食べないということではなく、他のハムスターに比べて量が少ないというだけで、食べるときは食べます。
一人暮らしで、野菜をあまり買わない飼い主には、いいハムスターかもしれません。しかし、暑さには弱いので、夏は気をつけなければなりません。

飼い主を噛まない

イヤな事があると、すぐに走って逃げてしまうので、よほどのことがないと、ロボロフスキーが飼い主を噛むことがありません。興味本位で噛んでくることはありますが、怒って噛んでくることは、ほとんどありません。

集団飼育(多頭飼い)ができる

他のハムスターより、ケンカをしにくいという程度で、必ず集団で飼えるわけではありません。
成長に伴って個体差が出てくるので、突然ケンカになったり、仲間意識があるので、派閥ができたりします。また、臆病な性格なので、ビックリしてケンカのようになることがあります。それがケンカなのか、単に驚いてケンカのようになっているのかを区別できたり、容姿から個体(誰なのか)を確実に見分けられる飼い主でないと、集団飼育はかなり難しいです。

短所

なつきにくい

なつかないハムスターで有名ですが、時間をかけて環境にならすと、自分からコミュニケーションを取れるハムスターにはなります。しかし、手があるから乗ってみたという形で、手に乗ってくることはありますが、手乗りになるのかといえば、なりません。

肉食性が強い

ミルワームを与えると、ゴールデンハムスターの2倍くらい食べることがあります。体が小さいので、肉食性が強いのは当然ですが、ペレットなどのハムスター用の餌はゴールデンハムスター用なので、動物性タンパク質を追加してあげる必要があります。そんな理由もあり、ミルワームを与えると、意外と簡単になついたりします。
[ 飼い方 > ミルワームの飼い方 ]

体が小さい

体が小さいということは、表情や体調が分かりにくいということです。

トイレだけでオシッコをしない

トイレ以外の場所でもオシッコします。回し車で走りながらオシッコをすることが多く、回し車以外でもオシッコをしてしまいます。

情報が少ない

ジャンガリアンより、さらに情報が少ないです。

病院で診てもらえない

ジャンガリアンでも診てもらえない場合があるのに、それより小さなロボロフスキーは、病院で診察を断られることがあります。しかも、おとなしくできるような性格ではないので、病院で暴れます。

急に暴れ出す

さわられる前に素早く逃げます。捕まると案外おとなしくしますが、急に暴れ出すことがあるので、落ちないように気を付けましょう。

ケージを汚す

まさにチビッコギャングです。オシッコを1箇所でしないだけでなく、寝床をマメに作り替えたり、冬は巣穴にフタをしようとして、ケージの出入り口に床材をばらまきます。本能的に持っている要求なので、これらの行動を止めさせるのではなく、本能を満たせる環境で飼う必要があります。

飼い主の生活の影響を受ける

なつかない割に、好奇心は高いので、いろんな物に興味を示します。それが、飼い主の足音だったりすると、不規則な生活になるかもしれません。