もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

ゴールデンハムスターの飼い方(特徴・長所・短所)

注意:種による差を書き分けているため、他のコラムと矛盾している内容があります。

「おやつまだかな」な、ゴールデンハムスター(野生色)「ハム鍋23杯目」な、ゴールデンハムスター(ホワイト)「某電気ねずみ的なフォルム」な、ゴールデンハムスター(その他)「エサなの音が聞こえるとすぐに寄ってくる」な、ゴールデンハムスター(その他)「ふわふわです」な、ゴールデンハムスター(シルバー・グレー)

[ ゴールデンの写真 ] は [ 写真館 ] で見ることができます。

分類

















ゴールデンハムスター属 ゴールデンハムスター
ヒメキヌゲネズミ属 ヒメキヌゲネズミ
キャンベルキヌゲネズミ
ロボロフスキーキヌゲネズミ
キヌゲネズミ属 モンゴルキヌゲネズミ

海外ではシリアンハムスター(Syrian Hamster)や、シリアンゴールデンハムスター(Syrian Golden Hamster)と呼ばれます。
野生色は、体の上半分が茶色く、ほお袋あたりに黒いライン、おなかが白いのが特徴です。金色には見えませんが、その容姿からゴールデンハムスターと、名前が付いたのだと思います。
マンガやアニメなどでよくみる、頭が茶色く白い体に茶色いブチがあるのは、ノーマルとして売られていますが、本来なら野生色がノーマルで、ノーマルと呼ばれているのはミックスという方が正しいです。

特徴

初心者には一番オススメの、最もハムスターらしいハムスターです。
なつきやすく、情報も多く、扱いやすい大きさで、人間を噛むことはほとんどありません。
日本で発売されている飼育書に書かれているハムスターの飼い方は、ほとんどゴールデンハムスターについて書かれています。
また、ハムスターを診察できる病院は、ゴールデンハムスターのことなので、病院探しも比較的簡単です。他のハムスターに比べて体が大きくおとなしいので、診察が行いやすいというメリットもあります。

日本ではジャンガリアンハムスターが一番人気なのもあり、ゴールデンハムスターに合った飼育セットが、売っていないのが残念なところです。しかし、自分で調べて考えて、飼育用品を揃えていくという方法が、エキゾチックアニマルといわている、ハムスターの飼育の醍醐味にもなります。
個体の値段は、他のハムスターと比べて少し値段が高めですが、飼育する喜びを最も感じられるハムスターでもあり、飼育の上級者が一番にお薦めするハムスターでもあります。

長所

おとなしい

大きいので、体調の確認もしやすいです。

なつきやすい

あまり緊張感がないうえ、頭の良い生き物です。

好き嫌いが少ない

与えた餌は、ほとんど受け取ってくれます。しかし、食べないときもあります。

繁殖が比較的簡単

比較的簡単に繁殖できますが、たくさん子供を産むうえ、集団飼育(多頭飼い)ができない種類のハムスターなので、子供が産まれると飼育が困難になります。

正確な情報が多い

飼育書やホームページなどの情報は、ほとんどがゴールデンハムスターのことを書いています。

病院で診てもらいやすい

ハムスターを診ることができる病院は、ゴールデンハムスターなら必ず診てくれます。逆にハムスターを診れると書いてある病院でも、ロボロフスキーハムスターのような小さなハムスターだと断られる可能性があります。

飼い主を噛まない

よほどのことがないと、ゴールデンハムスターが人を噛むことはありません。人間が怖い存在だということを、知っているからです。ゴールデンハムスターに噛まれるような飼い方をしている人は、ジャンガリアンハムスターだと確実に噛まれてしまいます。

確実にトイレを覚える

買ってきたその日に、トイレでオシッコをしてくれます。飼い主の思い通りの場所に、オシッコをしなくても場所は同じ場所にするので、その場所にトイレを移動させればOKです。

ケージを汚さない

トイレを覚え、ケージの中を散らかしたりしません。広いケージは必要になりますが、掃除の回数が他のハムスターより少なくなるので、ウッドチップなどの床材・巣材をあまり使わなくてすみます。

短所

よく食べる

体が大きいので他のハムスターに比べて、よく食べます。体の小さいドワーフハムスターだと、体が小さいので、野菜などの腐る餌は捨てる所が増えてしまいますが、ゴールデンハムスターは体が適度に大きいので、餌のロス分が少なく、効率的に餌を消費してくれます。
餌を腐らないように効率よく与えていると、餌代は他のハムスターと同じくらいに抑えることができます。

野菜が多く必要

他のハムスターに比べて、水分を多く必要としますが、ハムスターなので他の動物に比べると、かなり少ない量です。季節によって違いますが、キャベツの大きい葉の部分を、1日に1〜2枚くらい食べます。

集団飼育(多頭飼い)ができない

縄張り(なわばり)意識が強く、必ず単独飼育する必要があります。
同じ親から生まれたメス同士を、小さいときから一緒に飼えばケンカになることはありませんが、過密飼育が原因で病気になったりするだけでなく、ストレスが溜まり長生きできません。
オス同士なら、親兄弟関係なく確実にケンカになります。
また、ケージを分けて飼う場合でも、他のゴールデンの臭いが気になって気が荒くなったりすることがあります。

大きな飼育用品が必要

ほとんどに飼育用品は、ジャンガリアンハムスターに作られているために、ゴールデンハムスターの体のサイズに合わせるのには、他の動物の飼育用品を使わなくてはなりません。特にケージが狭いと、いろいろとトラブルになります。大きな水槽や爬虫類用ケージを使って飼育と壊れにくく長持ちするので、結果的に安くつくこともあります。

散歩が必要

ケージの外の散歩は、めんどくさいと思ってしまうとデメリットです。
しかし散歩を習慣化させていると、ケージから出してもらおうとハムスターから手に乗ってくるので、ストレス無く触ったり、じっくり観察したりできるので病気も防げます。