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麻酔の安全性(7/12)

投稿日時:
投稿者:USER0239

[USER_NAME]です。
小動物を手術したことのない方にとって、
小動物の麻酔の話って面白いでしょうか…?
不安だなあ…。

それ以上の場合、気管内挿管したあと人工呼吸器で麻酔維持を行いました。
それ用の気管チューブみたいなものがあるのでしょうか??

14ケージの静脈内留置エラスター針を改造して気管内チューブに使います。

&それって、入れるの難しくないですか??

その通りです。めちゃ難しいです。
自分は結局、マスターするほどの腕にはなりませんでした。
[Ham:26602]で「麻酔の場合、2%くらいは亡くなってしまいました」
と書きましたが、
これはあくまで、自発呼吸下でのマスク麻酔についての数で、この中には気管内挿管の事故による死亡数は入っていません。
経口での気管内挿管は、自分の腕だと2割くらいは失敗し、結局、日にちを変えてやり直しになるか、さもないと、挿管の事故で即、死亡すると思います。
ラットの気管内挿管ではまず、マスク麻酔でかなりの麻酔深度まで到達させ、その後に喉頭鏡で開口・喉頭展開し、直視下で声門を確認しながら細いガイドワイヤーを声門の奥の気管まで挿入します。
さらにこのガイドワイヤーに気管内チューブを通してガイドワイヤーを頼りにチューブを気管内に留置します。
留置に成功すれば、おもむろにチューブからワイヤーを抜去して終わりです。
あとはチューブを麻酔回路に接続して、人工呼吸開始です。
問題は、もし浅い麻酔状態で挿管しようとすると、ワイヤーの刺激でラットが咳き込んで声門が閉じてしまい、もう、その段階で挿管は1からやり直しです。
おまけに口腔内は、刺激による唾液の分泌物で、声門が見にくくなり、回数を重ねるごとにより挿管困難になります。
あきらめれば、日を改めると…。
また、深い麻酔だと、呼吸停止、へたをすれば心停止になります。
うまくガイドワイヤーを留置しても、この段階の麻酔が浅すぎて声門が閉じかかった状態で気管内チューブを無理に通すと、気管内チューブを挿入する勢いで、一緒にガイドワイヤーの先端が深く進みすぎて、気管を突き破り、人工呼吸開始後に緊張性気胸となって、ラットは100%死にます。
気道確保の点では、マスク麻酔よりはるかに安全ですが、そこまで到達するのはかなり危険かも。
慣れた方が行えば、理想的な麻酔方法とは言えますが。
まあ、病院での手術の場合、小動物ではまずしない方法でしょうけれど。

頼れるのは、呼吸だけ、なのかなぁ...。

胸郭の動きと、あと口唇などの血色ですね。

...でも、テレビで某話題になった先生は、電気メス使ってましたよ。

N先生ですかあ(笑)。
「フェレット完全ブック」という本には、N先生が手術されている写真が載っています(136頁)。
写真で見た感じ、多分、ハロタンのマスク麻酔で、麻酔装置はしっかりした感じがします。
術中、飛び散った血液が眼の中にはいることで感染するようなウイルス性疾患にかかるのをさける意味で、顔面にもシールドを着けられています。
装置に関してはさすが、という感じがします…。
電メは、この写真には見あたらないですが。

電気メスのがいいのかなぁ..とも思いますがね...

利用できれば、あった方がいいのですが、ハムに使えるほど小さい電メの刃先ってあるのかな?

これは、なんか、パルスオキシメーター、改良すればなんとか使えそうじゃないですかぁ!??

動脈血酸素飽和度は、確かにパルスオキシメーターがあればかなり正確にわかりますね。
ヒト新生児用の器械がありますが、やはりハムには大きすぎるかな。

あとは、腎臓と肝臓の検査とか、麻酔前にはやっておきたいから...

腎機能は尿検査で間に合うでしょうし、肝機能は、肝障害があっても麻酔には直接影響が出にくいかもしれません(多少、麻酔から醒めにくいか)。
むしろ、出血・凝固系の検査の方が大切です。

>>># 目から採血して血液検査

私、マウスなら、やりました。

げっ、これ、眼瞼結膜からの採血という意味か知らん?
フェレットは、わざと深爪して指先から採血するそうですが。
(マンガ「フェレット倶楽部」による)
ハムは違うのかなあ。

(貧血だけだったら、ヘマ管1本で十分だけど..)

自分は、この量で、血色素・血糖・血液ガス値を測ってました。
手術中、何回も測定するので、ラットがけっこう貧血になったりして(^^;;

マイクロサージェリーですねえ。

こーじゃなきゃ、ちっちゃすぎで、使えない、んでしょうね。

手術しないに越したことはない、ですか。
手術前後の痛みを後々まで記憶していて、術後、ラットがよく噛みつきやすくなると聞きましたが、ハムはどうなのかな…。