病気かな?っと思う前に病状は覚えましょう!

ほお袋の炎症(ほおぶくろのえんしょう)・ほお袋の膿瘍(ほおぶくろののうよう)

症状

  • ほおの部分が腫れる。
  • 口からにおいがする。
  • ウミが出る。
  • 重度の場合、顔が腫れあがる。

原因

  • お菓子やご飯、餅などが粘膜にはりついたり、長時間ほお袋にためていた食べ物が腐り化膿する。
  • とがったもので、ほお袋の内部に傷ができ、細菌が感染し炎症を起こす。

治療

  • 手術で切開してウミを出す。
  • その後定期的に消毒し、抗生剤で治療する。

予防

  • はりつきやすい食べ物、甘い物、人間の食べ物を与えない。
  • とがった物を口に入れないように注意する。

アドバイス

綿やティッシュペーパーなどは粘膜にはりつきやすく、ほお袋の中から出せなくなることがあります。
出せなくなってしまうと、唾液と混じり合い細菌が繁殖する原因になるため、使用しないようにしましょう。
チーズやヨーグルトも張り付きやすく、発酵しているため、与えない方が良いです。
キャンディーやチョコレート、せんべいなども炎症を起こす原因になるため、散歩させるときは部屋を綺麗にしましょう。
とがったものをほお袋に詰め込むと、キズを作ってしまうため、粗悪な床材などにも気をつけましょう。

顔に炎症が広がると、脳炎まで進行し死んでしまうことがあります。
溜まった物を無理に出すと、ほお袋がひっくり返りほお袋脱になることもあります。
首の周りに腫瘍ができやすい、リンパ腫と間違いやすいため、早めに病院に行きましょう。

ほお袋に餌を入れっぱなしにすると動きが遅くなるため、運ぶためにだけにほお袋を利用し、餌はどこかに置いてくるのが当たり前です。
ケージやレイアウトが悪く餌の置き場所がない、脱走しようと思っている、飼い主や他のハムスターに盗られるなどが理由です。
原因はほぼ飼い方の問題です。飼育環境や接し方を改善し、ペレットは持ち運びに不便な実験動物用のペレットサイズの餌がお薦めです。

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