ストレス 5
ストレスを感じやすい状態1
必要以上にさわる
ハムスターを必要以上にさわって、ストレスを感じさせてしまうことは、多くの初心者がやってしまいがちで、ハムスターに噛まれる理由にもなります。
ハムスターは群れを作らない動物なので、他人(自分以外)との接触を極端に嫌います。嫌がっているハムスターを触ることは、人間のセクハラ以上にストレスが溜まるので、できるだけハムスターにさわらず飼育することが大切です。
また、お互いをよく知っている人間同士でも、突然、抱きついたりすると、身動きできないためストレスを感じてしまい、驚いたり、逃げようと暴れたりするので、なついていたり、さわる必要があっても、十分注意しましょう。
安心できる場所がない
ハムスターは備えを大切にする生き物で、ほお袋を持っているのも、地中暮らしに適した体になっているのも、巣の外の敵(自分以外のハムスターも含む)に襲われないようにするためです。
そのため、大きな音や強い臭いがするなど、周りの状況を必要以上に感じさせてしまい、ケージや巣箱の外から侵入されやすいとハムスターが考えてしまうと、常に外敵に注意しなければならず、ストレスを溜めやすく、安心して休むこともできなくなり、悪循環を作ってしまいます。
本能的に1カ所でオシッコする習性があるハムスターが、オシッコをあっちこっちでしてしまうのは、ストレスから逃れようとする分かりやすいパターンで、オシッコのニオイを使ってニオイのバリアーを作ろうとしている行動です。
無理に覚えさせようと、いろいろケージのレイアウトを変えたり、クサイと思って頻繁に掃除をするなどすると、さらにハムスターがストレスを感じてしまい、悪循環になってしまうので、トイレを覚えさせたいと思うのなら、まずは飼い主からのストレスを取り除くべきです。
ケージが狭い
狭い方が安心できるのではないかと思うかもしれませんが、天敵に狙われやすい状態の時はそうなのですが、ケージが狭いと行動を制限してしまい、本能や習性が満たせなくなるから広い方が良いのです。なので、広いケージを利用し、飼育用品やレイアウトで死角を作り、安心できる場所を確保してあげる方法が、ハムスターに良い環境です。
人間も、広すぎるトイレだと安心できませんが、トイレが安全だからといって、ずっとトイレに閉じこもっていると、ストレスが溜まるだけでなく、生きる気力もなくなります。
初心者の場合はケージが狭すぎて、なわばりを確保できず、飼育に慣れてきた頃にハムスターを増やし、過密飼育で周りが敵だらけになるのが、ありがちなパターンです。
野生では、巣穴が2〜3メートルあり、静かで安全です。なわばりは10〜30メートルくらいあり、近くに他のハムスターも住んでいません。その広さを、飼育環境で再現するのは無理なので、多頭飼いや繁殖などで過密飼育にして、さらに悪い状態を作らないようにしましょう。
過密飼育の問題は簡単に解決できないので、しないようにしましょう。なわばりの確保なら、ケージを大きな物に交換したら、ハムスターがフレンドリーになったという話も多いので、できるだけ大きなケージで飼育しましょう。
人間が確認しやすい
指先の感覚だけで、コインの種類を当てようとすると、無意識に目線をそらせたり目を閉じたりします。それは、集中力が使っている情報収集器官以外をオフにすることだからです。そのため、感覚器官が鋭い動物ほど集中が苦手で、危険を感知するための機能は簡単にオフにできません。
また、味覚以外の情報収集器官をオフにした方が、食べ物の成分分析も正確にできるので、健康的においしく食べられます。しかし、ハムスターは目が良くないうえ、口元が見えないのに、目を開けてエサを食べます。それは、エサを食べるときに隙ができるので、敵に狙われる可能性が高くなったり、エサを奪われたりするので、周りを警戒しているからです。
ハムスターが安心してエサを食べられない状況を作ってしまうと、本来なら必要な栄養を含んだ物を選んで、おいしく食べるはずなのに、カロリーの高い物を急いで食べてしまい、肥満や病気になりやすくなります。
人間は天敵がいないので、兄弟でおやつの奪い合いになるようなことがなければ、生きるための要求を満たす行為なので、食べ物を食べるときはリラックスしていると思います。しかし、普通はどんな生き物のでも食べ物を食べるときでも緊張していて、ハムスターも人間の近くにいれば、敵から襲われることがない思えるようにしてあげましょう。
他にはトイレを利用しているときや、顔を洗っているとき、回し車を走っているときなど、飼い主が確認しやすいときのハムスターは、天敵に狙われやすい状態なので、ストレスを感じやすい状態です。飼育書の写真でさえ、ウンチをして動けないときや、怖がらせてフリーズさせていることもあるので、身動きが取れないときのハムスターは、あまり見つめないようにしましょう。
写真撮影でフラッシュの光を問題にする人がいますが、ハムスターのような夜行性で身を隠す場所ないと怖がる動物を、眠い時間に明るく広い場所で、肉食動物(人間)に見つめ続けられることの方が問題なので、よくなついているハムスターなら、フラッシュを近づけ過ぎなければ問題にはなりません。
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