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ストレス行動1(鳴く・噛む・フリーズ)

ストレスを感じているときの行動1

ストレスは、本人(ハムスター)が、どう感じるか、どう思うかなので、全てを記事にすることはできないですが、以下に書いてあることは、分かりやすい行動の一例として覚えておきましょう。

鳴く

ストレスは、コミュニケーション方法と同じように、他者との関わりで起こる生存方法(反応)で、コミュニケーションとは自分との違いを相手に伝える手段です。「コミュニケーションは気持ちを伝える手段」と、聞こえの良い言い方ができますが、気持ちが伝わっていればコミュニケーションは無駄な浪費で、ハムスターのような被捕食動物だと、声を出すと相手以外にも今の自分の位置を知られてしまうので、滅多に鳴かず、臭いを使ってコミュニケーションする訳です。
逆に言うと、自分の位置を知らせたり、音の大きさで気持ちの強さを表したり、すぐに伝えなければダメだと思ったときには、ハムスターも鳴きますが、自分のリスク以上に相手に対して強いストレス(不満)を感じている証拠です。
しかし、鳴くこともできない状況や性格だと、さらに強いストレスを感じている可能性があるので、鳴かないからといって、安心はできません。

たとえば、ハムスターの「鳴く」は敵意を示し争いを避けるためのコミュニケーション方法で、人間の「泣く」は幼児化し同情を誘い他人に行動させるためのコミュニケーション方法です。怒鳴ったり壁を叩くのも同じで、音を発する本人は相手に不快を示し、相手に行動させて、その状況から逃げるための行動です。嘘泣きする人や、人前で大げさに泣く人には注意しましょう。
ハムスターも人間も、人前で鳴けない(泣けない、愚痴れないなど)のは、鳴いた(泣いた)ても解決できないと本人も分かっているからで、鳴かないより、さらに強くストレスを溜めます。ゴールデンハムスターのように滅多に鳴かないハムスターは、鳴いても解決できないと分かっていて、自分で何とかしようと考えるのですが、飼育環境ではハムスターの知っている方法で解決できないため、悪い循環を作ってしまいます。
人間は声でコミュニケーションするため、鳴かないのは分かりにくく、解決しにくい、高等な動物だから起こる難しい問題ですが、一番接している人でないと分からないことが多いので、飼い主が気づいてられるようになりましょう。

1人でこっそり悔し泣きして、辛さを利用してステップアップするなど、動物的な反応を高等な動物(人間)らしい方法でプラスする強い人もいます。ペットを飼っていると、亡くなって悲しい(不快)と感じる時が必ず来るので、ペットの飼い主ならその感情をうまくコントロールして、プラスにつなげてあげましょう。

飼い主を噛む

ハムスターは、戦うのが苦手で逃げるのが得意な動物で、人間に勝てるとは思っておらず、相手(人間)を噛むと、自分(ハムスター自身)がすぐに逃げられないので、飼い主を噛むのはハムスターにとっての最後の手段です。
血が出るくらい強く噛まれたのなら、ハムスターに死を覚悟させるくらいの選択を迫ってしまった考え、その原因を探して、二度と噛まれないようにしましょう。
行動として分かりやすいストレス行動では、かなり強いストレスを感じています。

何かを噛む

イライラして何かを噛んで、何かを壊そうとしたり、食べることを真似ることで、解消しようとしている転移行動です。
瞬間的なストレスとしては小さいですが、ストレスを感じ続けているときにする行動で、ストレス障害を起こしやすいので、必ず原因を調べて解決しましょう。
人間の子供でもする行動ですが、喜びを押さえきれずに、何かを噛むことがあるので、そのことと勘違いしないようにしましょう。ハムスターの場合は、餌をもらえると分かると、待っている間にケージを少しだけ噛んだりするのは、うれしいと思っていることが多いですが、育て方を間違っていると、わずかな時間を待つことがストレスになってしまうこともあります。

フリーズする

驚くと固まったように動かなくなるので、「フリーズ(freeze:凍る・恐怖で立ちすくむ)」といいます。ハムスターに関わらず、多くの動物に見られる行動です。
体毛が全身に生えている動物のほとんどが、保護色になっていて、動かないことで天敵から見つかりにくくなり、耳や鼻などの情報収集器官に神経を集中でき、エネルギーを次の行動のために準備できます。止まっているだけのように見えますが、ストレス(恐怖)の原因を探すには効率の良い行動です。
しかし、行動としては動かなくなるだけで、どれくらい強いストレスを感じているのかを、客観的に判断するのは難しいです。

人間も、ビックリするとフリーズしますが、解析能力が高く、ハムスターのように天敵が多くないので、ハムスターのように長時間フリーズしません。ハムスターが理解できるような行動でフリーズさせてしまったのなら、その行動を再現して教えることで、長時間フリーズすることを減らしたり、ストレスを軽減できますが、その判断と教え方は難しいので、まずは怖がらせないようにしましょう。

フリーズは、周りの状況を正確に分析するために動きを止めるのですが、飼育環境だと原因のほとんどが、飼い主の行動や、飼い主が出した音や臭いなどが原因なので、動かないからチャンスだと思って、写真を撮るようなことはやめましょう。余計に、怯えさせたり、間違った分析をさせてしまい、ハムスターから嫌われるきっかけを作ってしまいます。

体を低くする

首をすくめたり、体を低くしてフリーズしているのなら、動かなくなるだけのフリーズよりストレスは強く、ほふく前進のように動きながら体を低くしているのなら、警戒しながらの行動なので、フリーズよりストレスが弱いことが多いです。弱点のお腹を守るために、身を低くしてフリーズすることもあるので、さらに注意しましょう。
身を低くすると、動かなくなるだけのフリーズより、さらに敵から見つかりにくくなりますが、自分の情報収集器官が有効に使えないので、状況によっては立ったままフリーズすることもあります。