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ハムスターの飼育用品(体重計 囓り木 パイプ 迷路)

体重計(キッチンスケール)

キッチンスケールをハムスターの体重計として利用します。台所用品は掃除しやすいので、「皿はかり」ならキッチンスケールをお薦めです。

人間の体重に換算すると1gでも、ゴールデンで400gくらい、ジャンガリアンだと1.5kgくらいの差があります。体調が悪いときには、致命的な差になることもあるので、0.1g単位で量れる精度の高い物を選びましょう。ハムスターがはかりの上で動いても量ることができ、読み違いの少ないデジタルの物だと、さらに良いと思います。
0.1単位で量れるキッチンスケールは値段が高く、小さい物が多いのが難点ですが、どうしてもハムスターがはかりの上に乗ってくれない場合は、背の低いお椀や紙コップに入れてから量る方が、ハムスターは暴れにくいです。
たまにしか量らないのであれば、ヒマワリの種を食べている間に量るなど方法でも、問題ないと思います。ちなみに、プラケースだとプラケースの方がハムスターより重く、キッチンスケールで量れる容量を超えたり、ハムスターがプラケースの端に行ってしまい量れないこともあるので、プラケースを使う場合は、量れる最大計量を考えて購入する必要があります。また、0.01g単位で量れる物もありますが、最大計量が100gとハムスターの体重より小さい物が多いです。
健康なゴールデンでも、体重が200gを超えることもあるので、300gくらい量れるキッチンスケールだと安心です。

病院に行くと、プラケースに入れて1g単位でしか量れないキッチンスケールで、体重を量ることが多いので、自宅で精度の高いはかりで体重を量ってから、病院に行った方が、ハムスターにも負担が少なくて良いです。

囓り木

げっ歯類の門歯(前歯)は一生延び続けますが、餌が適切な堅さなら伸びすぎることはなく、歯ぎしりしただけで歯が削れるので、囓り木は必要のない飼育用品です。
しかし、ハムスターは人間ほど表現が豊かではないので、転位行動として何かを囓ることがあります。人間に例えると、腹が立ってゴミ箱を蹴るような感覚です。また、ハムスターの歯は折れやすいため、物を噛ませて解消しようとせず、その原因を探せるようにしましょう。

転位行動を知るきっかけとして、使えないこともないんだろうけど、ケージなど囓り木以外の物を囓られてしまうことの方が多く、端材(はざい)なのか、廃材(はいざい)なのか、その木の種類も分からないことも多いので、使いどころも難しいです。なんにせよ、しっかりと飼えていると、餌以外の物を囓ることはないので、そのお金をケージなどに使ってあげましょう。

パイプ・迷路

ハムスターは地下にトンネルを掘って生活する生き物ですが、人間がパイプや迷路などを使って最適な飼育環境を作ろうとしても無理です。それは、温度や湿度、細菌の循環などが影響するだけでなく、野生環境ではハムスター自身が拡張することによって成り立っている習性だからです。
人間でも、他人に自分の部屋のレイアウトを決めてもらっても使いにくく、全く同じレイアウトでは一生暮らそうと思うと苦労すると思います。そのこと以上に、人間がハムスターの住みやすい環境を作ることは難しく、仕切りが行動を制限してしまうことでリスク増えたりと、飼い主の自己満足になってしまいます。
そのため、広いケージや、応用できる飼育用品を利用し、ハムスターに使用方法に合わせてレイアウトを工夫することで、死角や安全な通路を作れるようにしましょう。

ケージの中にハムスターのために安全な通路や死角を作りたいのなら、ラップの芯やトイレットペーパーの芯、牛乳パックなど、代用できる物はいろいろあります。
市販のパイプを使う場合は、ゴールデンでは狭く、構造的に掃除しにくい物なので、人間界では不要で安全な物を、使い捨てにして使った方が効率的です。また、パイプや迷路の中は風通しが悪く、汚れや分泌物が付いてしまい、そこに細菌が異常繁殖し、子宮蓄膿症や尿路結石、臭腺の炎症などの病気のきっかけになるので注意しましょう。

飼育になれていない人が代用品を選ぶときは、「壊れると危ないが、壊れないと危ない」ことを考えて選びましょう。壊れると危ないのは、囓って飲み込んでしまったりすると危ないということで、壊れないと危ないのは、野生のハムスターは土の中に住んでいるため、狭いところは安全で、掘ったり囓ったりすると広げられると考えてしまうためです。そのため、狭い通路でも無理して入ってしまい、自分に最適なサイズに作り替えようとしてしまうのですが、人間が用意した物だとハムスターが掘って広げようとしてもサイズの調整ができず、ハムスターが中で詰まってしまうことがあります。初心者が飼うと、飼育のストレスから、ほお袋に餌を溜めがちになり、なおかつ狭いところに入りたがるので、最悪の場合はパイプの中で窒息死してしまいます。
サイズが適切であれば、壊すことはないですが、成長や健康の状態や、ほお袋の中身よってもハムスターのサイズは変わり、歩いて抜ける通路なのか走って抜ける通路なのかによっても必要なサイズは変わります。また、広すぎるとハムスターが安全だとは、思ってくれません。
初心者なら、まずは巣箱からトイレまで安全に通れるを作ることを考え、レイアウトを工夫したり牛乳パックを使うなどして、トイレを正しく使えるようにしてあげましょう。

パイプや迷路は、地下生活を営むハムスターから想像しやすい飼育用品で、昔からある飼育用品です。しかし、量販店のようなペットショップですら、あまり見ないと思います。
私自身、ハムスターの飼育になれていない頃に、木製の迷路のような飼育用品を試したことがあって、ハムスターが詰まってしまったことがあります。たまたま、すぐに気づき、のこぎりを持っていたので、大事になりませんでしたが、体から何か出てくるんじゃないかと思うくらい、必死でもがいていたので、かなり苦しかったと思います。おそらく、何かの拍子にひっかかってしまい、パニックになり無理に動いたので、身動きが取れなくなったのだと思います。
売ってたから試した程度の軽い気持ちでしたが、そのときのハムスターの苦しそうな顔が、いまだに忘れられないです。
私の飼っていたハムスターの場合は、ほお袋に入ったペレットが原因でしたが、腫瘍が原因だと、激痛のあまりショック死したり、流血沙汰になっていたのかもしれません。

パイプなどを使った飼育方法で、もう1つ問題があって、それは引きこもり状態を作ってしまうことです。
ハムスターは単独生活を好む動物で、人間のような大型の動物は好きではありません。そのため、人間と必要以上に引き離した生活環境を作ってしまうと、人間と関わらないように、無理をしてその環境で生活しようとします。
ハムスターはペットであって、野生生活を観察するための実験動物ではないので、人間とは近づきすぎず、遠すぎない関係を保ち、人間と暮らすことが楽しいと思える状態を作る必要があります。そうしないと、食事を用意しても取りに来るだけで、コミュニケーションもせず、巣(家)の外にも出ない、まさに引きこもりになってしまいます。相手が人間なら、それが正常ではないと判断できると思いますが、ハムスターは文句も言ってくれず分かりにくいので、飼い主の自己満足になってしまうことも怖いです。
ハムスターは賢い動物なので、ロボロフスキーでも飼い主を追いかけてくるくらい人間を好きになれるのに、人間を避け、生きるためにエサをもらい、不満のある環境で、一生を悶々と過ごしていると思うとかわいそうだし、そのことで病気になると苦痛の中で怯えて死を待つだけの暮らしにもなり、さらにかわいそうなので、引きこもりのきっかけを作らないことは大切です。