もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

ゴールデンハムスターの飼い方(飼育用品・かかりやすい病気)

ケージ

ケージの広さは最低でも、60cmクラスの水槽が必要になります。広さは、広ければ広い方が良いですが、落下してケガをすることがあるので、高さは40cmを目安にすると良いです。飼育書にはもっと小さいサイズを書いている物がありますが、広さが足りないうえに、高さが足りないので、回し車が設置できなくなります。小さいサイズのことを書いてある飼育書は、実験動物用のケージの広さをそのまま書いている場合があるので、ケージに物を入れると実験動物用のケージより狭くなってしまいます。

金網タイプのケージは、確実に齧られます。ゴールデンハムスターはあまり高くジャンプしませんが、頭も良く手足が器用なので、ビックリするような方法を使ってケージをよじ登ります。水槽タイプのケージで飼育していても、巣箱を倒したり、給水器や回し車を登ったりするので、油断は禁物です。

パイプが付いているケージは、パイプの広さが足りないので、ゴールデンハムスターの場合は、中で詰まることがあります。ほお袋を満タンにすると、頭の幅と比べて2倍くらいになってしまうので、ゴールデンハムスターには、市販のパイプ付きのケージは不向きです。

あまり偏食せず、野菜も他のハムスターより食べますが、不必要に食べ過ぎることはありません。食べられる物だと分かっている餌は、与えると必ず受け取ってほお袋に入れます。受け取った餌を今、食べたくないのなら、ヒマワリの種も自分が餌置き場にしているところに置いて、食べたいときに食べます。
ハムスターが餌置き場に餌を置いても、不要なわけではないので、不要だと思い、その餌をケージから取り出してしまうと、餌置き場に餌を置いても取られてしまうと考えるようになるので、その場で無理して食べたり、別の所に隠そうとします。
私が飼っているゴールデンハムスターのケージの中で、ミルワームが成虫になっていたこともあります。

ハムスターは餌を食べることも楽しいですが、餌をため込むのはもっと楽しいと思っているはずですから、食べ過ぎる場合は、ストレスから過食になっている可能性があります。

トイレ

何も教えなくても確実に覚えます。目が開かない赤ちゃんのころから、トイレでオシッコをします。大人になっているのに、トイレを覚えない場合は、オシッコをする位置にトイレを設置してください。

ハムスター用に売られているトイレは、ゴールデンハムスターには小さいので、できるだけ大きい物を探しましょう。オシッコをする場合に、トイレ砂を掘ってからオシッコをするので、屋根の付いた物か、少し深い物を選ぶと飼育が楽です。子供用の弁当箱が、イイ感じで利用できます。

巣箱

巣箱を入れておくと、狭くても必ず巣箱の中で眠ります。大きさ、縦12cm×横12cm×高さ10cmくらいが最低サイズになります。ハムスターが3匹くらい入れる大きさが目安になりますが、冬は巣材を盛って自分で寝床を作るので、それ以上のサイズあった方が良いです。
市販のハムスター用の巣箱は小さいので、ティッシュペーパーの箱など、空箱を利用しましょう。

すぐに食べる餌は、巣箱に餌を持ち込みます。すぐに食べない餌を、巣箱にため込んでしまう場合は、飼育環境に問題がある可能性があります。飼育環境にハムスターが嫌う臭いがないのか、ケージが狭すぎないのかなど、理由を考えてください。

かかりやすい病気

ウェットテイル直腸脱・脱腸。 血栓症。

ゴールデンハムスターは、ウェットテイルという下痢になりやすいハムスターです。また、ウェットテイルの死亡率は高いので、下痢を発見したら必ず病院に行きましょう。
我慢することができるハムスターですが、ストレスが限界まで達すると、突然ウェットテイルになることがあります。過密飼育は厳禁です。本能は、必ず満たせるようにしてあげてください。
直腸脱・脱腸は下痢から併発する病気です。またハムスターは、草食に近い動物なので下痢で腸内細菌のバランスを崩すと、上手く栄養を摂取できなくなる可能性があります。

管理者から一言

ゴールデンハムスターは、他のハムスターよりコミュニケーション能力があるので、飼い主が飼育になれてしまうと、最も飼育が楽しいハムスターです。他のハムスターより体が大きいので、飼育用品が高くなってしまいますが、ゴールデンハムスターを飼う人は、その魅力にとりつかれ、継続的にゴールデンハムスターを飼う人が多いので、案外安上がりなのです。

噛まないですし、病院でも見てくれるので、飼いやすいハムスターなのですが、頭が良いことが原因で、トラブルになる可能性があります。

他のハムスターとは違い、飼い主を噛んだりしてストレスを発散せずに、ストレスをためてしまいます。分かりやすく言うと、イジイジするタイプです。飼い主に対してフレンドリーなハムスターなので、ストレスをため込まさないように、しっかり観察してください。