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からだの仕組み 3

ハムスターの歯

構造

  • 上あごの切歯(前歯・門歯)が2本、下あごの切歯が2本、上あごの大臼歯(奥臼歯)が左右に3本ずつ、下あごの大臼歯も左右に3本ずつ、合計16本の歯を持っています。犬歯と小臼歯はないので、人間の半分しか歯がありません。
  • 下あごの切歯は、上あごの切歯の3倍以上の長さがあります。
  • 乳歯は、離乳時に永久歯に生え替わるために、ペットショップで見るときには永久歯に生え替わっています。ベビーサイズのハムスターを買っても、離乳食は必要ありません。
  • 切歯は一生伸び続ける常生歯ですが、臼歯は伸びないので、臼歯は過長歯になることはありません。切歯は伸び続けるので、堅い物を食べないと過長歯になったり、不正咬合になってしまいます。
  • 犬歯や小臼歯を持たないために、前歯と奥歯の隙間が大きく開いています。
  • 切歯の前面(唇側面)には堅いエナメル質の層がありますが、裏側にはエナメル質がなく、噛むだけで象牙質とセメント質が削れ、歯の先が鋭くとがるようになっています。
  • 切歯を動かす筋肉があるので、少しくらいなら切歯を動かすことができます。
  • エナメル質が作られるときに、銅などが歯の元になるカルシウムと一緒に取り込まれるために、歯の表面は少し黄色い色をしています。
  • 歯ぎしりをしたり、カチカチかみ合わせることでも、歯を削ることができるので、エサに適切な堅さがあるのなら、囓り木は必要ありません。

使い方

  • 切歯を使って、堅い物を削ったり割ったり、長い物を短くするなどして口の中に入れ、大臼歯を石臼のように使い、食べ物をすりつぶします。
  • 堅いペレットは、噛むというより、下あごの切歯で削り取るような食べ方をします。

ハムスターの歯は堅いですが、薄く小さいので、簡単に折れてしまいます。堅い食べ物を食べるための構造なので、堅い食べ物で歯が折れることはありませんが、エサ以外の物を噛むと折れることがあるので、気をつけてください。 同じげっ歯類のビーバーは、体も歯も大きいので人間より丈夫な歯だと言えますが、ハムスターの歯は爪切りやペンチで簡単に切ることができます。
病気になり手術が無事に終了しても、食べることができないと回復ができないので、適度な堅さのあるエサを与えて、余計な物を噛ませないようにする必要があります。

ハムスターのほお袋

構造

  • 口の中の両脇に、ほお袋の入り口があり、首に沿うように肩の近くまで、ほお袋があります。
  • ほお袋は「袋」と言われるように袋状になっていて、普段は小さいですが、物を詰め込むことで体の1/3くらいの大きさまで広がります。

使い方

  • ほお袋から物を出すときは、前足か舌を使って出します。
  • ビックリさせると、子供をほお袋に入れて運ぶこともあります。
  • ほお袋に入らないエサは、口にくわえて持ち運びします。

ほお袋に物を詰めていると、動きにくくなるために、長時間を入れっぱなしにすることはありません。また、エサを探し、回収し、蓄えることがハムスターの楽しみなので、いつでも、ほお袋に物を詰め込めるように、空っぽにしているのが本来の姿です。

ハムスターの臭腺

構造

  • 自分のなわばりに、ニオイを付けるための液体が出ます。
  • ゴールデンハムスターは、腰の左右に一対ずつあり、汗をかいたようにも見えます。
  • ドワーフハムスターは、人間でいうヘソの辺りにあります。他にもニオイを出すところはあります。
  • オスの方が発達しているので、強いニオイを出すことができます。
  • 毛に埋もれて分かりにくいですが、触ると臭腺を見つけることができます。色は黒っぽく、ザラザラした手触りがあります。ジャンガリアンの臭腺は、デベソのように見えます。

使い方

  • オスがメスをひきつけるためにも使い、オスのニオイで、メスが刺激を受け、メスのニオイで、オスが刺激を受けます。年中発情中の、人間とは発情の仕組みが違います。
  • 臭腺を手入れするのに、多くの時間を費やします。それだけ、重要だということです。
  • 臭腺から出たニオイは、水洗いしただけでは消えないし、1週間くらいは完全に消えませんが、ニオイが薄れてしまうのでハムスターが混乱する原因になります。

ハムスターは、なわばりを持つ動物で、ニオイで場所を特定しますが、知っているニオイがないところに連れて行かれると、どこかを把握するのに時間がかかります。ニオイを付け、少しずつ確認しながら行動範囲を広げる動物なので、環境になれていないときは、部屋の端から端へ移動させるだけでも混乱する可能性があります。

ハムスターの体格

構造

  • ハムスターはネズミなのにシッポも短く、クビのくびれもあまりなく、丸い体型をしています。
  • 体が丸いのは、無駄に熱を逃がさないように表面積を減らすためで、寒く、エサの乏しい地域に住む動物の防衛手段です。
  • 熱を逃がしにくい体質のために、暑さには非常に弱いです。
  • 人間が見ると太っているように見えますが、ガッチリしたで体格で、体に比べて強靱なパワーを持っています。
  • 体は柔軟で、小さな隙間にも入ることができます。
  • ハムスターは見た目より、少し重いです。

力持ちのハムスターのように、人間がケージをうんていをすると、途中で力尽きてしまうと思います。

ハムスターの皮膚

構造

  • ハムスターのヒフは、体にピッタリくっついていないので、引っ張ると簡単に伸びてしまいます。

使い方

  • 天敵に捕まれた場合には、ヒフのルーズさを利用して、反転して噛むことができます。

ハムスターの体毛

構造

  • 適度に油分があり、少しくらいなら水をはじきます。
  • ハムスターは絹毛鼠と和名が付けられるくらい、きれいな毛並みをしています。どこで散髪したのか聞きたくなるくらい、いつもバッチリ決まったヘアスタイルをしていますが、自分でマメに手入れしています。

使い方

  • 暑さ寒さだけでなく、衝撃からも身を守ることができます。
  • 毛並みが、前から後ろへキレイに揃っているので、狭いところを移動する場合でも、邪魔にならずにスムーズに進むことができます。
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