ハムスターの総合サイト「ハムエッグ」

ハムスターの四肢(手・足) 爪 尻尾 消化器 生殖器の仕組み・使い方

ハムスターの四肢(手・足)

構造

  • 皮膚が体をルーズに覆っているために、四肢が短く見えますが、極端に短いわけではありません。人間でいう膝(ひざ)から上が隠れているので短く見えるだけで、ハムスターは見た目より足長です。
  • 四肢は外側に広げやすくなっているので、体を平らにでき、狭い場所でも簡単にすり抜けられます。
  • 前足には指が4本、後ろ足には指が5本あり、前足と後ろ足で指の数が違います。後ろ足に指が多いのは、安定感を増すためです。
  • 短く力強い足をしています。前足の方が後ろ足より、力が強いので、手が届けば高いところにでも登ってしまいます。
  • 前足が4本、後ろ足には5本の指があり、それぞれ指に、かぎ爪を持っています。
  • 四肢には肉球(指球・趾球)という肉のかたまりがあり、歩いたり走ったりしたときの衝撃をやわらげます。

使い方

  • 人間と同じように、走ったり歩いたり、物を持ったり掴んだりできます。
  • 人間の親指にあたる指は、前足にはありませんが、指のような突起は残っています。両前足にある、その突起を使って小さな物を掴みます。
  • 前足で物を掴んだりできますが、餌は片手だけで物を掴むことはなく、両手を同じように動かし使います。
  • 前足で顔を洗ったり、後ろ足で毛づくろいしたりします。
  • ほお袋の中身を出すのに、前足を使うこともあります。

ハムスターの爪

構造

  • 動物の爪(つめ)には、平爪(ひらづめ)、蹄(ひづめ)、かぎ爪(かぎつめ)の3種類があり、ハムスターはかぎ爪を持っています。サルの仲間が平爪で、物を掴むのに適しています。蹄は馬などの大型草食獣に多く、走りやすくなっています。その他のほとんどの動物が、かぎ爪です。
  • 人間と同じように、常に伸び続けますが、歩いたり穴を掘ったりすることで、爪は適度に削れます。
  • ロボロフスキーだけ爪が長いですが、体毛の長さに比例しているようで、長いままの方が良いようです。そのまま回し車を走っても、骨折することはありません。
  • 爪には血管が通っているので、折れたり短く切りすぎると出血します。

使い方

  • ハムスターのかぎ爪は、穴を掘るため、走るときのスパイク、登るときに引っかけたりといった、使い道があります。
  • 爪が針のように細いため、カーテンや壁紙に引っかけて登ることがあります。

自分で爪を噛んで長さを調節しているようで、基本的に爪の長さはいつも同じです。爪が伸びすぎないよう、表面がザラザラした陶器の巣箱を使う飼い主もいるようですが、効果が殆ど無く、ザラザラして汚れが取れにくいので使うのは止めましょう。汚い手足で、毛繕いすることになります。
栄養状態が悪かったり、弱って毛繕いできなくなると、爪が長くなる過長爪になります。爪がケージの隙間に引っかかったり、回し車を走っている最中に、指を骨折することがあるので、長すぎる場合は、爪切りが必要です。

ハムスターの尻尾

構造

  • 木に登る動物は、木に尻尾(しっぽ)を巻き付けたり、尻尾でバランスをとったりしますが、ハムスターは木に登らないので、尻尾は短くなり退化しています。
  • 尻尾にも骨があるので、尻もちをついたときに、脱臼をしたり骨折することがあります。
  • ゴールデン、チャイニーズにはうっすら毛が生えていて、ジャンガリアン、ロボロフスキーには毛がしっかり生えています。
  • ゴールデンはシッポの半分くらいが皮膚で隠れていて、実際には見た目の倍くらいの長さがあります。下痢をすると体毛が濡れて尻尾が長く見えるため、強い下痢をウェットテイルと呼ぶことがあります。ハムスターは下痢で死ぬことがあるので注意しましょう。
  • チャイニーズは少し長い尻尾をしています。少しくらいなら木に登るらしいです。そのせいか、急いで走ると、リスのように跳ねるように走ります。

使い方

  • 立ち上がる時には、支えとして使っているようですが、あまり役には立っていないようです。

ハムスターの消化器

構造

  • 前胃と腺胃(後胃)の2つの胃を持っています。前胃では消化し、腺胃に住む微生物の力を借りることで、2段階に分けて消化しています。
  • 人間は盲腸が退化してしまっているので、食物繊維は消化できませんが、ハムスターは盲腸が発達しているので、食物繊維も活用できます。
  • 盲腸に住んでいる細菌が食物繊維を発酵させ、食物繊維を炭水化物に変えます。その炭水化物に変わった物は盲腸糞といって、そのままの形で肛門から排泄され、それを食べることで再度消化します。体内で発酵さえた盲腸糞を食べる習性を食糞とも言います。盲腸糞は軟便のように、やらわかい物ですが、下痢のウンチではないので臭いで違いが分かると思います。

胃が2つに分かれていたり、盲腸が発達していることから、食料に乏しい所に住んでいて、食べ物の栄養を効率よく吸収する、草食に近い雑食性動物だとも分かると思います。
効率よく食べ物を吸収するために、バランスの悪い食事をさせると、太りやすい体質だといえます。しかし、ハムスターは臆病な動物なので、身動きがしにくくなるほど無駄に食べることはなく、バランスの良い餌を与えていると、太ることはありません。

ハムスターの生殖器

オス

  • オスの睾丸(こうがん・陰嚢・キンタマ)は、体に対して大きいので、それだけ繁殖能力が高いということです。
  • 精子は一定温度の中でしか生きられないために、暑いときは体の外に出し、寒いときは体の中にしまいます。そのため、夏は大きく見えます。
  • 睾丸は、薄い肉でしか保護されていない内臓なので、不用意に触らないようにしましょう。
  • オスには精嚢下部に凝固腺という器官があり、射精後に精嚢腺と凝固腺から作られる分泌液で、メスに膣開口部を覆う膣栓ができます。膣栓は、子宮頚管刺激、精子移送、精子漏出防止などの役割があります。確実に妊娠させる為と、浮気防止装置なんでしょうけど、そう考えると人間って野蛮に進化してますよね。
  • オスの陰茎(チンチン・ペニス)は、交尾の時以外は体内に入っています。交尾以外の時に見ることがあれば、病気なので病院に行ってください。
  • 人間とは違って、オスには乳首(乳頭)がありません。

メス

  • 胸部に3対、腹部に2対、鼠径部に2〜3対あり、合計14〜16個の乳首があります。出産頭数より乳首が多いので、乳首にありつけない子供はいませんが、部位によって母乳が出る量が違うらしいので、授乳時にはすでに奪い合いのようになってます。
  • ハムスターには、月経(生理)はありません。出血している場合は、子宮蓄膿症などの病気を疑いましょう。