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ハムスターのウェットテイル(増殖性回腸炎)・脱腸・腸重積(23/23)

投稿日時:
投稿者:USER0464

こんにちわ、西日本方面の雨は峠を越えたようですね。
なのに、こちらは連日の暑さです。[USER0464]です。

今、抗生剤を今後も服用させるか、それとも調整剤のみををあげるか同居人ともめています。
私としては、このま服用をつづけたいのですが、同居人は薬を一旦やめてみて、調整剤のみをあげることに切り替えたいようです。

[USER_NAME]さんと同居人さんで話あって決めるしかないのですが、抗生物質を服用させていても良くならないからという意味からでしょうか?
抗生物質を服用させているから良くならない意味からでしょうか?

前者の場合ですと、重度の下痢の場合支持療法がないと回復しない例も少なくありません。
後者の場合ですと、服用中止は1つの賭けになります。

現在、ある程度の食欲が認められているのでしたら、それ程重篤な状態ではないのかもしれません。
また、服用を中止したならその旨は先生に伝えた方がその後の混乱が防げると思います。

キャンピロバクターとは、腸に細菌(キャンピロバクター)がはいって、食中毒のような症状を起こしたりするものでしょうか?

腸粘膜の腺組織(腺上皮)に侵入して、腸腺の過形成とこれに付随する分泌液の増加がみられます。これによって腸粘膜は肥厚しあたかも下痢のように水分の多い便をするようになります。
同時に粘膜上皮は著しい機能の減退と感染に弱くなります。
これが、キャンピロバクターによる「増殖性腸炎」の病態であり、食中毒の際の急性炎症とは若干異なります。
キャンピロバクターの形態も異なります。急性腸炎で見られるのはラセン形態のものが多いです。で、さらに言いますと、これはトレポネーマを誤認している場合もあります。

ということは、人間にも感染する可能性があるということになるのでしょうか。

理論上はありえますが、培養するとなるとひじょうにデリケートな細菌で分離方法が確立するまでに家畜衛生試験場の専門官が何年もかかっています。
外界の感作には弱いようですので、有機物の処理をしっかりすればさほどに心配されなくても良いように思いますよ。
# 私は1度も感染していません。たぶん、病気のハムさんの飼い主達も。

なかなか症状が改善されないのは、キャンピロバクターによるものか、原虫(寄生虫ですよね?)によるものの可能性があるということですね。

といいますか、私自身は原虫によるものしか見たことがありません。他の先生方も原虫を認めている例の方が多いようです。ただ、キャンピロを見たという先生もいることはいて、ジャンガリアンハムスターだったとのことです。
原虫は虫とはついていますが、寄生虫よりは細菌の方に近い生物ですね。
検査も1度の検査でいなかったというのは「陰性」を意味しているわけではありません。その意味からも再検査が指示されても、主治医に不審の念を抱いてはいけません。病状が良くないのならこれはありえることですし、また必要なことです。

その病院で細菌が何であるかを調べてもらえるかどうかは分かりませんが、いずれにしてもあるていどの覚悟はしておいたほうがいいようですね。

個人病院で細菌の種類まで調べてくれるということは、あまりないと思いますが、ものは試しで伺ってみるのもよいかと。

また、細菌がキャンピロであった場合ですが、これにはエリスロマイシンがひじょうに良く効いてくれます。
ただし、この抗生物質はハムスターには使用が勧められない抗生物質です。
したがって、[USER_NAME]さんの主治医の先生が効き目の弱い抗生物質を出している可能性もあるわけです。
# 効き目が弱くて細菌の増殖を抑制できない場合もありますが。

細菌がキャンピロでなかった場合は、話は振り出しに戻って、その細菌がなんであるかから始めなくてはなりません。

この先長くおせわになるかもしれないので(そうならない方がいいのですが)自分もある程度の知識をつけて、どらの治療にはげみたいと思います。

というわけで、[USER_NAME]さんのメールだけでもいろいろな可能性が考えられることになります。やはり、主治医の先生と直接話をすることは大事でしょう。
長い返信メールになってしまいましたが、少しは参考にしていただけると嬉しいのですが。