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狂牛病とペレットとハムスター(8/9)

投稿日時:
投稿者:USER0013

[USER0013]です.

時間がとれたので少しだけ.

>P:M 9:30〜のNHKで狂牛病の話をしていました
テムズ大学の先生の話の中に牛以外の動物で、発症するか調べたところ、十九種類確認できたそうです。

その中に、、、、ハムスターが、、、、入っていました。

実験方法ですが,海綿状脳症(以下TSE : BSEを一般化した表現)を発症した牛の脳組織を大量に経口投与することにより,発症するかどうかを確かめたものです.また,マウスにBSE牛の神経系の組織(脳等)および網膜を注射すると感染することがわかっています.
#実験条件としては,かなり特殊であるといえます.

ペットフードに関しては、4月1日より自粛されていること。
イギリス産の牛は使用していない。とのこと
これだけしかわかりませんでした。

4月2・3日の両日にWHOで専門家による国際会議がひらかれ,勧告がでています.
以下はプレス・リリースの山内先生による翻訳です.

国際専門家による勧告:BSE拡大の防止と人への危険の可能性の減少のための対策
1996年4月3日

 1996年4月2ー3日にWHOが開催した会議で、国際専門家はBSEに関連した公衆衛生問題と、1996年3月20日に英国政府が正式に報告したクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の新型の出現について、検討した。

 最新の科学的情報にもとづいて、専門家会議は動物間でのBSEの伝播を最小限に抑え、BSE病原体に人が暴露されるのをできるだけ完全に減少させるために、以下を勧告する。

専門家会議の所見

牛海綿状脳症

 BSEは牛における伝達性海綿状脳症transmissible spongiform encephalopathy(TSE)であり、1986年に英国で最初に発見された。同様の変性疾患は種々の動物種で起きている。BSEの牛への伝達は、羊と牛を原料とする濃厚飼料中の汚染肉と骨粉を介して起きたとみなされる。英国は本病の高い発生が見られる唯一の国であり、流行は主として、1988年にとられた反芻動物(牛、羊、山羊)の餌の禁止措置以前に、汚染した牛の材料を牛に戻すリサイクルによるものとみなされる。今日までBSEの母親から子への伝達、または水平伝達の証拠はない。

 英国での本病の発生は有意に低下してきている。しかし、これまでのところ流行を抑えるまでにはいたっていない。BSEの全世界での分布ははっきりしないが、ほかのヨーロッパ諸国の牛で、はるかに低い頻度の発生が報告されている。これらの国のBSEの一部は、おそらくBSEに汚染した餌の摂取に関連があるものと思われる。

新型CJD (Variant CJD)
 委員会は英国の10例の臨床および病理学的データを検討した。本病は古典的CJDに普通に見られるものより若い年令に起きており、いくつかの臨床的、病理学的な違いを示している。これら10人の所見にもとづいて、委員会は本症候群の頻度と分布を決定するのに必要な調査が、より正確かつ容易にできるように、新型についての定義を定めた。

 委員会はBSEと新型CJD の間にはっきりした関連はないと結論した。しかし状況証拠は、BSEへの暴露がもっとも可能性のある仮説かもしれないということを示唆している。これらふたつの病気について、さらに研究が緊急に求められる。

 BSEへの暴露は英国での一連の措置により、すでに非常に減少してきている。本委員会の勧告の実施により、BSEへの暴露の危険性はさらに最小限のレベルにまで減少されるはずである。

勧告

牛海綿状脳症

1。TSEの症状を示すいかなる動物の部分も、人、動物いずれの食物連鎖に入れてはいけない。すべての国は、TSE汚染動物の屠殺と安全な廃棄を確実に行い、TSE感染性がいかなる食物連鎖にも入ることができないようにするべきである。すべての国は、レンダリング(脂抜き精製)方式を点検して、TSE病原体が効果的に不活化されることを保証すべきである。

2。すべての国は、パリの国際獣疫事務局(Office International des Epizooties:OIE)の勧告に従って、BSEの継続的監視体制と強制的報告体制を確立すべきである。
監視データがない場合には、その国のBSEの状況は不明とみなす。

3。国内産の牛にBSEが存在する国は、BSE病原体を含む可能性のある組織が、人または動物のいかなる食物連鎖にも入ることを許してはいけない。

4。すべての国は、反芻動物の組織を反芻動物の餌に用いることを禁止すべきである。

5。特定の製品については:

*BSE 感染動物のミルクについての試験では、いかなるBSE感染性もみいだされていない。ほかの動物や人の海綿状脳症での知見でもミルクは本病を伝達しないことが示唆されている。したがって、ミルクおよびミルク製品は、BSEの高い発生のある国でも、安全とみなせる。

*ゼラチンは、その調製過程でBSE感染性を破壊する化学的抽出操作があるため、人が消費しても安全とみなせる。

*ろうそく用の獣脂も、適当なレンダリング方式がとられていれば、安全とみなせる。

6。医療材料は経口および注射に用いられるために食物とは異なる。医療材料に関しては、BSE病原体の伝達の危険性を最小限にするための対策が1991年のWHO専門家会議で決められており、現在も有効である。

*さらに新しい情報が入れば、これらの対策は点検され、必要に応じて強化される。

*医薬品工業用の材料は、監視体制が存在しBSEが存在しないことを、または散発例を報告している国から入手することが重要である。この点はとくに繰り返し強調されている。

*精製や不活化操作は感染の危険性を減少させるのに役立つ。しかし、BSE病原体は、普通の微生物を破壊する物理化学的操作に非常に抵抗性であることを認識しなければならない。

7。TSEについての研究、とくに急速診断、病原体の性状解析、人と動物におけるTSEの疫学についての研究を推進しなければならない。

新型CJD

1。新型CJDの地理的分布は、現在のところ英国のみで報告されているが、さらに調
査しなければならない。

2。この新しく見いだされた型についてのもっとも可能性のある仮説はBSE病原体への暴露であるが、これら新型例についての科学的研究データをさらに集めて、関連をはっきりさせることが緊急に求められる。最近のヨーロッパでの共同研究をモデルとして、あらゆるCJDの型についての調査・監視に関する研究をさらに全世界にわたって行うことが必要である。

3。牛肉および牛肉製品からのBSEへの暴露は、すでに英国でとられた対策により大いに減少してきている。BSEへの暴露は、ほかの国ではこれまでも低いものであった。委員会はこれらの勧告の実施により、牛肉および牛肉製品の中のBSEへの暴露のいかなる危険性も最小限度にまで確実に減少させうるものとみなしている。

全世界にわたってのBSEと新型CJDについての調査が増すにつれて、1ー2カ月中にはさらに情報が集まるであろう。WHOはこれらの進展を絶えず調べながら、必要に応じて勧告を最新のものにもっていく予定である。

ウシからヒトへの感染は「可能性としては否定できないものの,明確な科学的根拠はない」.しかしながら,「BSEの伝播を最小限に抑え、BSE病原体に人が暴露されるのをできるだけ完全に減少させるため」にあらゆる措置を講じておこう.というのが主旨となっています.その見地からは,ペットフードの英国からの輸入禁止も政策のひとつとして考えられたものだと思われます.

#ところで,英国等ではネコで海綿状脳症が発症している例があることが知られています.何をエサにもらっていたか(あるいは何をエサとして食べていたか),大体の想像はつきますが...

脱線がひどくなってきたので,このあたりで失礼します.