もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

闘病と死の意味(死を理解する・考える・お墓)

死を理解するために

病気で死んで間のないハムスターの目の回りに、涙の跡があったりすると、ホントに自分の不甲斐なさを感じてしまうことがあります。病気でボロボロになったハムスターの死体をさわるのもイヤな時があります。しかし、ハムスターの死を理解し、人生の教訓にしたり、次に飼ったペットや、自分の子供に同じ苦しみを与えないように思い、実行することが、死んでしまったハムスターが生きていた証であり、報いることかもしれません。

人間には3つの死があるといわれています。1つ目の死は、生きる目的を失ったときです。ハムスターに当てはめるとすれば、子孫を残すということに当てはまると思います。これは飼い主である人間がコントロールしてしまうので、ハムスターには適当ではないかもしれません。
2つ目の死は、肉体的な死です。一般的に死ぬとはこのことを言います。
3つ目の死は、全ての人から忘れられることです。飼っていたハムスターが死んでしまっても、飼い主であるあなたが忘れない限り、死んでいないことになります。また死んでしまったハムスターから得た教訓や飼育方法などを一般化すれば、あなたが死んでも、あなたや死んでしまったハムスターの代わりに言葉として生き続けます。
しかし実際には、何もしないと記憶は忘れ、自分に都合の良い記憶が残りやすいため、間違い続ける飼い主もいます。そのため、記録を残し思い出すことが大切です。

うまく飼えば5年以上生きますが、必ず死は訪れます。寿命による死は、新陳代謝の限界を迎えることで、世代交代を繰り返し、進化を遂げなくてはならない生き物の宿命です。進化を繰り返しおかげで、人間もハムスターも一緒に共存できる世界が、今存在する訳です。
そう分かっていても、やはり死による別れは悲しい物で、私は2匹以上ハムスターを飼うようにしています。初めて飼ったハムスターが死んだときの、精神的ダメージが大きかったので、悲しい気持ちを紛らわそうと2匹以上飼うことにしています。これも一つの方法です。

死んだ後に考える

庭にお墓を作る前に少し考えてください。死んだハムスターの死因は本当に正しかったのでしょうか?原因は、老衰で死んでしまったり、間違った飼育方法だったり色々あると思います。飼育環境も完璧で、全く死因に思い当たる節が無い場合は、病理解剖という手段を使って死因を特定することもできます。

死んでしまった、ハムスターを解剖してしまうということは、残酷なことをかもしれませんが、解剖することによって救われる命もあることを考えてください。もし間違った飼育方法が原因と分かれば、飼育方法を改善することによって、死んでしまったハムスターの分も、他のハムスターを長生きさせることができます。当然自分の飼っているハムスターだけではありません。現在はインターネットなどを使えば、他の飼い主にも簡単に知らせることができるので、多くの命を救うことができるのです。そうして多くの命を救うことができたハムスターの死は、無駄にはならないということになります。

今あるハムスターの飼育方法などは、実際に病理解剖されたり、さまざまな人の経験などから、培われたものです。実験動物として殺されてしまったハムスターたちの死でも、実際にはさまざまな恩恵を受けています。今あなたが飼っているハムスターが健康に暮らしていることも、そんなハムスターたちの死によって積み重なったものもあります。私がこのウェブサイトを作ろうと思ったのも、ハムスターの死と自分への後悔でした。本当にハムスターなどの動物のことが好きなら、かわいがるだけでなく、このような他人へのアウトプットも必要だと思いませんか?

人間はDNAだけでなく、さまざまな伝達手段で思いや経験を残せる素晴らしい生き物です。その能力を最大限に活かして、さまざまな命を救えることも忘れないでください。

管理者が死因を特定した記録が [ ハムスターと病理解剖 ] にあります。

ハムスターのお墓

ペット専用の葬儀屋で焼却する方法もありますが、ハムスターでも1万円くらい必要です。冷たいと思われるかもしれませんが、死んだ生き物にできることは何もありません。それより生きている生き物に、お金を使うようにしてください。1万円もあれば、良いケージを買うことができます。

住宅事情もあると思いますが、ハムスターはできるだけ土葬しましょう。死体になったときくらい、野生本来の姿に戻してあげてください。ハムスターを土葬する人は多いかと思いますが、花で埋め尽くすように埋葬したりして、花を添えるのもやめましょう。花も命なので、花を生け贄にしたのと同じことです。またハムスターの死体と、花を一緒に植えるくらいなら、目立つところに柿などの、実のなる木を買ってきて植えて、木の根元に埋葬するようにしましょう。実のなる木なら、ハムスターを飼わなくなったとしても、家族の人も大事に育ててくれるので、枯れたり切られる可能性も少ないと思います。当然、実がなったら食べればいいですし、その木のおかげで、他の動植物を交えた食物連鎖が起こり、死んだハムスターも地球システムの役割を果たせます。目立つところに木を植えれば、供養のような儀式的なことをしなくても、死んだハムスターのことを思い出すこともできます。

クロハラハムスターくらい大きければ話は変わりますが、ゴールデンハムスターくらいの大きさで、園芸ができる肥えた土の庭にハムスターを埋めれば、直ぐに微生物に分解されて無くなってしまいます。そこそこ大きければ植木鉢でも大丈夫なようです。
私は昔から自宅の庭に、ハムスター、インコ、カエルなどの死んだ動物を、いっぱい埋めているのですが、一度も白骨死体が出てきたことはありません。自然のパワーはすごいです。穴を掘る場合は、30cmくらい掘りましょう。それくらいは掘らないと、ネコや鳥に掘り返され、気が付いたらバラバラになった白骨が転がっているということがあるからです。

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