腸閉塞(ちょうへいそく)
症状
- 便秘。
- 食欲がなくなったり、おなかがふくらんだりする。
- 症状が進むと次第にやせてくる。
原因
- 固まるトイレの砂、綿、タオルやじゅうたんなどの繊維を食べて、腸につまる。
- 毛長種の毛づくろい。
治療
- 下剤を与える。
- 状況によっては手術で切開をし、異物を取り出す。
予防
- ハムスターが食べられない物は与えない、近くに置かない。
- 固まる砂を使わない。
アドバイス
口に咥えたり、ほお袋に入れて物を運ぶ習性があるため、口に入れた小さな物を少しずつ飲み込んでしまいます。
人間や犬のように腸が太くなく便に混じって出にくいため、飲み込んだ物が腸に詰まりやすく、症状として便秘になります。
治療が遅れると死ぬ確率が高くなるため、便秘の症状を見つけたらすぐに病院へ行きましょう。
ティッシュペーパーやキッチンペーパー、綿は腸閉塞の事例が多いため、床材に使わないようにしましょう。
同じ飼育用品を使って、ハムスターの寿命が短い人は誤飲の可能性があります。
ベテラン飼い主がウッドチップを薦めているのは、ハムスターが木を飲み込んでしまっても消化できるからです。
毛繕いの多い動物なので、体毛が長い長毛種のハムスターも腸閉塞(毛球症)のリスクが高くなります。
カラーハムスターは季節に合わせて換毛できず、暑さで自分で毛を抜いたり、寒さで巣材を大量に巣に持ち込んでしまい、この場合もリスクが高くなります。
予防として毛玉予防薬などを与える方法もありますが、普通に飼育していればかかる病気ではないので、温度を管理したり清潔にするなどして予防しましょう。

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