雑穀類・ペレット・牧草の栄養は本当?
牧草の話から始まっていますが、ペレットや原材料になる餌の栄養の記事です。
市販のペレットではなく、実験動物用のペレットとミックスフードの組み合わせを薦める、ベテラン飼い主がいる理由も分かると思います。
[USER0190]です。
以下の文を見て、えっ!そうなの?と思いました。
でも、この文章だけでは、「ハムスターは牧草を食べないでしょ?」という意味なのか、「牧草を食べて栄養バランス崩すの?」という意味なのか、わからなかったので^^;;
あくまでも、「牧草を食べて栄養バランスを崩すの?」という意味でとった場合の文です。
間違ってたらすいません^^;;
ん〜一応後者のイメージですね。
ちゃんと書くと「牧草を食べると栄養バランスが崩れるとあるけど、そんなこと気にしてどうするの?」かな。
男おばさん的にこのどこの部分をさしておられるのかわかりませんが、実際問題としてハム自身の体質や性格、飼い主さんのお世話方法やかけられるコストによってどれを何を選んでもOKというのが私の意見です。
#ご紹介されているところでは「牧草は食べることがありそれにより栄養バランスを崩す云々」というのがありますが、これはちょっと??な気がします。
個人的に、牧草を食べて栄養バランスを崩すことはあると思います。
ご紹介くださっている各牧草の成分や、ウサギやハムスターに良いとされている栄養素のバランス配分ももちろん承知しています。
またかつては私も結構このあたりに気を遣っていたこともあります。
しかし、よ〜く考えてみてください。
たとえば牧草を食べたから栄養バランスが崩れた!と言えるほど、普段与えている食事の栄養バランスや内容物は確かでしょうか?
たしかに良質なフードについては大まかに成分配合はかかれています。
ただ、それはあくまでもある一定レベルをクリアしていることを証明するだけで中身の細かい部分は保証されているわけではないのです。
たとえば「粗タンパク質」というのがありますが、これが10%あるからといって、与えたエサの10%がタンパク質で、それがさらにちゃんと吸収されるかというとそうではないんですよね。
細かい話になりますが「粗タンパク質」には純粋なタンパク質以外にも窒素なども含まれています。
なので、上記の例でいうと10%の中には窒素等も含まれていて、それを除いたタンパク質の割合なんて通常はわかりません。
さらにその残りのタンパク質についても厳密にみると、生き物が体内に摂取した時に有効に使われるものと、そうでないものに分かれます。
またフードの原材料も季節によって微妙に中身が変わります。そのため数値上は同じ10%であってもその内訳はそのときによって異なることがあります。
「繊維質」にしてもそうです。
細かくみていくとキリがありません。
こんなことを考え出すと、我々のできる範囲では牧草を与えた程度で栄養バランスがどうのこうの言えるはずがないのです。
もちろん一つの目安として、だいたいこの程度の配分とかいうことはできますが、あくまでも目安にしかなりません。
#また、多くの飼育書等で目安として紹介されている栄養成分表はあくまでも実験動物として飼育する場合や、畜産動物として飼育する場合を想定してある学術データをそのまま引用しているにすぎません。
#ペットとして飼育する上での理想的な成分バランスはまた違ったものであると、私は最近考えています。
さらに最近別スレッドでミネラルウオーターを与えるという話もありましたが、仮にエサの栄養成分やミネラルバランスを細かく配慮していたとしてもミネラルウオーターを与えた時点で意味をなさなくなってしまう可能性があります。
「安全なエサをバランスよくあげましょう」ということ自体は別に間違いではないと思うのですが、最近の栄養バランス云々の話は、正直言って行き過ぎていて本質的なことを見失っていると私は思うのです。
ある特定のエサに偏らないよう、ほんの少し気をつけてあげて、あとはある程度彼らの嗜好に任せても良いのではないかと。
これも結局別スレッドで進行中のホリスティックな話に繋がっていくのですが、一つの局面だけをとらえて「良い・悪い」を判断するのではなく、もっと大きな視点で全体を捉えてバランスをただしていくのが大事なんじゃないかと思います。
[USER0199]です。
成分表だけ英語ですが、アルファルファは、一番上の[alfalfa hay] (hay は牧草の意味です。)チモシーは、一番下から2番目の [timothy hay]です。
dry mat が何かわからなかったんですが、左から、カロリー、たんぱく質、繊維質、カルシウムです。
*注意これは、一ポンド辺りです。
dry matとというのは、「乾物重量として」の意味ではないですか。
刈り取った直後の草と乾燥させたものでは、容積とと重量が一致しませんので、乾草として何グラム当たりに含まれる栄養素の量として比較できるように統一してあるということになります。
ま、それで実際問題として、牧草もその生育している土壌によって含有されている各栄養素の量が異なります。
肥料の施肥の情況によっても、同じ採草地の中でも違ってきます。
ですので、酪農家の方が飼料設計をする際には、自分の土地の土壌や牧草について検査してもらてから、何をどのくらい給餌するか組み立てていきます。
したがって、販売されている牧草の場合は、必ずしも包装に記載されている含有量とは限りません。
含有量をチェックしている会社もあるでしょうし、していない会社もあるでしょうし。含有量にあまりこだわっても 記載のとうりであるとも限りませんので、私は気にした事ありません。
飼料成分表については、酪農家の場合、それを目安にして土壌改良をするということに使われます。
自分で検査しない、あるいはできる環境にないという方は、この成分表で飼料設計します。
[USER0208]です。朝おきたら、雪で白くなっていた!!
何分、山梨県人なもので、この時間帯は箱根駅伝が気になって。
のコメントから、(ペレットや?)牧草に表示されている栄養素の成分は、あまり気にしても仕方ない。
そして、一般的にハムスターに必要とされている栄養成分表も、間違っている(と思う)。
ということになると思うんですが、
他の方もおっしゃっていますが、間違っているということではありません。
ペレットは工業製品というか、二次生産物ですから栄養成分については調整可能ですので、こちらは信用して良いのではと考えています。
一次農産物である乾燥(牧草)の場合は、製品としてはブレンドでもしないかぎり本当の含有量は維持できないし、作柄によってはそれでもむずかしいこともあると思うんです。
だから、記載のとうりの栄養素が入ってなかったと言っても、それはメーカーにも気の毒なんです。
また、何も分からないということであれば、これも不安ですから、「目安」程度に受け止めておいて良いのではないかと思います。
私が気にした事はないというのは、その程度のことです。
過去に「漢方薬」の話題があった時に、原料の産地が違ってくればその効果にも差が生じるという話がありました。
漢方薬は医薬品のなので、本当はそれでは困るのですが、(一応、ブレンドや成分含有量の検査は実施しているはずですので)、でも、あながちありえない話ではないなと妙に感心したことがあります。
そうなると、結局何をどれだけあげればいいのか、何を基準に餌を選んでいいのか、全く分からなくなってしまいました。
#そんなこと誰にも分からんやん!って話なんで、[USER0208]さんや、[USER_NAME]さんはどんな餌をあげているのか教えてもらいたいですm(_)m
我が家では、ニッパイのペレットが主食でしたよ。
それに鳩餌の雑穀を少しあげていました。本当に栄養成分にこだわると、鳩餌が登場した時点でアウトなんですが、先にも申し上げましたように、気にしていませんので。
そして、野菜や季節の果物を少々というところです。
ネズミの仲間というのは、果実食、穀物食、草食、そして肉食にまで広い範囲がありますので、ペットとして飼育されている個体であれば、飼い主もハムスターも多少は食事の楽しみという範囲が許されてもよいのではないかと私は考えているんです。
これが実験動物としてのハムスターになりますと、餌も水も規定のものしか与えられません。こちらは試験目的によりますが、本当に試験データーを得るという場合には必要な処置です。そうしなければ、試験の成績自体の信用性が得られないからです。
ま、そう言っても特段不味いものを食べさせられているということではありませんが。
私はペットとして、ハムスターと付き合いたいと考えていますので、手軽でそこそこバランスがとれているペレットを主食し、それに楽しみ程度のものを加えているというところです。
ちなみに、[USER0208](♀)は管理栄養士の資格を持っていますので、ときどき栄養計算してもらうことはあります。
犬や猫には、疾病ごとに「療法食」が製造されていますが、あの内容をひとつひとつの食品を集めて飼い主がつくるのというのは至難の業なのです。
それは、栄養士さんなら、なおのことそう思うはずです。
それだけ、一次生産物にはバラツキが多いのです。全ての給与食品の検査も個人ではできませんし、やはりどこかで妥協せざるを得ないのです。
そうしたら、ペレットはかなりよくできた食品だと思いますね!
もしかしたら、「栄養素なんて気にしんでええから!何でもあげとき!」って話だったんですかね?そうだったら、土俵違いですね(笑
教えてもらいたいことでした!よろしくお願いします。
ここは、[USER_NAME]さんとのやり取りを読んでということなのでしょうが、あちらはあちらとして、あまりお気になされませんように。
こんにちわ、[USER0228]です。
☆☆ペレットに、表示されている成分はあくまでもそのペレットに含まれる栄養成分でありこの数値は信用できるが、ハムスターがこれを全て吸収しているわけではない。☆☆ということでいいんですよね?それとも
でいいと思います。
私も、[USER_NAME]さんと同じです。
厳密に考えれば、「可消化養分総量」とか「粗繊維吸収率」とか知らなくてはなりませんが、そんなこと知らなくてもハムスターは健康の健康は保つことができます。
名古屋の[USER_NAME]さんがいらしてくださると、水やひまわりの種についても、そんなに気にしなくても大丈夫なんですよというお話を分かりやすく説明して下さるのですが。
まあ、最近は防虫剤といってもハーブだったりすることがほとんどなのでそれほど気にすることはないのではないでしょうか。
#私的には防虫剤なんてそもそも不要ではないかと思うんですがね。
日本は植物検疫が厳しいので、それを気にしてかもしれませんね。