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子食いが起こりやすい状況・埋葬方法まとめ

飼い主からの情報をまとめた、子食いが起こりやすい状況と埋葬方法の記事です。
繁殖予定なら絶対に覚えておきましょう。
飼い主が気づかないことが多いため、産子数が少ない場合にも注意しましょう。

投稿日時:
投稿者:USER0001

[USER0001]です。
これまでの経験から分かりました事柄をお知らせします。
多くは過去に発表されたものかもしれません。

あまり愉快な内容ではないので、読まなくても結構ですが、飼育技術向上の一助として頂きたく敢えて公開します。

なお、今回発表したものは本人はすべて考えた上で行っていますので、「ちょっと一言言うたろ」といったご批判はご遠慮ください。
前もって、お読みになって不愉快になられた方へ、お詫び申し上げます。

子食いに関する考察

次の条件に該当すると子食いの発生する率が高い。

ケース内及び敷きわらの湿度が異常に高い。
(水差しの横転など)
ドワーフなどでのつがい飼育で出産直後に追い盛りで追いまわす場合(ジャンガリアンに多い)
出産時の母体の体調が整わない場合。
出産直後に異常興奮に陥った場合。(これは経験無し)
これらは出産後48時間以内に起こる

次のケースの場合、2週齢程度でも子食いが起こる。ケースの大掃除をした場合。
(母子ともに異常興奮になるため、1匹程度犠牲になる)
給餌をペレットなどに頼り、動物蛋白の補給を怠った場合。(1匹程度犠牲になる)
このことから平素の動物性餌の給餌は不可欠である。

なお、子食いは直前までは兆候は見られない。目を離した2・3時間以内に発生する。この場合、泣き声はない。また、出血もほとんど無い。部位は腹部をねらわれる事が多く、体上部へ進む事が多い。遺骸は残るケースが多い。

埋葬方法に関する考察

土地事情から最近は埋葬方法も考慮が必要である。
埋葬方法は次の方法がある。

火葬:ペット霊園業者に依頼する。
ハムスターの経験はないが犬の場合個別火葬で2・3万、一般火葬(集団)で2万弱である。いずれも1年後は合祀される世ころが多い。動物病院で斡旋している。完全火葬は高温の炉は必要であるので、素人では不可。

土葬:庭など土地のある人はこの方法がよい。落ち葉などで柔らかくなっているところは分解されるスピードも速い。
土葬では分解は土中微生物によってのみ行われるので、固い土、深い埋葬は分解スピードが落ちる。
マンションなどでは、プランターなどに土を入れて埋葬する方法も有効である。この場合、園芸用土のみでなく、腐葉土などを多めに交ぜ、また園芸店で土中微生物活性酵素(品名:コーラン)を埋葬用土に混ぜると更に分解が促進される。この場合、水の滞留しやすい底部近くに埋葬すると腐敗の危険がある。

風葬:一般的には認められにくい方法。人の立ち入らない場所に一種の聖域を設け、そこに露天に存置する方法。生物活動期には地上の分解者(あり・ダンゴムシ)によって、驚く速さで分解される。
両生類1日、ドワーフ 2週齢2日、ドワーフ(生育の遅れた個体)4・5日で完全に土に返る。基本的に成体については土葬で行っている。