ウェットテイル(うぇっとている)・増殖性回腸炎(ぞうしょくせいかいちょうえん)・伝染性回腸過形成炎(でんせんせいかいちょうかけいせいえん)
症状
- おしり周辺がぬれている。
- 便が水っぽく、形がくずれている。
- 急性の下痢。
- 強烈に臭い便。
原因
- 環境変化のストレス。
- 母ハムと放すのが早すぎた。
- 栄養失調。
- 過密飼育。
治療
- 効果的な治療法はなく、二次感染を抑えるために抗生剤、ビタミン剤の投与します。
- 保温。
予防
- 原因になることをしない、させない。
アドバイス
尻尾(シッポ)が塗れたように見えるため、ウェットテイル(塗れた尻尾)と別名が付いてしまうくらい強い下痢です。
1〜3日中に死んでしまうことがあるので、急いで病院に連れていきましょう。
原因の違う下痢もウェットテイルと言うこともありますが、増殖性回腸炎と分けています。
一番の原因はカンピロバクター(キャンピロバクター)という細菌だといわれています。
飲料水、生野菜、食肉に付いている細菌で、ウェットテイルも感染型食中毒や感染性腸炎の仲間です。
他には、クロストジウム・大腸菌等の細菌が原因になります。
まな板の消毒や、加熱、手洗いで飼い主が原因の感染はほとんど防げます。
普段は無臭に近いハムスターのウンチが、すごく臭くなります。
ゴールデンハムスターや長毛種はウェットテイルが発病する確率が高く、同じケージで何匹も飼っていると、元気なハムスターが、発病したハムスターを殺してしまう可能性があります。
たとえ発病したハムスターが死んでしまっても、細菌がケージに残っている場合には次々に発病し、全滅する可能性もあるので、ゴールデンハムスターの多頭飼育(集団飼育)は絶対にしないようにしましょう。
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