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実験動物用ペレットの原材料と成分の違い

ペットショップで購入できるペレットとは違って、実験動物用飼料には飼料の配合不変の原則があります。
安定した栄養や嗜好性を維持できますが、長期飼育用や繁殖用などの用途だけでなく、製造メーカーによっても少し違います。

投稿日時:
投稿者:USER0433

[USER_NAME]秦野在住です。

これって返事ついてるんでしょうか...
「CE-7」という単語でフィルタリングしていますので、subject変わっていたら見ていません。

すいませんが、CE-7の成分を知りたいんですが、教えていただけますか?

このように聞いております。

主な栄養成分: CE-7 ニッパイ(参考)
タンパク質 17.6% 19.1%
脂肪 3.9% 3.3%
繊維 4.0% 3.3%
灰分 6.1% 6.2%

#淡白なメールで申し訳ございませんが(^^;

投稿日時:
投稿者:USER0322

[USER_NAME]です。

# 件名は「CE-7の成分」です。

前者の方は以前成分表のサイトを教えていただいたのですが、CE-7はどうなんでしょうか?

こちらも日本クレア株式会社のWeb pageにある「実験動物用飼料」のpage ([このURLは存在しません]) に詳しく載っています。

含有成分の平均値だけでなく、製造ロット毎に検査した分析結果まで載ってます。

ここに載っていた最新(1999/11/12製造のロット番号E7109)の分析結果は以下の通りです。

水分 9.1%
粗たんぱく質 17.2%
粗脂肪 3.9%
粗繊維 4.5%
粗灰分 5.9%
Ca 0.98%
P 0.87%

硬度 23.9kg/cm^2

ペレットの硬度が載っているのは初めてみたのですが、他の製品の値がわからないので、CE-7が他のペレットより固いのか軟らかいのかは分かりません(^^;)。

# 以前、うちでもCE-7を使っていた時は、ニッパイの「ハムスターフード(ハードタイプ)」と大差なかったようにも思いますが。

投稿日時:
投稿者:USER0324

[USER_NAME]です。

あたしは常々「ニッパイ」は魚クサイな〜と感じていて、ニッパイを食べてくれない子は煮干しも大嫌いですから、その匂いが苦手なのかな?と思っています。

ニッパイの「ハムスターフード」の主な原材料にはしっかりと「フィッシュミール(魚粉)」が含まれていますからね。
でCE-7ですが、前のメール([Ham:40315])に書いたpageにあるCE-7の説明を見ると、やはり「ホワイトフィッシュミール」が含まれています。

# CE-7を使っていたのは既に1年半くらい前までなので、匂いは覚えてないです(^^;)。そもそも今手元に有る「ハムスターフード」でも私自身はあまり魚臭いと感じないのでお役に立てないでしょうが。

んで、以前「CR-LPF」の方は「香ばしい」感じの匂いがするって誰かが言っていたのを見かけて、ニッパイ「プチ」の匂いをイメージ

オリエンタル酵母工業のCR-LPFの原材料はちょっとわからないのですが、同社の他のマウス・ラット・ハムスター用飼料「改良NIH」の原材料にも「北洋魚粉」が含まれていますので、CR-LPFにも魚粉が含まれている可能性はあるかと思います。

CE-7の匂いはどうですか?

ここはやはり「CE-7お試しパック」をお願いしてみるしかないのではないでしょうか?

あと、長期飼育用は粗タンパク量が18%前後とニッパイなどより少な目ですよね?その辺はどういう効果があるのでしょうか?

手元にあるオリエンタル酵母工業のパンフレットにCR-LPFについて簡単なコメントが記載されていますので、引用します。

「近年の動物実験の分野では、1〜2年以上の長期飼育時の肥満等による慢性疾患の実験結果に対する影響について懸念する声が少なくありません。この問題に対する一つの解決案として、飼料中のエネルギー含量および蛋白質含量を低減させた飼料を給与する方法が試みられ、一応の成果が挙げられています。
CR-LPFは、このような目的で飼育される皆様のために設計された飼料です。」

ということですので、理由の一つは成ハムの肥満を防止することなのではないでしょうか。他にももっといろいろな理由があるかもしれませんが。

ただし、ここで選択が難しいのは、各ハムスター飼料における粗たんぱく質、粗脂肪の含有率と、総カロリーが必ずしも同じ傾向ではない、ということです。
試しにニッパイ「ハムスターフード」、日本クレア「CE-7」、オリエンタル酵母工業「CR-LPF」を比較してみますと、

ハムスターフード CE-7 CR-LPF
粗たんぱく質 ≧23.0% 17.7% 18.2%
粗脂肪 ≧ 3.0% 3.7% 4.8%
総カロリー(kcal/100g) 330 341.1 348

(*: CE-7、CR-LPFの上記値は平均値)

成ハムになったら粗たんぱく質の含有率は20%以下が望ましいという面からみたらCE-7かCR-LPFなのですが、総カロリーでみると「ハムスターフード」の方が低いのですよね。

# まあハムさんに対するカロリーの計算方法が、ヒトの場合と同じなのかどうかよくわからないので、上記値程度の違いなど誤差の範囲かもしれませんが。

成長が落ち着いたら「長期飼育用」に替えた方が良いのでしょうか?

個人的には低たんぱく質、低カロリーの方がいいかなと思ってます。

# でも、既に3歳を過ぎてさすがに毛並みが衰えてきたうちのアジールには、好きな食べ物をあげることが多くなってきてます。

投稿日時:
投稿者:USER0330

[USER_NAME]です。

# CE-7を使っていたのは既に1年半くらい前までなので、匂いは覚えてないです(^^;)。そもそも今手元に有る「ハムスターフード」でも私自身はあまり魚臭いと感じないのでお役に立てないでしょうが。

ニッパイはかなり魚臭いですね、というか生臭い感じします。
CE-7はちょと甘い感じのにおいがしていますし、CR-LPFは香ばしいです。
ただし、どれも魚のにおいはしてますよ。(^^;

オリエンタル酵母工業のCR-LPFの原材料はちょっとわからないのですが、同社の他のマウス・ラット・ハムスター用飼料「改良NIH」の原材料にも「北洋魚粉」が含まれていますので、CR-LPFにも魚粉が含まれている可能性はあるかと思います。

こういう実験動物用飼料は原料なんちゃらの法則たら言うものがあって、大体使われる原料は同じなのだそうです。
なので、マウス・ラット用の飼料には魚粉は使われているはずです。
においが変わるのは、原料として使っている魚粉の品質や添加量の違いではないかと思います。

あと、長期飼育用は粗タンパク量が18%前後とニッパイなどより少な目ですよね?その辺はどういう効果があるのでしょうか?

手元にあるオリエンタル酵母工業のパンフレットにCR-LPFについて簡単なコメントが記載されていますので、引用します。

ということですので、理由の一つは成ハムの肥満を防止することなのではないでしょうか。他にももっといろいろな理由があるかもしれませんが。

肥満の防止もあると思いますが、高蛋白の餌は腎臓に負担をかけるから、という理由だったと記憶しています。成長期のハムさんには24%程度の蛋白質が理想的とされているそうですが、大人になったら20%を切るぐらいの量がいいのだそうです。
ただし、16%を切る飼料を与え続けると、脱毛などの症状が出るそうです。

投稿日時:
投稿者:USER0333

[USER_NAME]です。

こういう実験動物用飼料は原料なんちゃらの法則たら言うものがあって、大体使われる原料は同じなのだそうです。

以前の[USER_NAME]さんからの情報に出ていた「飼料の配合不変の原則」というものですね。
市販品のハムスター用飼料の原料も似たり寄ったりですし。

ただ、今手元に有る市販品の中では、ハイペット「ハムスター&リスランチスペシャル」と、日清製粉「ラブリー・ハムスターフード」の原材料にはフィッシュミール (魚粉)が載ってませんが。

# 大抵の飼料のたんぱく質分は脱脂大豆(と魚粉)を元にしているようです。

投稿日時:
投稿者:USER0348

こんにちは。

私はニッパイのスタンダードをあげてるのですが、例えばこれだとたんぱく質が23%で水分が10%ですよね。
この場合たんぱく質が20.7%になるということのようです。

23(wet%)*100/(100-10)=25.6(dry%)
の間違いでは?

乾燥重量で表示すれば含水率に関係なく、成分の%が一定になるはずです。
正確さを要求する場合は、乾燥重量を使うことが必要かと。