医療費が高く感じる理由とペット産業
特にハムスターは生体が安く、健康保険がないので高く感じますが、実際にはそんなに高くないです。
怪我や病気を予防する知識が少なく、悪い飼育用品を使っていると、突然の金額に驚くのかもしれません。
[USER_NAME]@大阪ですぅ。
ハムスターの治療費の3万円が高いのか安いのか、私には判りません。
医療行為の価格は経済メカニズムで定まるものなのでしょうが、それは「命」に価格を設定する事とは、また別の問題だと思います。
「獣医師」さんの話題がありましたけれど、獣医師さんとはある意味でニンゲンを治療するお医者さんよりも大変だと思います。なぜならば、獣医師さんのケアの対象は
1:患畜そのもの
2:疑似「家族」の疾病にオロオロしているニンゲン(飼い主)
の双方だと考えられるからですね。
結局「適正な治療費」とは、飼い主に「お金さえあれば助けられたのに」という悔いを感じさせる範囲であってはならないと思います。
諸個人の収入や金銭感覚には差異がありますから、絶対的な価格に関しては断言できません。が、査定された価格が飼い主を「悩ませる」のであれば、それは上記2:の関係性の成立に問題があったという事であり医療行為としてはちとマズかった、という事だと思います。
みなさんの投稿を読ませて頂いて「飼い主としての出費は覚悟すべき」という意見に心情的には賛成です。しかし、それは際限の無い概念ですから、やはり一定の「歯止め」は必要ですよね。
獣医師さんにお願いしたいのは(大変なお仕事だと思いますが)私たちが求めているのは、動物の治療という専門的な技術と知識だけではなく、「飼い主の納得」という微妙な(だけど当事者には重大な)要素の双方だという事なんです。
[USER_NAME]@大阪ですぅ。
[USER_NAME]さんの投稿([Ham:26952] Disease)を読んで思った事をつらつらと。
ただし、多分私は「変な飼い主」と思われてるヒトだろうから、あくまで少数派の意見として[USER_NAME]eさんには読んで欲しいっす。
ハムスターは、知っての通り、ちょっとした病気になりやすい動物です
確かに彼らは意外な程の脆さをかかえているのは確かだと思います。けど、ニンゲンのペットとして生きるに相応しいタフさを持った生き物だと思います。彼らの「弱さ」を強調しすぎるのは、飼い主が自らを「保護者」として規定するからですよね。私の場合は彼らの「強さ」に惹かれてるので。
故郷を離れてニンゲンのマンションの一室に暮らす彼らは何とか適応してますが、故郷を離れてハムスターの砂漠に放り出されたおいらは3時間ももたないと思いますしね。
[USER_NAME]さんの言うとおり「お金」はハムスターを病気から守る為に大切な物だと考えます。だけど、あえて順位をつけると3番目位の大切さだと思う。
「愛情」も大事ですよね。それは2番目くらいかなぁ。
私が最も大切だと考えるのは「科学」です。病気を未然に防ぐ為に、よりヒトの伴侶として相応しい(未来の)ハムスターを育てる為にも、やはりそこには知識と多くの飼育者の経験を科学的に統合してゆく態度が大切だと考えます。
その点で、まさにこのMLで語られている事柄はハムスターを病気や様々な災難から守る為に重要な機能を果たしていると感じてます。
「お金」の問題を、ことさら強調するのには一種の危険が付きまとう事も配意して欲しいです。なぜなら、ペット飼育には「産業」としての側面があって、それは言い換えるならば「1円でも多く使わせよう」と構えてる海千山千の「業者」たちと対峙する姿勢に関るからだと考えます。
「お金を使う意志」を踏み絵のように問い詰める風潮は、ひとつ間違えば彼ら業者の思うつぼになりそうです。
ここは使う金額の多さで飼育者の姿勢を問うのではなく、より少ない金額で有効な病気の予防や治療を行なう為の工夫(科学)を論じたほうが良いようにも思います。
後になって、この金額、この程度の病気で助けられなっかったと思い、一生後悔するのは私、自分自信ですし、私は、そのような思いは、出来る限りしたくありません。
ここは[USER_NAME]さんのおっしゃるとおりだと思います。実は私も、この数年間この事で後悔を続けています。これからも悩み続けると思います。
私は、MLで一度も「自分の飼育しているハムスターの死」を書いた事がありません。何か他人の同情を求めてはいけないような気持ちがするからです。悲しみを自分だけで引き受けないと駄目だという観念がそうさせるんです。
どうか[USER_NAME]さんには信じて欲しいです。みんな苦しんでいる訳ですから。
ここには金銭感覚を問題視されるヒトはいないと思いますよ。
長文、ごめんね。