飼い主とハムスターたちの知識の図書館。

麻酔の種類と安全性

「麻酔は危険なので検査や手術はできません」と言われたら、選ぶ病院を間違ったか、手遅れで断られたかもしれません。
確率は麻酔薬や獣医師によって変わってきます。
もし心停止しても蘇生ができるように麻酔をします。
麻酔や種類や方法、メスの種類、採血の方法など、専門的な言葉が出てきますが、飼育方法の基礎を作った先輩達の苦労や凄さも分かると思います。

投稿日時:
投稿者:USER0104

[USER_NAME]@下関です。
麻酔でもめてますねー。

麻酔をかけなければハムに危険が及ぶと判断した場合に使うのではないでしょうか?

でしょうね。
やはり、保定技術と麻酔技術と天秤にかけたうえでの判断だと思います。

ハムのように捕食されやすい生き物は 捕食者に捕まった時にあるホルモンを分泌し心臓を止めてしまうそうです。

げげっ、触らぬ神にたたりなしですか。

あまり参考にはならないかも知れませんが、自分の場合、ラット(体重250-400g)の保定(約50匹)および麻酔の経験(約100匹)で、麻酔の場合、2%くらいは亡くなってしまいました。
手術中、麻酔に対する不注意(呼吸状態の観察)が死亡の原因で、ラット自身の体質とは関係なかったと思います。
やはり、経験がものをいうと思います。
麻酔もかけ始めの浅い麻酔状態ではラットにかなりのストレスがかかります(脱糞・失禁でわかる)。
ストレスをかけないという点で、特に麻酔が保定より優れているとは言いにくいかも知れません。
ちなみに、保定では死亡経験はありません。
ラットよりハムの方が虚弱なのでしょうか…

結局、予防第一、なんて分かり切った話なんですけれど。
あーやっぱり参考にならない話…。

投稿日時:
投稿者:USER0120

[USER0120]です。

あまり参考にはならないかも知れませんが、自分の場合、ラット(体重250-400g)の保定(約50匹)および麻酔の経験(約100匹)で、麻酔の場合、2%くらいは亡くなってしまいました。

参考にならないことはないと思いますよ〜(^^)。
できれば麻酔方法(吸入か注射かなど)、麻酔薬、麻酔時間なども教えていただけるともっと嬉しいかもです。

手術中、麻酔に対する不注意(呼吸状態の観察)が死亡の原因で、ラット自身の体質とは関係なかったと思います。

呼吸状態の確認はもっとも分かりやすいし、重要ですよね。
ガス麻酔、しかも短時間の場合ですけども、呼吸数が減少したり、異常な呼吸になったり、仮に停止しても、すぐに処置すれば死なせることも少ないらしいです。
麻酔薬にもよるかもしれません。
私の知ってるとこではイソフルレンを使用してました。比較的ハムにも安全に使えてよい薬なのだそうですが、値段が高いのが難点だそうです。

やはり、経験がものをいうと思います。

私もそう思います。
私が行ったことがある病院は2件ともはむの症例が多いとこだったのですが、短時間の処置の時の麻酔はそれほど危険だとは言われませんでした。
#でも絶対大丈夫というわけではないとも言われました(^_^;)。
長時間にわたる手術では死亡例もあるそうです。
ただこれは麻酔だけでなく、出血の量、それによる血圧低下、また手術する前の状態なども関係しているので麻酔だけが問題とは言えないそうです。

ちなみに、保定では死亡経験はありません。
ラットよりハムの方が虚弱なのでしょうか…

どうでしょう(^^;)。どっちが虚弱なのかはわかりませんが、ストレスに強い弱いというのがあるのでしょうか??
品種より個体差や飼育環境にもよるのかもしれません。
#さわりられるのに慣れてない方が危険でしょうし・・。
ラットでは知らないですけども、学校の実習で保定によりマウスを死なせてしまった人(学生)はいました。
保定するにも技術が必要ですからやはり経験を積まなければいけないでしょうね。

投稿日時:
投稿者:USER0180

[USER_NAME]です。

できれば麻酔方法(吸入か注射かなど)、麻酔薬、麻酔時間なども教えていただけるともっと嬉しいかもです。

お教えしましょう(笑)。
吸入麻酔薬使用の場合、ハロタン(halothane)を使っていました。
あと必要に応じて笑気(亜酸化窒素)。
30分くらいの短時間の麻酔はマスクでラットに吸入麻酔薬と酸素をかがせるだけでした。
それ以上の場合、気管内挿管したあと人工呼吸器で麻酔維持を行いました。
麻酔時間、最長5時間くらいかな?
後者の場合は動脈圧モニターを必ず行いました。
これさえあれば、心電図は必要ありません。

保定は、ペントバルビタールを腹腔内に注射するためのもので、雑巾プラス軍手という重装備でした(^^ゞ
背中全体と頭頸部をしっかり保持しないと、爪でひっかかれるやら、首を後ろに回して噛まれるやら、要注意でした。
保定自体の時間は1分以内でしたので、死亡例がなかったのは、それが原因でしょう。

異常な呼吸になったり、仮に停止しても、すぐに処置すれば死なせることも少ないらしいです。

ただし、当然のことながら、純酸素投与ができないと、蘇生は難しいです。両側方から胸郭を「もんで」あげれば何とか…。

私の知ってるとこではイソフルレンを使用してました。
比較的ハムにも安全に使えてよい薬なのだそうですが、値段が高いのが難点だそうです。

イソフルラン(isoflurane)は、「安全」に関しては、うーん、難しいですね。
すぐに麻酔にかかってくれる点では優れています。
しかし、呼吸抑制性が強く、充分麻酔かかかる前に息がとまってしまう場合がよくあります。
この点で、呼吸パターンの変化を特に注意しないといけません。
イソフルランを試したこともありますが、自分は得意ではありませんでした。

その点、ハロタンは安全かつ安価です。
ただし問題なのは、
1. 麻酔がかかりにくく醒めにくい。
2. 術者(オトナのニンゲン)が何度かこのハロタンを誤って嗅ぐと、肝炎にかかる場合がある。
ということです。マスク麻酔では、麻酔ガスが周りに漏れますからね。
特に2.の点で獣医さんは嫌がるでしょう。
個人差はあるものの、自分の同僚は、めでたくハロタン肝炎になりました(約1ヶ月の療養で退院)。
自分は全然かからず、「ニブイ奴」と言われてしまった…。
両者の「いいとこどり」をしたセボフルラン(sevoflurane)もありますが、これはメチャ高価です。そのうち出回るかな?

短時間の処置の時の麻酔はそれほど危険だとは言われませんでした。

伸びた前歯を処置する際、当然、マスクから外して処置するのでしょう。
この処置のあいだは、麻酔ガスも純酸素も嗅げませんから、さっさと処置しないと、痛がって血圧が上がるやら、血中酸素濃度が下がるやら、大変そうですね。
充分、酸素と麻酔薬を吸入させたあとで処置すれば問題ありませんが。(獣医さんに言うべきか…)

長時間にわたる手術では死亡例もあるそうです。

ラットのようにシッポが長ければ、これを使って血圧測定可能です。
ハムは…。
後足の動脈にカテーテルを入れて直接血圧を測る方法もありますが、測定後は動脈がパーになりますから、術後、後足は麻痺してしまいます。
ハムの長時間手術で、血圧モニターなしでは、出血死も無理ないですね。
輸血したくても、静脈確保せねばならないし。

もし、自分がハムの手術・麻酔を任されたらどうするかな…。
特に腹腔内の手術だと、体液バランスが術後ぼろぼろになります。
ええい、予防、予防…。

投稿日時:
投稿者:USER0216

[USER0216]です。

私の知ってるとこではイソフルレンを使用してました。
比較的ハムにも安全に使えてよい薬なのだそうですが、値段が高いのが難点だそうです。

イソフルラン(isoflurane)は、「安全」に関しては、うーん、難しいですね。
すぐに麻酔にかかってくれる点では優れています。
しかし、呼吸抑制性が強く、充分麻酔かかかる前に息がとまってしまう場合がよくあります。
この点で、呼吸パターンの変化を特に注意しないといけません。
イソフルランを試したこともありますが、自分は得意ではありませんでした。

以前(1997/01/20)、NetNewsのfj.rec.petsに投稿されたハムスターへの麻酔に関する記事、
Message-ID: <[メールアドレスは削除されています]>
で、「実験動物にはエーテル麻酔なども使っていたと思いますが、安全性からは臨床的にはイソフルランと言うガス麻酔を使います。」
というのを読み、かつ現在うちのハムスターが通っている[HOSPITAL_NAME]で「当院では安全なイソフルレンを使っています」というような掲示(正確では無いので後程書き移してきます)があったので、イソフルレンorイソフルランは安全なのものかと思ってました。
やはり長所もあれば短所もあるんですね。

この動物病院ではハムスターの手術も結構行っていると聞いていますが、「麻酔は難しい」というような事もおっしゃってました。
ハムスターの場合は麻酔前の検査が出来ないからというような話でした。

# 目から採血して血液検査をすることは不可能では無いが、過去の実績が無いので判断できない、とか。

なお、この病院ではハムスターの外科手術には人間の眼科用の手術器具を使っている、ということでした。

投稿日時:
投稿者:USER0220

[USER_NAME]です。

ラットは結構凄い声でなくし、あまり触ったことがない人はびびってしまいますよね(^^;)。

自分も慣れるのに1週間くらいかかりました。
だって、噛まれるのヤですよねえ。しっぽも長いし(笑)。
でも、慣れると、抱っこするの、ハムより楽勝かも。

でも学校や多くの病院ではハロタンを使ってると思います。

感受性の問題のようです。
水虫と同じで、みんなが肝炎に罹患するわけではないので…。

チェンバーで導入して、鼻マスク(自作)で維持しながら処置してました。

鼻マスクとはさすが。
でも、気道確保という点ではいまいちですよね。
口から息をされてるとすれば、吸入麻酔薬・酸素だけではなく、空気がかなり混入した状態で肺換気されていることになりますし。
口に栓するのかなあ…。
あと、チェンバーでの麻酔導入時、結構、中でもがいてませんか?
見た目、あのストレスが何とも、でした。
自分の麻酔のときだけかなあ…。
(いちいちイチャモン付けているようですいません)

現実的には輸血は出来ないので、

そうですね。
技術的には静脈確保も可能ですが、輸血するためには、当然、他のコの血液を抜き取らないといけません(^^;
1匹を助けようとして2匹ともアウトになったら元も子もないですね…。

[USER_NAME]さま、大変勉強になりましたm(_ _)m

投稿日時:
投稿者:USER0221

[USER_NAME]です。

実験動物にはエーテル麻酔なども使っていたと思いますが、

エーテルはいい麻酔薬らしいです。
自分は使ったことないですけど(^^ゞ
手術侵襲に対して、呼吸・循環動態の安定性が比較的よいのだそうです。
手術のストレスに対して、血圧がバーンと上がったり、息が荒くなったりして呼吸状態が急に悪くなる、そんな傾向がすくないらしいです。呼吸抑制もまずないとのこと。
問題は、麻酔をかける・醒ますのに時間がかなりかかる(ハロタンの6倍くらいのトロさ)のと、可燃性のために、電気メスを使えないことです。(爆発する(^^;)
自分は獣医さんのことは分かりませんが、電気メス使ったりするのかなあ…。
普通のメスと結紮糸だけで手術するよりは確実に止血・凝固できて、出血量もはるかにすくないと思います。
ただし、電気メスも一般的には「ユニポーラー方式」といってメスの刃のような形のものと、電気を生体に通すため、表皮につける「対極板」がワンセットのタイプがあります。
この「対極板」を付けるスペースがハムにあるかな…。
ほかにも「バイポーラー方式」といってピンセットの形の電気メスで、「対極板」が不要なものもありますが、これは非常に高価な装置のはずです。

イソフルレンorイソフルランは安全なのものかと思ってました

自分の書き方に問題があったと思いますが、イソフルランは安全性の確立した麻酔薬です。
ただし、鈍くさい自分のような人間が麻酔をする場合、ハロタンではよほどの不注意がなければ呼吸停止にはならないもののイソフルランだと注意していても呼吸停止になる「ことがある」だけです。
[Ham:26675]で話にでたハロタン肝炎氏は、退院後、イソフルラン派になりましたが、安全に麻酔していましたよ。
ハロタンよりも醒めが早いのは確実ですし、その意味でイソフルランはきわめて安全といえましょう。
その点においては、行きつけの病院を信頼されていいと思いますけれども。

ハムスターの場合は麻酔前の検査が出来ないからというような話でした。

術前の検査の目的として、まず、貧血の有無の評価が問題なのでしょう。
手術に伴う出血にどれだけ耐えうるか、予測しないと手術できませんからね。
あと、術前の血中の酸素や二酸化炭素の分圧などによる、呼吸状態の評価も麻酔をする際に必要でしょう。
自分の経験したラットの場合、たまに肺炎、(おそらくマイコプラズマ肺炎)に罹患している場合があり、見た目は健康そうなのに、麻酔をしたあと低酸素血症に気付いて、手術を中断した例もありました。
まあ麻酔で呼吸状態が悪くなっても、良くなることはあり得ませんから。
(ただし、喘息は吸入麻酔薬で改善することがある)
他の術前検査項目も増やしたら結構キリないでしょうね…。

# 目から採血して血液検査をすることは不可能では無いが、

眼から採血ですかあ、ほんとかなあ…どなたかご助言を。m(_ _)m
採血の量の点で血液検査しにくいのなら分かりますが。
特にドワハムだったら大変でしょうね。
「ハムスター倶楽部」の、めで鯛先生のマンガを地でいってしまう(^^;;

>なお、この病院ではハムスターの外科手術には人間の眼科用の手術器具を使っている、ということでした。

マイクロサージェリーですねえ。
きっと、顕微鏡を使って手術しているのでしょう。
本格的だなあ…。

追記:isofluraneは一般にイソフルレンで通用します。
イソフルランは正式名称で、商品名はフォーレンです。
ちなみにhalothaneは通称ハロセン、正式名はハロタン、商品名は同じくハロタン、ないしはフローセンです。

投稿日時:
投稿者:USER0239

[USER_NAME]です。
小動物を手術したことのない方にとって、
小動物の麻酔の話って面白いでしょうか…?
不安だなあ…。

それ以上の場合、気管内挿管したあと人工呼吸器で麻酔維持を行いました。
それ用の気管チューブみたいなものがあるのでしょうか??

14ケージの静脈内留置エラスター針を改造して気管内チューブに使います。

&それって、入れるの難しくないですか??

その通りです。めちゃ難しいです。
自分は結局、マスターするほどの腕にはなりませんでした。
[Ham:26602]で「麻酔の場合、2%くらいは亡くなってしまいました」
と書きましたが、
これはあくまで、自発呼吸下でのマスク麻酔についての数で、この中には気管内挿管の事故による死亡数は入っていません。
経口での気管内挿管は、自分の腕だと2割くらいは失敗し、結局、日にちを変えてやり直しになるか、さもないと、挿管の事故で即、死亡すると思います。
ラットの気管内挿管ではまず、マスク麻酔でかなりの麻酔深度まで到達させ、その後に喉頭鏡で開口・喉頭展開し、直視下で声門を確認しながら細いガイドワイヤーを声門の奥の気管まで挿入します。
さらにこのガイドワイヤーに気管内チューブを通してガイドワイヤーを頼りにチューブを気管内に留置します。
留置に成功すれば、おもむろにチューブからワイヤーを抜去して終わりです。
あとはチューブを麻酔回路に接続して、人工呼吸開始です。
問題は、もし浅い麻酔状態で挿管しようとすると、ワイヤーの刺激でラットが咳き込んで声門が閉じてしまい、もう、その段階で挿管は1からやり直しです。
おまけに口腔内は、刺激による唾液の分泌物で、声門が見にくくなり、回数を重ねるごとにより挿管困難になります。
あきらめれば、日を改めると…。
また、深い麻酔だと、呼吸停止、へたをすれば心停止になります。
うまくガイドワイヤーを留置しても、この段階の麻酔が浅すぎて声門が閉じかかった状態で気管内チューブを無理に通すと、気管内チューブを挿入する勢いで、一緒にガイドワイヤーの先端が深く進みすぎて、気管を突き破り、人工呼吸開始後に緊張性気胸となって、ラットは100%死にます。
気道確保の点では、マスク麻酔よりはるかに安全ですが、そこまで到達するのはかなり危険かも。
慣れた方が行えば、理想的な麻酔方法とは言えますが。
まあ、病院での手術の場合、小動物ではまずしない方法でしょうけれど。

頼れるのは、呼吸だけ、なのかなぁ...。

胸郭の動きと、あと口唇などの血色ですね。

...でも、テレビで某話題になった先生は、電気メス使ってましたよ。

N先生ですかあ(笑)。
「フェレット完全ブック」という本には、N先生が手術されている写真が載っています(136頁)。
写真で見た感じ、多分、ハロタンのマスク麻酔で、麻酔装置はしっかりした感じがします。
術中、飛び散った血液が眼の中にはいることで感染するようなウイルス性疾患にかかるのをさける意味で、顔面にもシールドを着けられています。
装置に関してはさすが、という感じがします…。
電メは、この写真には見あたらないですが。

電気メスのがいいのかなぁ..とも思いますがね...

利用できれば、あった方がいいのですが、ハムに使えるほど小さい電メの刃先ってあるのかな?

これは、なんか、パルスオキシメーター、改良すればなんとか使えそうじゃないですかぁ!??

動脈血酸素飽和度は、確かにパルスオキシメーターがあればかなり正確にわかりますね。
ヒト新生児用の器械がありますが、やはりハムには大きすぎるかな。

あとは、腎臓と肝臓の検査とか、麻酔前にはやっておきたいから...

腎機能は尿検査で間に合うでしょうし、肝機能は、肝障害があっても麻酔には直接影響が出にくいかもしれません(多少、麻酔から醒めにくいか)。
むしろ、出血・凝固系の検査の方が大切です。

>>># 目から採血して血液検査

私、マウスなら、やりました。

げっ、これ、眼瞼結膜からの採血という意味か知らん?
フェレットは、わざと深爪して指先から採血するそうですが。
(マンガ「フェレット倶楽部」による)
ハムは違うのかなあ。

(貧血だけだったら、ヘマ管1本で十分だけど..)

自分は、この量で、血色素・血糖・血液ガス値を測ってました。
手術中、何回も測定するので、ラットがけっこう貧血になったりして(^^;;

マイクロサージェリーですねえ。

こーじゃなきゃ、ちっちゃすぎで、使えない、んでしょうね。

手術しないに越したことはない、ですか。
手術前後の痛みを後々まで記憶していて、術後、ラットがよく噛みつきやすくなると聞きましたが、ハムはどうなのかな…。

投稿日時:
投稿者:USER0247

[USER0247]でぇす。こんばんは。

チェンバーで導入して、鼻マスク(自作)で維持しながら処置してました。

でも、気道確保という点ではいまいちですよね。
口から息をされてるとすれば、吸入麻酔薬・酸素だけではなく、空気がかなり混入した状態で肺換気されていることになりますし。

推測なのですが、ハムを含む齧歯類は鼻からの呼吸が主で、口ではあまりしてない(できない?)と聞いているのでそれでもおっけいなのではないでしょうか。
#鼻からの呼吸が出来なくなる(鼻汁、鼻出血、鼻腔を塞ぐような骨折や腫瘤など)と生命の危機に陥ってしまうそうです。
でも仮にダメといわれても、ハムに気管チューブいれるのはかなり難しく、危険も伴うのでたぶん挿管はしないでしょう。

あと、チェンバーでの麻酔導入時、結構、中でもがいてませんか?
見た目、あのストレスが何とも、でした。

導入までの数十秒間〜数分間ですが、出たがって暴れます。
見た目はちょっと可哀想だと思います。
ストレスについては私には判断しかねますが、その辺は飼い主が判断するしかないのでしょうか。ハムしゃべれないし。

[USER0247]さま、大変勉強になりましたm(_ _)m

こちらこそ勉強になりました。
色々と教えて下さって有り難うございました<(_ _)>。

投稿日時:
投稿者:USER0248

[USER0248]です。

自分は獣医さんのことは分かりませんが、電気メス使ったりするのかなあ…。

ハムだけでなく、輸血できないような小さい生き物の手術では結構使われていると思います。鳥の手術なんかはないとかなり難しいのでは?
少なくとも私に知ってる2件では使ってましたです。
でも高いからどこでも使ってるわけではないと思います(^_^;)。

ハムスターの場合は麻酔前の検査が出来ないからというような話でした。
術前の検査の目的として、まず、貧血の有無の評価が問題なのでしょう。

貧血の有無も重要だと思いますが、貧血はある程度は可視粘膜で評価できるので、血液検査としては肝・腎機能(麻酔薬の代謝がちゃんと出来るかどうか)の検査が重要なのだと思いますです。
#年をとると心・肝・腎疾患を持ってるひと多いらしいし。>ハム

# 目から採血して血液検査をすることは不可能では無いが、眼から採血ですかあ、ほんとかなあ…どなたかご助言を。m(_ _)m

他の方も書かれていますが、眼からではなく眼窩静脈叢からです。
割と簡単に採れますが、採血後結構腫れますし、眼球を傷つけないように注意しなきゃ怖いですね。
あとは爪を深爪させてヘマ管で吸う方法もあります。
あまり危険性はないですが、すごい痛そうです(>-<)。
#痛くない採血とゆうのも難しそうですが(^_^;)。

投稿日時:
投稿者:USER0250

[USER_NAME]です。

推測なのですが、ハムを含む齧歯類は鼻からの呼吸が主で、口ではあまりしてない(できない?)と聞いているのでそれでもおっけいなのではないでしょうか。

これはヒトも同じです。カゼで鼻づまりになると、息しづらいですよね?
あくまでも効率の問題です…。気管内挿管はもちろん危険!

貧血の有無も重要だと思いますが、貧血はある程度は可視粘膜で評価できるので、血液検査としては肝・腎機能(麻酔薬の代謝がちゃんと出来るかどうか)の検査が重要なのだと思いますです。
>#年をとると心・肝・腎疾患を持ってるひと多いらしいし。>ハム

血色素については、可視粘膜(たとえば眼瞼結膜)での評価は結構難しいと思います。(自分の経験では…)血色が良くても貧血だったりして。あくまでも目安くらいかな。
麻酔薬の代謝については、腎機能は極めて大きな影響を及ぼします。
いえ、ほぼすべての薬剤といってもいいかも。
肝機能は意外と影響しないんですよね。
大抵の麻酔薬は肝臓で代謝されるはずなんですけれど。
なぜかは分かりません。(これも自分の経験…)
心臓は…さすがに心エコーしてないだろうな…?
ご存じのかたはお知らせくださいm(_ _)m
ラットは、おしなべて心臓は強くて、かなりのストレスにも機能が保たれていた印象があります。
しかし、これは比較的若年のラットのことで、ハムで、しかも老齢の場合はよくわかりません。
このリスクは経験で判断するしかないでしょうね。

>他の方も書かれていますが、眼からではなく眼窩静脈叢からです。

[USER0250]さまも[Ham:26734] で書かれていますが、ただでさえ視力の弱いハムに、この処置はキツいですね。
自分は、採血といえば、いつも動脈ないし静脈にカニュレーションして、そこからたっぷり採血してました(^^;
ただし、これは麻酔下ですので…。

投稿日時:
投稿者:USER0258

[USER0258]です。
自己フォローです。

というのを読み、かつ現在うちのハムスターが通っている[HOSPITAL_NAME]で「当院では安全なイソフルレンを使っています」というような掲示(正確では無いので後程書き移してきます)があった

4/18に上記病院に行って来たときに、掲示を書き移してきました。

「当院での全身麻酔はすべて安全域の高い吸入麻酔イソフルレンを使用しています」
でした。

以下余談です。

この病院にはこの他にもいろいろな掲示物があるのですが、中でも気になっているのが、
「当院では最先端のレーザー医療を行っています」です。

診察室にガスレーザー装置が置いてあるのはまだなんとなくわかるのですが、その隣に「半導体レーザー装置」という紙を張った装置もおいてあります。後者でどういう治療をするのか聞きたいような聞きたくないような(^^;)
ちなみに、私は半導体レーザーを使うのが仕事です(^_^)。

# もっとも私が使う半導体レーザーの光出力は高々数mW程度ですが。

投稿日時:
投稿者:USER0263

[HOSPITAL_NAME]です。
日曜日なのに仕事が入りましたあ…。

「当院での全身麻酔はすべて安全域の高い吸入麻酔イソフルレンを使用しています」

ナルホド、こんど機会があれば、院長さまにセボフルランをお勧めください。麻酔が楽だし、値段高いし。(丸石製薬の回し者ではありません)

「当院では最先端のレーザー医療を行っています」

レーザーメスのことではなく、治療用のレーザーのことでしょうね。
出力は60mW程度だそうで、疼痛緩解や創傷治癒促進に用いられるようです。
まあ、年取ったイヌやネコにはいいのかな(^^;

ついでの話ですが、「ハムスターの上手な育て方」主婦と生活社1997を監修されている中村ち@る先生によると、「メスは将来(もしかするとすでに)子宮蓄膿症を発症する確率が
高いので、早期に摘出術を受けておくほうがよいでしょう」(120頁)とありました。
よほど手術に自信があるのでしょうか(^^;;