インフルエンザの感染と抗生物質
人間の風邪やインフルエンザはハムスターに感染するのでしょうか?その反対は?
抗生物質は効果的ですが、人間用の薬を与えるなど間違った処方で亡くなることもあり注意が必要です。
[USER0095]です.
いやいや、1日が終わってメールを見ようとしたらすごいですね(今までは閑散としたMLにしか入っていなかったもので...)
まとめて見ようと思ったら大変ですね(^^;;
さて、
今年の風邪(私がかかった風邪)は、鼻水、咳、頭痛(特にこれがひどい)、熱と、風邪の殆どの症状がでます。ご注意を。
ところで、ヒトの風邪(ウィルス)ってハムスターにもうつるのでしょうか?
うーん、私はウイルスが専門ではないのではっきりとはいえませんが、1意見としてお聞き下さい.
ヒトの風邪、特に鼻風邪は確かライノウイルスによる場合が多くて、このウイルスはタイプが100種類以上あるのです.しかし、このウイルスは種特異性が高い(つまりヒトのウイルスはヒト以外には罹りにくいということ)ので、ヒトの鼻風邪は恐らくハムスターには感染しないと思います.たぶんです.
但し、インフルエンザの場合はちょっと判りません.実験動物学の本にはインフルエンザの感受性動物としてハムスターが入っていましたし、インフルエンザの実験にハムスターが使われていたそうですから.病院で”インフルエンザです”
といわれたヒトはハムスターにあまり接触しないほうが良いかも知れませんね.
もし、不幸にもハムスターが風邪をひいてしまった場合には、やっぱりヒトと同じで栄養と休息を充分にとるしかないと思います(休息はいつも充分にとっている気もするが)
以前、シマリスのちぃ(♀)が、風邪をひいた (症状としては、鼻水とくしゃみ) ことがあったので、ハムスターも風邪をひくことはあるのではないかと思うのですが。
ハムスターなどが鼻を垂らしている場合には、細菌性のものの可能性が高いと思います.
#ちなみに、ちぃの時は動物病院でもらった飲み薬で全快しました。
よかったですね.飲み薬で効果があったということはたぶん細菌感染による症状だったのでしょう.(現在まだ、風邪のウイルスに効果がある薬はないはずです)細菌ならば抗生物質が効きます.ヒトの風邪薬にも処方されていると思います.
但し、ヒトのお医者さんの処方した風邪薬をハムスターに飲ませるようなことは絶対にしないで下さい.なぜならば、ご存じの方も多いと思いますが、ハムスターやモルモットには一部の抗生物質が致命的であるからです.ちゃんと動物病院で処方してもらって下さいね.
*いろいろと私の少ない知識で考えましたが、誤りがあることが予想されます.どなたか、微生物学、ウイルス学がご専門の方がいらっしゃいましたらフォローをお願いします.
[USER0101]です。
ハムスターが鼻水を垂らしていても、ヒト用の風邪薬はたとえほんの少しだけでもあげてはいけないのですね。
えっ。うちの[USER_NAME]さんと[USER_NAME]さんを買ったところ(バンビです)では、名前は忘れましたが、“〇〇を風邪ひいたら飲ませて下さい”って、人間の薬をいわれましたが…。
抗生物質じゃなければいい、ってことじゃないんですか?
もしや、[SHOP_NAME]、ガセネタ?
だったら、風邪引く前でよかった〜、なんですが。
おっとぉ。申し訳ありません。私が[USER_NAME]さんのメールの内容をまとめたときに、ちょっと誤解を招く書き方になってしまったようですね。
[USER_NAME]さんの話では「一部の抗生物質はハムスターに致命的」ということだったので、正確には「ハムスターに致命的な抗生物質が含まれている可能性があるヒト用の風邪薬はハムスターに与えてはいけない」ということになるでしょう。
具体的にはどんな抗生物質が入っているか、どの抗生物質がハムスターに致命的かは素人の私たちには分かりませんから、*抗生物質を含む*ヒト用の風邪薬をハムスターに与えるのは避けた方がいいと私は解釈しました。
でも、ハムスターの鼻水やクシャミは細菌感染による症状である可能性が高いということなので、抗生物質の入っていない風邪薬をあげても無駄な気がするし、それ以外の成分がハムスターにどんな影響を与えるか分からないのでちょっと不安です。
やっぱり、ちゃんと獣医さんで薬をもらうのが一番でしょう。
#うちのちぃ(シマリス)は獣医さんでもらった薬を飲んだら、一日で風邪の症状は消えました :-)。
ところで、[USER_NAME]さんが[SHOP_NAME]で教えてもらった風邪薬の商品名は何でしょうか?
もし、小動物管理用の免許を持っている方や獣医さんたちが推奨するような風邪薬があるのでしたら是非知りたいので、差し支えがなかったら教えていただけませんか?
獣医に連れていく時間がとれない場合などに使えるかもしれません。
[USER0005]です.
散発的に風邪薬の話が出ているようなので少し説明いたします.
以前私が話しました「一部の抗生物質」の毒性というのは、薬物自体の毒性ではなく、つまり大量に飲ませてはダメというものではなく別の理由によるものなのです.
腸の働きは一部の腸内細菌によって保たれているのですが(例えばヒトではビフィズス菌とか)、ハムやモルモットの腸内細菌はヒトのものと異なっているのです.難しい話は省きますが端的に言うと一部の抗生物質はこのハムの正常な腸内細菌を殺してしまい、悪い細菌を増やしてしまうのです.さらに、この悪い細菌が毒素を作りハムは死んでしまうのです.
ですから、この場合は抗生物質を投与してから2-3日してから突然死んでしまうのです(;_;)
例えば、これらの抗生物質としてはペニシリン、リンコマイシン、エリスロマイシン、タイロシンなどです.これらの抗生物質が含まれている薬は要注意ということですね.
ちょっと難しい話だったかも知れませんが、ご参考まで.
*いつも思うが私の日本語は舌足らずだなー (^^;;