飼い主とハムスターたちの知識の図書館。

獣共通感染症とは?感染を防ぐ方法

何からどうやって感染するのか、妊婦さんの話など。
詳しい人達が答えてくれています。
感染することより、無理解な人に責任転嫁されることの方が怖いので、しっかり理解して実行しましょう。

投稿日時:
投稿者:USER0381

[USER0381]です。
#Subject ちょっとだけ変えておきました。

で、質問なのですがこのハムスターのふんから人間に感染する病気があるそうなのですがご存知な方はいらっしゃいますか?

いわゆる「人畜感染症」ですね。
昨年あたりのアニファとかでもいくらか特集があったと思います。
あと、いぜん[USER_NAME]さんが紹介してくださったサイトが非常にお薦めですのでぜひ一度読んで見てください。

[このURLは存在していません]

それから、先日父に、「動物は出来るだけ飼わない方が良い」と言われました。何でも、動物にはどんな菌を持っているか分からないからだそうなんです。
恐らく今香港で感染が報告されている死亡率の高いインフルエンザのウイルスの様な事をいわんとしていると思うのですが。

これを言い出すと人間同士でも同居するなってことにもなってきますので、ようは節度をもって接しましょうということです。

投稿日時:
投稿者:USER0385

こんにちわ、雨はあがりましたが、まだ曇天ですね。
[USER0385]です。昨日は誕生日をお祝いいただき、ありがとうございました。

でも、全部のハムスターがその菌を保有しているとも限りませんし・・。

感染症に関しては、ハム自身がまず最初の被害者ですから、[USER_NAME]さんがおっしゃられたこの点がひじょうに大事なことだと思います。

人畜共通伝染病って言うんでしたっけ??
それと、怖いのはトキソプラズマでしょうか・・・。でもこれは人間の方に問題が(要するに抗体が無い)ある場合だし・・。
Toxoplasma gondiiっていう原虫の一種が、経口感染とかで妊婦に感染して、トキソプラズマ症児を出産したり、流産したりすることがあるんだけど・・。妊婦じゃぁなければ・・・。

トキソプラズマ感染では妊娠初期に初めて感染したのでなければ、そう恐れることはありません。胎児の脳が脈絡膜炎から水頭症を発現するので、産婦人科の医師はよく中絶を勧めます。
でも、この時期がはずれていれば、まず大丈夫です。
私の友人の奥さんもひじょうに高い抗体価をもっていましたが、問題ありませんでした。現在4人の子がいますが、みんな健康です。

妊婦さんで高い抗体価と判明したのなら、2〜3週間後にもう一度抗体を測定するといいですよ。抗体価が上昇していないのなら、それは古い感染です。お腹の赤ちゃんに問題はありません。
1回の採血でも、2ME処理すれば、新しい感染か古い感染かが分かります。
妊婦さん以外の方が感染した場合も、ちゃんとお薬はありますから。
トキソは自分で気づかないうちに感染していることが多いですよ。
気になる方は一度検査されてはいかがでしょうか。

で、トリコモナスとかクラミジアとか人間も性病であるけど・・
これは人間とハムスターじゃぁ別物なのでしょうか?
専門に研究していらっしゃるかた・・、お願いしますぅ・・。

トリコモナスやランブル鞭毛虫は種名となると別のものになります。
でも、それこそ専門家でないと別物として扱う意味がないです。
クラミジアはちょっと変わった病原体なので相互の行き来はあるかもしれません。「オウム病・ハト病」の例もありますから。

げっ歯目の動物には、これらよりももっと怖い病気がありますが(人間に感染した場合)、私よりも実験動物関係の方が詳しいのではないでしょうか。このMLには何名かいらっしゃるようですから、私はパス。

でも、どちらにしても清潔にする必要はありますよね・・。

結局はそういうことになります。繰り返しになりますが、最初の被害者はハムですから、ハムの健康を守ることが我々ハム飼いの健康を守ることに繋がるのだと思います。

トリインフルエンザについては豚が関係して、ウイルスの交差が起きているのでは?という話は20年くらい前からありました。
私自身はひじょうに興味があるのですが、MLが違いますので・・・。

投稿日時:
投稿者:USER0388

こんにちは。[USER0388]仙台です。
#ズーノーシスが専門ではないけど少しだけ・・・。

人畜共通感染症は、齧歯類が中間宿主および終宿主になっているものだけでも、結構いっぱいあります。
(自然の状態で)
また、イヌ、ネコなどで自然感染するものが、ハムスター等の体内でも生活環がまわる(簡単に言えば、卵から孵って親になってまた卵を生んでという感じ)というものもあります。

それから、先日父に、「動物は出来るだけ飼わない方が良い」と言われました。何でも、動物にはどんな菌を持っているか分からないからだそうなんです。

まあ、確かにその通りなんですが・・・。

恐らく今香港で感染が報告されている死亡率の高いインフルエンザのウイルスの様な事をいわんとしていると思うのですが。

これを言い出すと人間同士でも同居するなってことにもなってきますので、ようは節度をもって接しましょうということです。

そうですね。
ハムから移る場合だけではなく、人間からもハムに移る可能性だってあるわけですから。
ハムと遊ぶ前と遊んだ後は手を洗うとか、結構当たり前のことが大事ですよね。
#この結構当たり前のことを忘れたりする。
#私を含めて。

よく、イヌとかに口移しで食べ物を与えたりする人がいるらしいですが、このようなことをしなければ、必要以上に人畜共通感染症を怖がる必要はないと思います。

話はちょっとだけ変わりますが、ミルワームって、チャイロコメゴミムシダマシの幼虫でしたよね?
#違っていたら非常にごめんなさい。

さっきズーノーシスの本を見ていて発見したんですが、この虫が中間宿主になる寄生虫というのもありました。
Hymenolepis diminutaによる縮小条虫症だそうです。
終宿主は、ネズミですが、ヒト、ハムスター、イヌも終宿主になりうるということでした。
まあ、養殖物には寄生虫がいるということはないでしょうけど。

はしょるつもりが、結構長くなってしまった・・・

生き物とのつきあい(人間も含めかな?)適度な距離というか、節度を守ることが大事ですよね。

投稿日時:
投稿者:USER0401

[USER0401]です。

ミルワームって、チャイロコメゴミムシダマシの幼虫でしたよね?
#違っていたら非常にごめんなさい。

そのとーりです。

さっきズーノーシスの本を見ていて発見したんですが、この虫が中間宿主になる寄生虫というのもありました。
Hymenolepis diminutaによる縮小条虫症だそうです。
終宿主は、ネズミですが、ヒト、ハムスター、イヌも終宿主になりうるということでした。

他にも小形条虫なんてのもあるそうですね。
こいつは中間宿主がいなくても直接感染するうえに腸内で自家感染までしてしまうらしいです。
縮小条虫も小形条虫も小学校低学年くらいまでの子供が感染しやすい、となってます。
*CAP 1996年2月号より

お子様のいる家庭では「ハムのお世話やハムと遊ぶ前と後、必ず手を洗いましょう」さらに「ハムとキッスは駄目よ」を守るといいですね。
#大人も守りましょうね。(^^;

まあ、養殖物には寄生虫がいるということはないでしょうけど。

だといいですね。

生き物とのつきあい(人間も含めかな?)適度な距離というか、節度を守ることが大事ですよね。

ですねぇ、でもあの可愛い顔を見てるとつい顔を近づけたくなるんですよねぇ。
#イケナイ、イケナイ。(^^;;;

投稿日時:
投稿者:USER0058

[USER0058] です。

夏には細菌が増えやすいので,またズーノシスのお話しを致しますです。

ズーノシスは,動物原性感染症(人獣共通感染症)として古くは家畜
からの感染などが問題となってましたが,最近ではペットからの感染が
とりあげられていますね。

先の蚊からの感染やインフルエンザの例のように,ウィルス感染などで命にかかわる恐ろしい病気もありますが,通常のハムスターからの感染症の多くは無症状で,たとえ感染しても問題になりません。
乳幼児やお年寄りの他,抵抗力の極めて低い場合に問題となるということをあらかじめ理解した上で読んで下さいね。

1.サルモネラ症 (細菌性)下痢,腹痛,嘔吐などの食中毒様の症状
2.レプトスピラ症(細菌性)倦怠感,悪寒,発熱,頭痛など風邪に類似
3.腎症候性出血熱(ウィルス)発熱や鼻血などの出血

これらの病気は,いずれもそれぞれの細菌やウィルスに感染した動物の糞尿から感染します。
ですから,ペット自身が清潔な環境でこのようなものに感染する状況に無ければ感染すらしないですむわけです。

このようなことから,取り立てて注意する必要はなく,外から帰ったら手を洗う,調理・食事の前にも手を洗うなどの常識が守られていれば,何の問題もないと思いますです。
また以前からも言ってますが,「小児期には適度に外に出て細菌などに触れることにより免疫力をつけておき,普段から食を含めて健全で規則正しい生活をすることにより抵抗力を高める」ことが重要でしょう。
#紫外線は抵抗力を低下させますので日焼け止めを忘れずに

ハムスターを飼う場合に付け加えることは,触れる前と触れた後に手を洗う,ケージなどを清潔に保つなどでしょうか。

ここで「ケージなどを清潔に」についてなのですが,頻繁に洗ったりはしないで下さいね。
動物は自分の臭いを嗅ぐことで落ち着きますから,病気を防ごうとして行ったことが,かえって「ストレス」という恐ろしい病気の原因をペットに対して作ってしまうことになります。

それで最後に言いたいことは...,
普段の掃除は「んこを拾う」ていどにとどめましょう! (^o^)/
#あとで手をきちんと洗うことを忘れずに

投稿日時:
投稿者:USER0443

[USER0443]です。

じつは、知り合いにハムを飼っていることを話したのですが、その方から”ハムスターって病気持ってるから、子供作る時に、胎児に影響出るんだよ”と言われました。

いまだにこういう間違ったことを言う人が多いんですねぇ。
ず〜っと昔から同じようなことが猫を筆頭に言われてきています。
このてのお話は「人畜共通感染症」とか「トキソプラズマ」というキーワードで Webを検索するとたくさん引っかかると思いますので、興味ある方は調べてみてくださいね。

で、このMLでも過去何度か話題になってまして....
ようはですね、ハムをさわった手で自分のクチに食べ物を運んだり、過剰なスキンシップをしたりせず、糞尿の始末を普通にしていれば*基本的には*問題ないということです。
実際にこのMLでもそれなりの方が妊娠期間中もハムその他生き物と暮らしていたり、無事にお子さんを出産された方もおられます。
#妊婦さんの読まれる本には受精後何週間でだいたい何グラムとかいうのが乗っているそうで、それと自分ちのハムの体重と比較して楽しんでいた強者さんもおられました :-)

で、これは別にハムさんに限った話ではなく、むしろ猫や犬なんかの方がよく言われます。
ハムスターに結びつけてこのような話をされる方の多くはかつてペストやなんかの原因にネズミがなったという話から芋蔓式に「ネズミのたぐいはよくない」と考えている方が多いようです。
#可能なら元のおともだちにぜひ「じゃぁどんな病気になるの?」とか「情報の出元はどこ?」と訪ねてみてください。きっと明確な答えは返ってこないと思います。

ハムとの生活も1年近くになり、とても愛情を感じているので、このまま一緒に生活していきたいのですが本当に、ハムはそんなに怖い病気を持っているのでしょうか?

ということで、あんまり神経質になる必要は全然ありません。

アニファのNo.7(1996年冬号)なんかにもトキソプラズマの特集がありますので、もしお手元にある方は参照してみてください。*

投稿日時:
投稿者:USER0445

[USER0445]です。

話したのですが、その方から”ハムスターって病気持ってるから、子供作る時に、胎児に影響出るんだよ”と言われました。

何だか中途半端な知識での意見でしたね(^^;)。
ハムスターに限らず、げっ歯目からヒトに移る人畜共通感染症(ズーノーシス zoonosis)はいくつかあるようですが、ハムスターに触った後はきちんと手洗いする、ということを守っていればそれほど心配することは無いと思います。

# ハムスターへ病気を移さないように、触る前にも手洗いする方が良いと思います。

で、その方は「胎児に影響」と限定していることから“トキソプラズマ”の事を考えていたのかもしれません。
この“トキソプラズマ”がヒトに感染する経路の主なものは、1日以上放置されたネコ科の動物の糞便生の豚肉ということらしいですので、普通はハムスターからは感染しないと思います。
(参考:NIFTY SERVE 獣医学フォーラムFVET)

# ただし、感染する可能性がゼロではないようです。

> 感じているので、このまま一緒に生活していきたいのですが本当に、ハムはそんなに怖い病気を持っているのでしょうか?

ズーノーシスにまるっきり無頓着なのもまずいと思いますが、節度を持って接していれば気にし過ぎることは無いと思います。

# ヒトだっていろいろな病原菌やウイルスを持っているでしょうし。

投稿日時:
投稿者:USER0450

こんにちわ。[USER_NAME]です。
#現在8ヶ月突入の妊婦です。
#はむ4匹と暮らしています。

じつは、知り合いにハムを飼っていることを話したのですが、その方から”ハムスターって病気持ってるから、子供作る時に、胎児に影響出るんだよ”と言われました。

そういうのって、だいぶ根拠のない心配が多いように感じます。
#ペットを飼ってると愛情がとられて子供が出来ない、とか腹帯をしないと胎児が大きくなりすぎるとか。

私の場合、お互いの両親に報告したとたん、即座に「ハムスター飼うのやめなさい」って言われました。
#「この子達の飼ってるハムスターもらってくれない?」なんて勝手に言われたこともあったですう。
#まだ根に持っている私。(^_^;;

産院の先生にも聞いたし、トキソプラズマの検査も OKだったのに、それを説明しても、結局「なんとなくイヤだから・・・」なんですよね。

産院の先生は、
・妊娠初期のうちは出来れば、糞尿の始末は避けること。
・触ったあとはきちんと手を洗うこと。過剰なスキンシップはしな
いこと。(頬ずりとか口移しでえさをやるとか)と言っていました。

上の2番目のことは、別に妊娠中とか関係なく、ハムスターとお互いのシアワセのために必要なことだと思っています。
#でもあの毛づやを見てるとすりすりしたくなっちゃうですが。

ハムとの生活も1年近くになり、とても愛情を感じているので、このまま一緒に生活していきたいのですが本当に、ハムはそんなに怖い病気を持っているのでしょうか?

つわりでつらい時や気分が不安定な時は、はむSのおやつくれくれポーズや、お腹出してひっくり返って寝てる姿にとても気持ちが安らぎました。はむSがいなかったら、夫はもっとひどい目にあっていたことでしょう。(^_^;;;

ただ、産後1ヶ月は、出来ればはむSは赤ちゃんと別のお部屋で、お世話は他の方にお願いしたほうがいいようです。

海外からでもハムスターは動物検疫を通らず持ちこめるので、必要以上に神経質にならなくてもよいかと思います。