もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

繁殖(里子出す方法 繁殖が反対される理由)

里子に出す

生まれたハムスターの子供は、全て飼いたいと思いますが、現実的には飼えないので、里子に出すことになるでしょう。
繁殖の前に、知り合いなどに飼いたい人がいないか探し、それでも見つからない場合は、家の前に張り紙をしたりインターネットを利用しましょう。
交通費や手間を考えると、ペットショップで買った方が簡単なことが多いのですが、それでも元気なハムスターを迎えようとする、熱心な飼い主も多いので、良い飼い主に巡り会えることも多いです。
ハムエッグにも、[ 里親・里子・お見合い ] システムがあるので、利用してみてください。

ここからは、管理者からのアドバイスです。
早い人で、数時間で募集が終わり、見つからない人は、全く見つからないです。縁(えん)の問題なので、運が良い悪いもありますが、早く終わる募集にはいくつかパターンはあります。
年に数回、ハムエッグで募集して、毎回完了している飼い主さんもいるので、里親になる飼い主さんのことも考えて募集しましょう。

人口が多い都市

東京や大阪など、人口が多かったり、交通の便がよいと応募も多くなります。ゴールデンウィークやお盆休みなど、実家が地方にあったり帰省中に迎える人もいるので、地方の人は、タイミングをずらして再度募集してみるのもいいかもしれません。

珍しいカラー

珍しいカラーは、ペットショップで手に入りにくいことがあるので人気ですが、強い個体を求める飼い主は、ペットショップより自家繁殖個体を優先するので、ノーマルも意外と人気があります。

詳しく書いてある

両親の情報が書いてない、「もらってください」としか書いていないなど、情報がほとんど書いていないと、応募が減ります。情報が少ないと、ペットショップで迎えた方が安全なので、当然だと思います。
募集後も成長するので、その成長したハムスターの写真を追記掲載したり、どの子が今残っているのか書いてあると、几帳面でしっかり飼育できる、取引もスムーズにできると思われ、相手に信用されやすいです。
募集時に「○○駅付近」や「土日希望」書いていると、応募する人が予定を立てやすいので応募が増えます。意外かもしれませんが、親の病歴や囓りグセがあるなどのデメリットがあると、相手に隠し事がないだろうと安心できるので、これも応募が増えます。
何にせよ、ペットの飼育は几帳面な性格でないとできないので、募集したまま放置など、手間を惜しむ人は、飼育やコミュニケーションに問題があると思われ、応募が減ります。

写真をアップしている

ペットショップでペットを陳列販売しているのは、自分で見てハムスターを選びたい人が多いからです。
写真がないと、嘘をついていたり、飼育環境を見せたくないなどの理由があると思われてしまいます。大切に飼われている、よく懐いていると分かる写真なら、さらに良いようです。

返信が早い

決断したことは、早く事を進めたいものです。返信が遅いと、何か隠したいことがあるのではないかと思われることもあるので、正直に素早く連絡をしましょう。
返信を放置していると他のユーザーから管理者宛に連絡があると、募集を削除されたうえ、アカウントを停止されるので注意しましょう。利用者から報告があると、対処しないとダメなことが多いので、そうならないように、できるだけ早く返信し、募集が終わったら自分で削除してください。

性別が分かる

オス、メスの区別が付かない飼い主は、無計画に繁殖したや、基本的なことも分かっていないと思われます。小さい頃は分かりにくいですが、後から編集したり追記できるので、自信がないのなら自信がないと書きましょう。

繁殖が反対される理由

繁殖家としての繁殖

遺伝子を次の世代に繋げることは、全ての生き物の共通で最大の目的です。そのため、自分が飼育しているペットでも、子供が産まれるとうれしいと考えてしまいます。
うれしいと思うだけなら、人間としては一般的な反応ですが、飼い主自身に問題があると、その要求をペットで満たそうとしてしまい、無理な繁殖でペットを苦しめてしまいます。

その極端な例が、悪徳ブリーダーと言われる人たちで、お金のために命の尊厳を無視した繁殖をします。餌や飼育環境が悪いのはもちろん、高く売れる個体を生ませるために、血の繋がりの強い、おじいちゃんと孫娘で子供を産ませるなど、一般的な感覚で考えてもおかしなことをします。悪徳ブリーダーは、犬の飼い主たちからはパピーミル(仔犬繁殖工場)やファーム(産業動物を飼養する施設)とも言われ、より自然な形でペットの繁殖を手伝う「繁殖家」や「ホビーブリーダー」とは大きく違います。

ハムスターは1度に生まれる子供の数も多く、簡単に亡くなってしまうため、1度の繁殖でも悪徳ブリーダーのようになってしまうことがあります。その大きな理由は、飼育スペースとお金の問題でしょう。
ケージを置くスペースやお金がないため、1つのケージで過密飼育して喧嘩になったり、量販店向けの悪い餌を与えて成長不良や病気になったり、間に合わせで購入した統一感のないケージや、狭い衣装ケースを積み上げて、ストレスが溜まりやすい環境にするなどです。さらに、太陽が直接当たる場所や、通気性が確保できなケージや位置で飼ったり、ケージ分のヒーターを用意できないなどもあります。
病気になっても、病院に連れて行くこともないですし、飼育方法のいろんなところが悪いので、問題を解決しようにも正しい解決方法が実践できず、間に合わせの方法や、自分を正当化する知識など、間違ったことばかり身についてしまい、結果的に悪徳ブリーダーと同じになってしまいます。

優越感を満たすための繁殖

珍しい物を持っている優越感を、ペットで解消している人もいます。珍しいペットを飼いたい、いろんな色を揃えたいなどですが、そう思うなら立派なケージでも買って、ブログに掲載したり友達に飼育環境を自慢した方が、ハムスターには良いです。
特に女性は、双子が生まれたら色違いの服を着せたいと妄想する人が多く、自分の思うイメージを他人に押しつけてしまいやすいため、過密飼育をしたり、その動物が本来持っている色や個性を無視して、自分のイメージ通りの生物を作り出そうと、無茶なカラーブリードを行ったりしてしまうようです。

罪悪感を感じていることが多く、根拠の薄い学問を理由にしたり、都合が悪くなると、運命や個性、寿命といった定義できない根拠を理由に、自分を正当化しようとします。そのため勉強熱心ですが、子食いすることが当たり前だと言ったり、飼い主として(人として)の判断をしなくなるので、他の飼い主からも相手にされなくなります。要するに、命ではなく物としての判断を優先します。生死に対して、統計という言葉を使い出すとかなり重傷です。

アニマルホーダー

アニマルホーダー(アニマルホーディング)とは、「過剰多頭飼育者」や「病的な動物コレクター」のことを言い、上記の2つを合わせたような飼い主です。
過剰に世話をしたり、自分のことを救済者だと思ったり、繁殖させた個体が増えすぎたり、エゴや衝動買いをしたりして、飼育頭数が増えてしまいます。本人は、社会性が乏しかったり、心に問題を抱えているため、自己中心的で、罪悪感を感じないどころか、崇高な行為だと思い込んだり、考えの違う人を批判したりします。
問題を起こす里親里子の募集主やNPOもアニマルホーダーの場合があり、急に言葉遣いが悪くなったり、思い込みで中傷することもあり、SNSなどの個人を特定できる場所や直接連絡できる場所では、里親里子の募集はしない方が安全です。

里子に出すこと

育てているハムスターのことが好きなら、そのハムスターから生まれた子供は全て自分で育てたいと思うはずです。
しかし、産まれたハムスターを飼う気もなく、里子に出すつもりで繁殖させるのなら、本当はハムスターのことが好きではないので、ペットを飼うことに無理があります。ましてや、間引いたり、売るつもりなら、業者と同じです。
現実問題、生まれたハムスターを全員飼うことは難しいので、里子に出すことになると思いますが、口減らしをしているということは意識しましょう。