多頭飼育(集団飼育)の種類ごと検証・喧嘩
どのハムスターなら1つのケージで多頭飼いができるか、検証結果の記事です。
ベテラン飼い主なら条件をクリアできるという話で、どこの個体でも、どの飼い主でもできる訳ではありません。
毛色でしか個体を区別できない人は、まず無理です。
[USER0507]です。
これまでの経験から分かりました事柄をお知らせします。
多くは過去に発表されたものかもしれません。
また、うちの個体だから可能なものもありますが。
まぁ、参考にしてください。
多頭飼育に関する考察
ハムスターは、原則として単頭飼育が望ましいが、ゴールデンハムスターは生後2ヶ月前後まで、ドワーフハムスターは基本的に多頭飼育が可能である。
飼育設備などには次の条件が必要である。
十分な広さを保証できる。
給餌・給水が十分行える。
喧嘩などでの待避できるスペースがある。
ハムスターは極力同一血統のものを入れる。
この場合、繁殖は近親交配となる。
ある程度の個体数を超えると群れ行動に近い行動様式を取るグループも出てくる。出産育児は基本的に集団的に共同で行われる。この場合、オスも子食いなど敵対行動は行わない。(注)
繁殖では追い盛り妊娠が起こる率が高い。体調によっては、失われる個体が出てくる危険がある。
多頭飼育は、キャンベル・ロボロフスキーではほぼ成功する。ジャンガリアンの場合、喧嘩・子食いをおこすケースがある。
(注)集団による育児は、家族としての概念があるのではなく、単純な興味から行われていると思われる。よって、出産未経験のメスが巣外に連れ出したり、オスに母乳を求めているケースもあり、母親の完全な管理下にあるとは言い難い。よって、単純な微笑ましい光景と感じないこと。体躯の発達も単頭飼育の個体よりも遅れ気味になる事が多い。
[USER0005]です。
今度はキャンベルの多頭飼育を考えていたので非常に参考になります。
> 飼育設備などには次の条件が必要である。
> 十分な広さを保証できる。
> 給餌・給水が十分行える。
> 喧嘩などでの待避できるスペースがある。
これは、これまでのうちでの経験からの推測および、複数の方からの多頭飼育情報と一致しますね。
狭い空間で個体数が少ないとかなり危険なのですが、それなりの空間があれば、喧嘩になっても待避できたりするので、最悪の事態は回避されそうです。
繁殖では追い盛り妊娠が起こる率が高い。体調によっては、失われる個体が出てくる危険がある。
これはやはり飼育環境では年中を通してエアコンディショニングを行っていたり、餌も比較的安定して供給される為というのも逆説的に働いているような気がしますね。
自然環境においては、よほどコンディションがよく、安定した餌の確保がない限り、連続出産というのはないのでは....と考えています。
多頭飼育は、キャンベル・ロボロフスキーではほぼ成功する。ジャンガリアンの場合、喧嘩・子食いをおこすケースがある。
ふむぅ....ジャンガリアンが一番危険性がたかそうなんですか。
でもこれはなんとなくわかる気がします。
ましい光景と感じないこと。体躯の発達も単頭飼育の個体よりも遅れ気味になる事が多い。
あ、これもなんか想像できます。
うちの場合はまだ多頭飼育の経験はないんですが、子の数が多い場合、少ない場合と比べても明らかに成長の速度は遅いです。これは単に数が多くて栄養が行き渡らないことの他に、母親にかかるストレスなどの外的要因も無視できない程度にあるのでは....?と思ってます。
[USER0040]です。
業務連絡?:キンクマは現在3週齢:メス3匹(1匹予約済)キャンベル0週より各週齢がいます。近々、長毛種ゴールデンハムスターの繁殖を行います。
今、生後1カ月ちょっとの仔ハム達(オス2匹、メス2匹)がいます。
雄雌分けてそれぞれ2匹ずつケージに入れているのですが、どうも最近喧嘩が激しくなってきたような気がします。
まず、いつ分けるかですが、これは性成熟までとなります。先に2ヶ月前後と言ったのは、性成熟がこのころであるので、性成熟までは騙し騙し飼える、という意味です。
ですから、オスの場合、臭腺を良く見てください。臭腺が機能し始めたら、間違いなく大喧嘩が起こります。この時には独居にして下さい。当方では、1日約15時間は近くは監視下においておく事が出来るので、喧嘩がある時はその様子を必ずチェックします。
子供のじゃれ合い程度のものと、本当の喧嘩はその泣き声と動きはまったく違います。見ていれば、切迫した緊張感があるか、ないかは分かると思いますので、観察を怠らないように。大喧嘩の瞬間は突然起こりますので、管理に自信の無い場合は早めに分けた方が無難です。また、こどものじゃれあいであっても、
噛み傷がつく程度にはやります。
いずれにしても、分離は性成熟が目安になりますから、2ヶ月という日数だけにこだわらないで下さい。
[USER0261]です。
以後、当方の多頭飼育に関する情報はこの件名で発信します。
注意喚起:チャイニーズハムスターに関する情報
チャイニーズハムスターは性格温順とされているが、これは単頭飼育の時であるので、多頭飼育時には注意が必要である。
チャイニーズハムスターでは他種との遭遇時に相手をかみ殺すなどの事例が発生している。キャンベル・ジャンガリアン・ロボロフスキーなどの他種との同居では、ペットショップなどにおいても大きな喧嘩の事例は聞かないが、チャイニーズに関しては情報がある。
原則として、チャイニーズは他のドワーフと同居もしくは短時間でも、同一ケージに入れないようにする必要がある。
当方での事例
繁殖用ケース(仕切付き)において、細い隙間よりチャイニーズメスが、隣の区画(ロボ)に侵入したもの。外出中の1時間内でかみ殺している。
[USER0098]です。
#ちょっとだけ Subject に手を加えました :-)
実は、みんな同居してます。
こんなことになってしまったのは...
長くなるのでやめておきますが、もう1年半この状態です。
けんかしないんですか?仲がいいですねぇ。
仲の善し悪しの他に、飼育環境の広さというのも結構重要な要素だと思います。たとえ、あまり仲がよくなくて、出会えば喧嘩するような仲だとしても、喧嘩から十分に逃げられるスペースがあればある程度の危険は回避できるようです。
また、これまでの事例から2匹同居っていうのが一番危険で、ある程度数が増えると一個体に対する危険が分散されて結果としてあまりひどい状態にいたらないというのもあるようです。
ただ、なんらかの原因で力関係のバランスが崩れると、特定の個体に攻撃が集中したりすることもあります。
あ、そう言えばなんかのテレビで、いっぱいいると縄張りが取れなくてけんかしないっていうのがありましたけど、そのようなものでしょうか。
#あれは魚だったかも…。フクロウもだったような…。
どうぶつ奇想天外でやっていたやつですね。あれは北海道の動物園のフクロウでした。