ジャンガリアンハムスターの飼い方(行動パターンと表情)
ジャンガリアンハムスターの行動
ゴールデンハムスターの耳のように、くしゃくしゃにならないので耳で体調は分かりませんが、犬のように寝かせたり、向きを変えることができます。
体を低くして歩く(ほふく前進)。
少し緊張している。
ジャンガリアンのおなかには臭腺があり、臭腺をこするように歩いている場合は、臭い付け(マーキング)をしています。緊張しているときや、発情期や、なわばりを確保する場合などに行います。なんにせよ、この時のジャンガリアンは、飼い主にフレンドリーではありません。
耳を寝かせて、いつもの位置に走ってくる。
眠いけど、何かが欲しい。
寝起きによく見ますが、耳を立てていないということは、音に対しての警戒をしていないということになるので、環境によくなれているといえます。
耳を立たせて、こちらを見ている。
飼い主を捜している。
飼い主の位置を、完全に特定できていません。完全に位置を特定できている場合は、耳が少し横に倒れています。
耳を倒して、何かをしている。
眠い。
寝起きに餌を食べているなどは、目を細めていたり、目を閉じた状態の場合もあります。感覚器官を、使っていない状態なので、驚かせると噛まれることもあります。
回し車に、お尻を付けて座っている。
ボーッとしてます。
座って寝るのが好きなハムスターが、時々します。
飼い主の手を、ペロペロなめる。
理由は分かりません。好意があってグルーミングしていたり、汗からミネラルを補給しているのかもしれません。
飼い主の手をなめるジャンガリアンが、なぜか時々います。手をなめ出すと、手から降りてくれなくなりますし、人間の手は汚いので、なめささないようにしましょう。
ほお袋から餌を出す。
今すぐ、ここから逃げたい。
ほお袋から荷物を出して、体を軽くして逃げようとしています。飼い主の手の上で餌を出してしまう場合は、今にも逃げたい気分なのです。
仰向けになって、ジージー鳴く。
パニックになっているか、イヤだと警告しています。
パニックになっている場合は、何をしても鳴きます。イヤだと警告している場合は、同じことをしない限り鳴きません。
ジージー鳴く。
ビックリした。
「ジィッ」っと短く1回だけ鳴く場合もあります。反射的に噛むジャンガリアンもいるので、鳴かせないようにしましょう。
飼い主の手を避けながら、ジージー鳴く。
手が怖いと思っている。
飼い主を怖がっています。
立ち上がって、立てた耳を正面に向けて、開いた口から歯が見える。
威嚇しています。
四つんばいの状態で、このポーズをする場合もあります。
耳を立てて、動かなくなる。片足を足を上げて、動かなくなる。
周りに、少し警戒しています。
いわゆる、フリーズというやつです。よく見ると、鼻や耳がいつもより動いていると思います。
知らない臭いや音だと、鼻と耳を使って情報を収集します。他のペットの臭いや、人間の生活用品など、いろいろな物に反応しますが、その事自体は、トラブルではありません。単にそれが何なのかを感じて、調べたり覚えようとしているだけです。しかし、その時に恐怖を感じたりすると、その臭いや音がトラウマになる可能性があります。
こっちを見ている。
周囲の状況を、把握しようとしています。
ハムスターは目だけで物を見ていないので、ハムスターがこちらを見ているだけでは、ハムスターが飼い主を見つけている訳ではありません。この時に、勘違いして餌を与えてしまうと、わがままなハムスターになってしまいます。
こっちを見て、近づこうとしている。
餌が欲しい。
餌が欲しい時は、こちらを見るだけなく、近づいて餌をもらおうとします。その時にケージを噛んだり、ケージをよじ登ろうとしたりし、何らかのアピールをします。
また、飼い主を見つけると寄ってくるので、なれていると思いがちですが、餌が欲しいから寄ってきているだけで、なれている訳ではありません。
いつもケージの同じ所を噛む。
脱走しようとしている。
ケージの同じ所を噛むと、いつか壊れて脱走できると思っています。餌が欲しいときにも同じようなことをしますが、ケージから出たい場合は出入り口の近辺を、餌が欲しいときは飼い主に近いところを噛みます。
体中の手入れを始める。
かなり怖い場所だと思っている。
寝起きにもしますが、起きているのに突然顔を洗ったり、砂浴びなどをして広範囲の手入れを始めるということは、その場所が怖いかもしれないので、全身の感覚器官をフル活用して情報を得ようとしている証拠です。あまりにも、顔を洗ったり砂浴び行動を見かけるようなら、飼育環境を見直す必要があります。
床材を掻き分けながら、ケージの中をウロウロする。
臭い付けをしている。
掃除の時に見る光景かもしれませんが、環境になれてしまうと、掃除の後でもしなくなります。
飼い主から見て、正面を向いて餌を食べる。
次も餌が欲しい。
正面を向いていると、方向転換をしないとハムスターは逃げられません。正面を向いているということは、次に行う行動が正面にあるということです。だからこの場合は、次も餌が欲しいと思っているのです。
飼い主から見て、横を向いて餌を食べる。
飼い主のことを、あまり信用していない。
斜めを向いている場合も同じです。感覚器官で飼い主を捉えられる範囲で、なおかつ直ぐに逃げられる体制です。
飼い主から見て、後ろを向いて餌を食べる。
飼い主に、餌を取られると思っている。
さすがにハムスターの目でも、後ろは見えませんし、後ろ向きに付いている感覚器官もありません。今行っている行動を阻止されないように、餌を隠し持とうとしているのです。信用されていない訳でもありませんが、餌を与えた後にハムスターに触ろうとしたことを、ハムスターは餌を取られると勘違いしている可能性があります。
飼い主から離れて、飼い主を視界に納めながら餌を食べる。
一番信用されていないパターンです。
餌を食べる場所を決めている個体もいますが、そんな個体の方が状況に流されずに、本能を満たしているわけですから、安心していると思います。
もらったヒマワリの種を、1つずつ食べる。
安心できる場所だと思っている。
ヒマワリの種を数個まとめて与えようとしても、1つずつ食べる場合は、その場所が安心できる場所だと、理解しています。その反対に、まとめてほお袋に詰める場合は、その場から逃げたいと思っている他に、飼い主のことが怖いと思っているなどもあります。