ハムスター用ペレット

ハムスター用のペレットは、ゴールデンハムスター用の不完全な栄養要求量を基に開発されているため、ジャンガリアンやロボロフスキーではさらに何らかの栄養が不足します。
推測だけで根拠の薄い物や、ハムスターではうまく吸収や排出ができない物が添加されているなど、メーカーのうたい文句を鵜呑みにしないことも大切です。

ハムスターは食べ物が少ない土地で生き抜くために進化した動物なので、糖分や脂肪分を多く含んだ甘くカロリーの高い食べ物に執着することが多く、よく食べる(必要以上に食べる可能性がある)ペレットほど肥満になりやすくなります。
種子類を多く含むエサなどは、切歯破折(せっしはせつ)や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの危険性を高めてしまうので、量販店用の安易なペレットは与えないようにしましょう。

  フィード・ワン
ハードタイプ
フィード・ワン
ソフトタイプ
フィード・ワン
プレミアムハード
イースター
ハムセレ
ジェックス
ゴールデン
ジェックス
ドワーフ
実験動物・
長期飼育用
粗蛋白質 23.0%以上 23.0%以上 19.5〜22.5% 16.0%以上 16.5%以上 19.0%以上 16.8%
粗脂質 3.0%以上 4.0%以上 3.5〜5.5% 6.0%以上 2.0%以上 2.5%以上 4.2%
粗繊維 5.0%以下 5.0%以下 4.5〜7.5% 6.0%以下 4.0%以下 4.0%以下 3.1%
粗灰分 8.0%以下 8.0%以下 6.0〜8.0% 7.0%以下 5.0%以下 5.0%以下 6.1%
カルシウム 1.0%以上 1.0%以上 1.0〜1.2% 0.7%以上 0.5%以上 0.5%以上 1.04%
リン 0.7%以上 0.9%以上 0.6〜0.8% 0.5%以上 0.5%以上 0.5%以上 0.87%

フィード・ワン ハムスターフード ハードタイプ 1kg

フィード・ワン ハムスターフード ハードタイプのサイズ
オリエンタル製のペレットに比べ、短い物が多いのも特徴。

昔は「ニッパイ ハムスターフード」という商品名で箱入りだったため、「ピンク箱」や「デカペレ」といった相性で親しまれ、古くから愛用者が多いペレットです。
また、この「ピンク箱」か「ソフトタイプ(白箱)」を扱っていないショップは、商品知識がない量販店だと判断できるほどメジャーな商品です。

フィード・ワン(旧ニッパイ:日本配合飼料株式会社)も実験動物飼料のメーカーで、他社の実験動物用ペレットと直径は同じです。オリエンタル酵母の飼育用と長期飼育用の中間的な存在で、長期飼育用にくらべ、粗淡泊質が少し多く、粗脂質が最も少なく、平均的な粗繊維なので、ゴールデンだけでなくドワーフ系のハムスターの主食としても適した商品です。
グラムに計算すると他のペレットの1/5程の値段でコストパフォーマンスが高いのですが、余らせて捨ててしまうことを考え、ストッカーなどの密閉できる容器は必ず用意しましょう。
特に単独飼育のジャンガリアンハムスターに与えると、半年以上なくならないので、ほとんどを捨ててしまうことになります。ミルワームを買っているのなら、悪くならないうちに砕いてミルワームのエサにすることをオススメします。
ペットとして飼われているハムスター用のペレットとして歴史が長く、無駄な添加物も少ないので、最も安全性が実証されているペレットです。

「ハムスターのエサと言えばコレ」と言える定番ペレットで、上級者はハムスターの種類を問わず、添加物が少ない「実験動物ペレット長期飼育用」の2商品をベースに個体ごとに栄養の調整をします。

種類ごと適合 ゴールデン ★★★☆☆ ジャンガリアン ★★★★ チャイニーズ ★★★★ ロボロフスキー ★★★☆☆
完食の目安 ゴールデン 約64日 ジャンガリアン 約231日 チャイニーズ 約231日 ロボロフスキー 約246日
成長時期 ベビー ★★☆☆☆ ヤング ★★★★★ アダルト ★★★★ シニア ★★☆☆☆
初心者 ★★☆☆☆
エサの堅さ ★★★★★
適合表については [ 用品検索について ] を見てください。

フィード・ワン ハムスターフード スペシャル ソフトタイプ 600g

フィード・ワン ハムスターフード スペシャル ソフトタイプのサイズ
ハムスター用のペレットとしては珍しい形で、一番長い辺が18mmあります。

昔は「ニッパイ ハムスターフード スペシャル ソフトタイプ」という商品名で白い箱入りだったため、「白箱」の相性で親しまれ、成長途中のハムスターや、ペレットを食べさせられない飼い主が、お世話になった定番のペレットです。

実験動物用ペレットのサイズ(デカペレ)に比べて小粒ですが、一般的なハムスター用のペレットに比べて大きいため、無駄に溜めたりしにくいので、変な癖が付きにくく、ほお袋に溜めがちなジャンガリアンの飼い主としても、うれしいサイズです。
ペレットの小さいと持ち運んでしまいやすいため、飼い主が管理しづらく、腐らせてしまいやすいです。特に膨らませてあるペレットは、表面がデコボコして唾液がしみやすいので、大きい方がいいです。

粗脂肪が多く、固めるというより膨らませているペレットなので嗜好性も高く、今後、実験動物用のペレットに切り替えたいときや、成長期などにも利用しやすいペレットです。
600g入りと、同社のハムスターフードより量は少ないですが、ペレットが膨らんでいる分、パッケージもわずかに分厚く、それでも単独飼育のドワーフに与えると量が多すぎて余らせてしまいます。
しかし、かなり砕きやすいので、ミルミキサーなどで粉砕してミルワームのエサに利用しやすいです。

同社の「ハードタイプ(ピンク箱)」に比べ、ほんの少し脂肪分が高い(おそらく製造の都合)だけで、原材料やカロリーなどの公称の数値はハードタイプと変わりません。

種類ごと適合 ゴールデン ★★★☆☆ ジャンガリアン ★★★★ チャイニーズ ★★★★ ロボロフスキー ★★★★★
完食の目安 ゴールデン 約38日 ジャンガリアン 約135日 チャイニーズ 約137日 ロボロフスキー 約146日
成長時期 ベビー ★★★★ ヤング ★★☆☆☆ アダルト ★★☆☆☆ シニア ★★★★
初心者 ★★★★★
エサの堅さ ★★☆☆☆
適合表については [ 用品検索について ] を見てください。

フィード・ワン ハムスターフード ヘルシープレミアム ハード 300g

フィード・ワン ハムスターフード ヘルシープレミアム ハードのサイズ
それほど堅くなく、直径8mmと、ドワーフ向けには良い感じの大きさ。

「ヘルシープレミアム ハード」という商品名ですが、同社の「ヘルシープレミアム」とは配合成分がかなり違うので、全く違うペレットだと考えましょう。
パッケージに野生色のゴールデンハムスターがいたり、円柱状の味気ないペレットの形がフィード・ワン(旧ニッパイ)らしくて、個人的にはお気に入りです。

粗脂肪がわずかに低く、粗繊維、粗淡泊質、カルシウムが少し高く、カロリーはかなり低めです。ハードという名前ですが、小粒ペレットなのでさほど堅くありません。
成分やペレットのサイズを考えると、ゴールデンよりジャンガリアン向けです。また、粗脂質やカルシウム、カロリーなどを考えると、ヒマワリの種などの油種子類を追加した方がジャンガリアンには良く、さらに動物性タンパク質を足すと、ロボロフスキーにも良いと思います。
量も多すぎず少なすぎず、ロボロフスキー以外は2ヶ月以内で消費できるため、無駄も少なくコストパフォーマンスも高いです。
このペレットを主食用にして、ハムスターが好きそうな食べ物をコミュニケーションフードとして与えてた方が、問題が出にくそうなので、初心者にもお勧めできます。

実験動物用のペレットを作っているメーカーらしく、簡素な原材料で、成分も保証成分ではなく範囲になっているのもうれしい。

種類ごと適合 ゴールデン ★★★☆☆ ジャンガリアン ★★★★★ チャイニーズ ★★★★★ ロボロフスキー ★★★★
完食の目安 ゴールデン 約19日 ジャンガリアン 約68日 チャイニーズ 約68日 ロボロフスキー 約73日
成長時期 ベビー ★★★★ ヤング ★★★☆☆ アダルト ★★★☆☆ シニア ★★★☆☆
初心者 ★★★★
エサの堅さ ★★★☆☆
適合表については [ 用品検索について ] を見てください。

イースター ハムスターセレクション 400g

イースター ハムスターセレクションのサイズ
直径4.5mmとハムスター用のペレットとしては小さいですが、めちゃくちゃ堅いです。実験動物用のペレットも含め、唯一指の力だけで折れなかったペレットです。

配合成分や小粒のペレットを固く作る技術など、初心者や業者にはウケが良いペレットですが、太りやすく、飽きられやすいペレットとして、利用者から不満のあるペレットです。

動物性の物が3種類も入っている割に、粗蛋白質がかなり低く、粗脂肪が繁殖用並、粗繊維はそこそこと、コストを下げるための配合とも思えますが、太る原因にもなっています。
特にドワーフ系には、多めに食べないとタンパク質が不足し、脂肪分をさらに多く取りすぎる原因になるので、太るのだと思います。さらに、動物性タンパク質を増やすと脂質も増えてしまい、カルシウムが他のペレットより少ないのに更に吸収率が落ち、ペレットが堅さで歯が折れやすくなるなど、ジャンガリアンでバランスを考えて与えるのは難しいと思います。
また、糟糠(そうこう)をうまく配合しているため、繊維質を増やし、ペレットを堅く作っていますが、ハムスターにとっては不味く、堅すぎて疲れるエサになってしまっているので、飽きられやすいエサになってしまっているのだと思います。
人間の食生活で考えると、堅くて具の入っていないラーメンみたいな感じです。

私自身、このペレットで飼育されていたショップから購入したゴールデンに、他のペレットを与えるとその日に食べなくなり、ジャンガリアンは1週間後にほぼ食べなったうえ、平均的な体格になった実体験もあります。両ハムスターともアダルトサイズで購入した個体で、ヒマワリの種をたくさん与えても、購入時より太ることはありませんでした。
原因が分かりやすくいろいろ書くことができるだけで、ハムエッグに掲載できないほど、悪いエサでもありません。パッケージのシルエットはジャンガリアンですが、売り文句にしていることは初心者が起こしやすいゴールデンの問題のことで、ゴールデンのペレットとしては小さすぎるけど、ゴールデンなら問題にはなりにくいといった感じです。
ヌクレオチドが効果がある可能性があるので、初心者のポイントは多めにしてますが、常食させる物ではないですし、初乳に含まれる成分なので本来なら与える必要はありません。大きく書いてある方の配合成分は効果が期待できないので、効果を期待したいのなら専用のサプリメントを別途購入しましょう。

獣医師の指導によって開発されたとありますが、獣医師もいろいろいますよね程度です。
動物病院で売っていることもあり、獣医師に薦められることもありますが、特別良いペレットではなく、病気の時にエサを食べなくなると悪化することもあるので、急に変えない方が良いです。

ビール酵母、アガリクス、オリゴ糖、ソーマチンと、胃腸が弱いと下痢をする成分が4つも入っているので注意しましょう。

種類ごと適合 ゴールデン ★★☆☆☆ ジャンガリアン ☆☆☆☆ チャイニーズ ☆☆☆☆ ロボロフスキー ★★☆☆☆
完食の目安 ゴールデン 約25日 ジャンガリアン 約90日 チャイニーズ 約93日 ロボロフスキー 約104日
成長時期 ベビー ☆☆☆☆ ヤング ★★☆☆☆ アダルト ★★☆☆☆ シニア ☆☆☆☆
初心者 ★★★☆☆
エサの堅さ ★★★★★
適合表については [ 用品検索について ] を見てください。

ジェックス ハムスター プレミアム フード ゴールデン専用 400g

ジェックス ハムスター プレミアム フード ゴールデン専用のサイズ
ジャンガリアンやロボロフスキーは、ほお袋に入れられない大きさ。

オヤツを与えすぎる飼い主のペレットでしょうか。品質は高めですがカロリーは標準で栄養価が低いです。

まず気になるのが、タンパク質と脂肪分の少なさです。
粗脂肪が、実績のある実験動物用のペレットや他社製のペレットの半分くらいしかありません。
そもそも、ゴールデンハムスターにはNRCの栄養供給量のデータと、飼い主さん達の長年の経験があるのに、なぜ減らしたの?逆に危ないのでは?ゴールデンハムスターは肥満になりにくじゃん!というのが私の印象です。
保証成分なので2.0%以上と曖昧ですし、生産ロットの違いで実際には2倍以上含まれていることもありますが、企画段階で飼育上級者との考えが違った、オヤツを与えすぎる初心者向けのペレットだと考えた方がいいでしょう。

見た目はフィード・ワンのソフトタイプを小さくした感じですし、効果も期待できないRNAやヌクレオチドを足して、脂肪分を減らせば、健康的に見えるだろうし、小さくしてハムスターが持ちやすいサイズにすると、ハムスターが巣箱に持って帰りやすいので、健康的でよく食べるように見えます。
初心者からは評判が良くなるので商売としては正しいんだろうけど、飼育上級者から見ると初心者に薦めていいのか迷うエサです。無駄に持ち帰ったり食べたりしないエサの方が、初心者には薦めやすいです。

ペレットのサイズがゴールデンハムスター用としては小さいため、確実にほお袋に入れてしまいます。
唾液の付いたエサを巣箱などに溜め込んでしまい、ペレットの表面がデコボコと、ペレットの色が一般的なハムスター用のペレットや実験動物用より濃いので、カビが生えても分かりづらいため、早めに交換した方がいいです。

クッキーのように膨らましたペレットなので、ボロボロと粉が落ちてしまい、実際に食べている量と与えた量の差も気をつけましょう。
同じシリーズのジャンガリアン用のペレットと同じく、食感が良いためストレスや飼育環境で無駄食いすること注意しましょう。
販売が2016年からと実績が少なく、私の飼育環境でゴールデンに与えたことはありません。
あと、ハムスターの飼育頭数が減っている中、新商品を開発してくれたジェックスさんには感謝です。

原材料は悪くないけど、ハムスターの事や上級者の実績より初心者や風評を意識したペレットです。
主要な栄養価は低いですが、346.9kcal/100gと他のペレットと同じくらいのカロリーがあります。

種類ごと適合 ゴールデン ☆☆☆☆ ジャンガリアン ★★☆☆☆ チャイニーズ ★★★☆☆ ロボロフスキー ★★☆☆☆
完食の目安 ゴールデン 約25日 ジャンガリアン 約87日 チャイニーズ 約92日 ロボロフスキー 約103日
成長時期 ベビー ☆☆☆☆☆ ヤング ☆☆☆☆☆ アダルト ★★☆☆☆ シニア ★★★☆☆
初心者 ★★★☆☆
エサの堅さ ☆☆☆☆
適合表については [ 用品検索について ] を見てください。

ジェックス ハムスター プレミアム フード ドワーフ専用 400g

ジェックス ハムスター プレミアム フード ドワーフ専用のサイズ
同シリーズのゴールデン用を、薄くした感じ。

質は悪くはなく食べやすいペレットだと思うので、安価なエサを与えていたり、ペレットを食べてくれないのなら、最初に試す価値のあるペレットだと思います。

小さく薄い煎餅状で簡単に砕けてしまうため、食べるしかストレスが発散できないストレスの多いハムスターや、粗悪なエサを与えられていたハムスターは、よく食べます。
良質なエサを与えていると、喜んで食べるのは1ヶ月ほどで、ほとんど食べなくなり、ミックスフードを主食にしていると、ほぼ食べてくれないそうです。
原材料を見る限り、実験動物用のペレットより品質は高いはずですが、栄養に困らないペットは栄養より食感や香りなのでしょうか?
とはいっても、病気になると食感や香りがさらに重要になってくるので、ミルワームなどで不足した栄養を摂らせている飼育上級者には縁のないペレットかもしれません。
砕きやすいので、ミルサーで砕いてミルワームのエサにするのは良いかもしれません。

ペレットのサイズが小さくクッキーの様に空洞があるため傷みやすいので、ほお袋に入れて持ち歩くことが多いハムスターや、巣箱に必要以上溜めてしまうハムスターには注意が必要です。
傷みやすいため、開封後は保存にも注意しましょう。

パッケージに「RNA」、「ヌクレオチド」と書いてますが、タンパク質が入ってますよ程度です。
ゴールデンハムスターより体の小さいジャンガリアンハムスターは、ゴールデンより肉食性が高いのでタンパク質が多い程度なので、ジャンガリアンやロボロフスキー以外にゴールデンハムスターを飼っていたり、ミルワームを与えている飼い主なら、ゴールデンハムスター用で十分だと思います。

同シリーズのゴールデン用にタンパク質を増やしただけ。それでも一般的なペレットに比べてタンパク質は少なめです。
原材料は同じで、タンパク質が増えた分、359.3kcal/100gとカロリーやや高めです。

種類ごと適合 ゴールデン ★★☆☆☆ ジャンガリアン ☆☆☆☆ チャイニーズ ☆☆☆☆ ロボロフスキー ☆☆☆☆☆
完食の目安 ゴールデン 約24日 ジャンガリアン 約85日 チャイニーズ 約91日 ロボロフスキー 約102日
成長時期 ベビー ★★★☆☆ ヤング ★★★★ アダルト ☆☆☆☆ シニア ☆☆☆☆
初心者 ★★★★★
エサの堅さ ☆☆☆☆☆
適合表については [ 用品検索について ] を見てください。