飼い主とハムスターたちの知識の図書館。

ほお袋に穴が開いている。化膿と治療

ほお袋が破れてしまったジャンガリアンの事例です。
前の飼い主の環境が嫌で、命からがら逃げてきたんでしょうか?
保護したハムスターの話は何度か聞いたことがありますが、飼い主の使命感が強いのか病院に連れて行き完治することも多いです。

投稿日時:
投稿者:USER0276

[USER0276]@国分寺です。

うちの野良ハム出身の“ミー”(ジャンガリアンハムスター♀、13月齢以上)の手術(5/5)の報告です。
昨年7月、道端で見つけたミーは発見時にお腹側一面傷だらけで、左のほお袋から体表まで貫通する穴が開いてました。

# 今だから笑えますが、当時は左のほお袋に餌を詰め込むと外にこぼれてきました(^^;)。

その傷は非常に化膿が進んでいて獣医師から「(助かるかどうかは)難しいです」と言われたのですが、1週間にわたる傷口の消毒後、ほお袋の2/3の切除と縫合、皮膚の縫合手術で無事に元気(狂暴ともいう^^;)なハムとなりました。

その後はほぼ問題無く9か月が過ぎたのですが、4月の下旬くらいから手術した位置の少しお尻側で、皮膚のすぐ下に腫瘤のような物ができてしまいました。獣医師と相談の上、抗生物質を投与しながら様子を見ていたのですが、徐々に大きく(1週間で面積が10%〜20%大きくなる程度)なってきたので切除手術することになりました。

で、5/5にレントゲンを撮った後に手術していただいたのですが、その結果は腫瘍では無くてほお袋が一部破れて餌がほお袋の後ろに漏れ、腐敗(周囲の組織も)していたのでした。
以前の手術の縫合跡はそのままで、違う部位が破れていたそうです。

ミーは先天的にほお袋が弱いのか、以前の傷の影響でほお袋が弱っているかで再発の可能性があるため、今後は与える餌に十分注意を払うようにと言われました。

# ヒマワリの種をあげる時は殻を剥いて与えるのは当然として、剥いた実の先端の尖った部分も取った方がいいです、と(^^;)

今回の処置の明細を書いておきます。

診察料 1,000
入院料 2,000
全身麻酔 10,000
手術料 10,000
内用薬 900 (抗生剤)
内用薬 600 (ビタミン剤)
レントゲン 7,000

# 今回の手術料は10,000円したが、臓器摘出のような手術の場合は20,000円が基本(ハムスターの場合)のようです。

なおミーは年会費3,000円で診療費、薬代が5%割引になるこの病院独自の制度に加入しているので、上記の診察料以外は5%引きでした。

# この年会費は去年の一連の処置代の割引で既に元が取れてました(^^;)。