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保護色なのに、保護されてない?

表題:

保護色なのに、保護されてない?


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雪だるま

飼育書の中の、ジャンガリアンやキャンベルを真上から撮った写真を見てて不思議に思ったことがあります。

真上から見ると両脇からお腹の白毛が見えてる!
いや、うちのジャンガリアンも真上から見てもお腹の白毛が見えるんですが、保護色って真上から見た時に地面や枯葉と同じ色をしてるから保護色な訳で、背中の保護色からお腹の白毛がはみ出して見えてたら、野生にいたら天敵に見つかっちゃうのでは?
もしかしたら野生のハムは食べ物がなかなか見つからなくてもっと痩せているから、
上から見てもお腹の白毛は見えないのでしょうか?
それとも、野生ハムも真上から見るとお腹の白毛は見えるのでしょうか。

ちなみに、飼育書の写真ではチャイニーズは白毛がはみ出してなくて、
ロボは前足だけはみ出して写っていました。
(ハムスターの気持ちが100%わかる本・ドワーフ編のカラーページ)
みなさまのお宅のハムちゃんは真上から見るとどうですか?

管理者様がどこかで「飼育書に載っている平均体重は、その昔ストレス環境下で測ったものだから太めだと思う」という感じのことをおっしゃっておられたと思うのですが、お腹の白毛がはみ出してるのを見ながらそのことを考えてたらかなり納得してしまいました。 

表題:

変な模様


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管理者

さっき確認しました。
今飼っているジャンガリアンは太めなんですけど、上から見るとちょっと白いところが見えますね。けど、他の動物に比べて、白い部分が多いのは確かですよね。普通は腕より内側が白いはずしね。もしかして、ひっくり返ることで擬態できる、リバーシブルな動物なのかも……。ベビーの時は、もうちょっと白いところが少ないような……。よく、分からないです。

私も昔から疑問だったんですよ。ゴールデンの野生色なら保護色だけど、他のハムスターって保護できているのかってね。

ネズミの特徴って、背中に通った縦のラインだったはずです。森の木の上に住むヤマネは、木の枝にぶら下がると、下から見ると木に擬態できるんです。ジャンガリアンの縦線は、木の上に住んでいた頃のなごりなのか、野生にもそうやって隠れる方法があるんだと思いますよ。チャイニーズは緑の多いところに住んでいるらしいので、木に擬態できるのが正解だと思いますし。

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表題:

夜行性って...


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ragi

夜行性のハムって、保護色って、アリ、ですか

表題:

夜でも見つかっちゃうと思います。


投稿日時:
名前
雪だるま

夜とは言っても月明かりもあるし、
月明かりがなくても夜行性の捕食者は暗闇でも見える目を持っていると思います。
夜行性じゃない人間でも、街頭も何もなくてもけっこう見えませんか?気のせいかな?

表題:

そうですね


投稿日時:
名前
ragi

そうですね

保護色とは、色のみならず、パターンも関係しているかと存じます
なるほど。。。気がつきませんでした。

表題:

夜でもクッキリ?


投稿日時:
名前
管理者

「ragi」さんの引用:

夜行性のハムって、保護色って、アリ、ですか

色が見える動物は、暗いところではあまり見えないけど、色が見えない動物は暗いところでもよく見えます。
また、夜行性のハムスターの天敵は、夜行性の動物なので、保護色とは模様がメインで、色はあまり意味がいないと思います。

ジャンガリアンの模様って、他の動物とは違ってハッキリ分かれていませんよね。横の模様が、波になっているじゃないですか?
もしかして、背中の一本線が葉脈で、木の葉に見えるんですかね?
そう考えたら、ジャンガリアンが柏餅に見えてきました……。

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木の葉なのかそうじゃないのか。


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名前
雪だるま

「管理者」さんの引用:

また、夜行性のハムスターの天敵は、夜行性の動物なので、保護色とは模様がメインで、色はあまり意味がいないと思います。

「色」について、ちょっと考えています。
ジャンガリアンとキャンベルとロボの野生色と、それぞれのハムの生息地を比べているのですが、ロボは砂漠にすんでいて、背中のカラーは完全に砂の色に一致しています。Jハムとキャンベルはステップ気候に住んでいますが、ステップ気候って思っていたより多様だからよくわからない! 
アジア域のステップ気候と言っても、基本的には砂漠に似ていて短い雨季に草が生える程度のところや、ちょっとした低木が生えているところや、小さいな岩がおちているところもあるんです。ジャンガリアンたちの体色は明らかに砂の色より濃くて(しかも背中に1本線)、砂に擬態しているとは考えにくいですよね。生息地の中には土が赤っぽい地域もあるにはあるのですが・・・。
やっぱり色より模様ということになるんでしょうけれど、私も最初「木の葉に似ているな〜」と考えていろいろ検索していたのですが、いわゆる柏みたいな形の広葉樹の葉っぱってステップ気候にはほとんどなさそうなんです。どちらかというと稲みたいな形の単子葉植物とかがメインです。落ちている枝に擬態するにしては枝そのものが少ないし。じゃあ石や岩に擬態?とも思いましたが、分布域を見ても岩がごつごつしているところも多くはないし。わからなくなってきました。

ちなみにカザフスタンの博物館のHPの野生ハムの写真を見る限りでは葉っぱ説が有力かもしれません。うーん、でもこれってステップ気候っていうのかな? 
博物館HP

ロボとゴールデンとキナコもちを一緒にお皿に盛り付けたら気づかれなさそうです。
激貧のときにお客様をもてなすには使えるかも。

表題:

私が学者なら


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名前
管理者

エンカルタから、関係のありそうなところを引用してみました。
エンカルタは、楽しいぃ〜!

引用:

ステップ気候
ステップの冬は寒く、地表はたいていうすい雪でおおわれる。春には雪解け水が植物の急速な成長をうながし、初夏に最盛期をむかえる。夏は総じて暑く、蒸発率が高い。気候は乾燥ぎみで、年降水量は350〜600mm、ときには長期の干ばつがおこる。

アルタイ山脈以西の西部ステップ地帯では、西から東へすすむほど大陸性かつ乾燥した気候となる。たとえば、ハンガリー東部のデブレツェンの平均気温の幅は1月の-3°Cから7月の21°Cまで、年降水量は580mmだが、アルタイ山脈に近いバルナウルの気候はそれよりはるかにきびしく、平均気温は1月の-15°Cから7月の20°Cまでと差が大きく、年降水量はわずかに420mmである。モンゴルから中国北東部にかけての東部ステップ地帯では、標高が高いせいもあって、気候はさらにきびしく、モンゴルの首都ウランバートルの年降水量は200mmにすぎず、平均気温も1月の-26°Cから7月の14°Cまでとかなり開きがある。

Microsoft (R) Encarta (R) Reference Library 2005. (C) 1993-2004 Microsoft Corporation. All rights reserved.

引用:

植物
ステップに樹木がほとんどみられないのは、夏の日照りがきびしいせいもあるが、さらに夏の暴風期の落雷による野火が樹木の実生(みしょう)をやきつくしてしまうからである。ただ、地下にある草の根茎や球根、種子などは野火の被害をうけない。大農業地帯となる以前のステップにおけるもう1つの重要な要素は、シカやウマなど草食動物の存在であった。かつてステップにはこれらの動物が数多く生息し、草を食べることによって植物の新たな成長をうながしていた。

わずか150年ほど前まで、西部ステップ地帯は無数の花が咲きみだれ、緑と金色の大海原と形容されていた。ステップの緑は5月中旬から7月中旬にかけてが最盛期であり、初雪の前の秋の一時期をのぞいて乾燥した印象ではなかった。植物の種類は降水量によってことなり、湿潤な北部ではイネ科その他の草が豊かに生いしげる、いわゆるメドウ・ステップが発達する一方、南部ではほとんど草の生えない乾燥ステップとなっていた。

イネ科の草の丈はだいたい15〜30cmで、水分の多い土地ではもっと高かった。イネ科以外の草が深い直根をもつのに対し、イネ科の根は浅く、腐植を豊富にふくむ表層土から水分を補給した。イネ科の仲間では、さまざまな種類のハネガヤ属やウシノケグサ属の草が生いしげっていた。その他の植物としては、やや乾燥した栗色土に生えるヨモギの仲間や、植生のまばらなステップに特徴的な転がり草などがみられ、また、クロッカス、ワスレナグサ、ヒヤシンス、プルンバーゴ、サクラソウ、アヤメ、野生のチューリップ、カノコソウなどが花を咲かせていた。これよりはるかに乾燥して寒冷なモンゴルの東部ステップ地帯では、草の生え方もずっとまばらで、植物の群落の間に裸の地面が露出しているのがふつうだった。

Microsoft (R) Encarta (R) Reference Library 2005. (C) 1993-2004 Microsoft Corporation. All rights reserved.

引用:

動物
草食動物のほかにミミズ、アリ、げっ歯類なども、土を分解したり、ほりかえしたりすることによって、ステップの生態系に重要な役割をはたしていた。ほとんどのげっ歯類は捕食動物や冬のきびしい寒さからのがれるため、地下に穴をほって生活する。ステップには地上生のリスであるジリスが5種類いるが、これらは穀類をこのむため、現在では害獣とされている。その他のげっ歯類としては、野生植物を食物とするマーモット、単独でくらすハムスターや、ハツカネズミ、ハタネズミなどがいる。ハタネズミは周期的に大発生して穀物に大被害をもたらす。

ステップにすむ鳥は、密猟や殺虫剤の使用、生息地の破壊など、人間の行動に大きな影響をうけてきた。その結果、ワシ、ノガン、ヒメノガン、くちばしの細いダイシャクシギ、チドリ科の各種、うつくしいアネハヅルなどはすべてその生活をおびやかされている。しかしフィンチ、タヒバリ、ツバメチドリ、ウズラなどの仲間はまだかなりみられる。

Microsoft (R) Encarta (R) Reference Library 2005. (C) 1993-2004 Microsoft Corporation. All rights reserved.

ここに出てくる、ハムスターってジャンガリアンです。
ジリスもいるらしいので、そっちを調べるのがいいかもしれないですね。
けど、エンカルタの写真を見る限りでは、背の低い木はあります。それが何かは分かりませんけどね。

「雪だるま」さんの引用:

いわゆる柏みたいな形の広葉樹の葉っぱってステップ気候にはほとんどなさそうなんです。

私が発見した学者なら、「姫絹毛鼠」ではなく「柏餅鼠」になるところでした。

「雪だるま」さんの引用:

ちなみにカザフスタンの博物館のHPの野生ハムの写真を見る限りでは葉っぱ説が有力かもしれません。うーん、でもこれってステップ気候っていうのかな?

トピック違いですが、おしりだけ白く換毛してないですか、コイツ!
実は最近、おしりだけ白くなったジャンガリアンを、店で発見したんですよ。直ぐに売れてしまったようですけどね。
私が発見した学者なら、「姫絹毛鼠」ではなく「オムツ鼠」になるところでした。
直ぐに、ちびっちゃうところが難点?

「雪だるま」さんの引用:

ロボとゴールデンとキナコもちを一緒にお皿に盛り付けたら気づかれなさそうです。
激貧のときにお客様をもてなすには使えるかも。

昔から、キンクマがいなり寿司に見えて仕方ないんですよ。
私が発見した学者なら……。キンクマは野生にはいません。

フォーラムの評価機能を利用すると、必要な記事を見つけやすくなるなど、閲覧と管理に影響します。
そのことで、他の飼い主のサポートができるだけでなく、より深く話し合えるきっかけになります。
表題:

異性に気に入ってもらいやすい?


投稿日時:
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Always

「保護色」とは直接に関係ないですが、今読んでいる本に「適応」ということについて書いてありました。

  • 今、生き残っている生物は適応度が高いから生き残っている。
  • 適応度が高いというのは子孫を多く残すことができることである。

そういう考え方があるって話です。

で、ハムスターの模様とか色の理由としては、保護色ということ以外に、例えば「異性に気に入ってもらいやすい」もあるんじゃないでしょうか?
「まあ、太くてまっすぐなたて筋・・・ステキな人」ってなこと思っていたりして。

ハムスターじゃないですが、ちいちいさんのアバターのリスは、その部類に入るような気がします。

表題:

ウンチマニア


投稿日時:
名前
管理者

「Always」さんの引用:

で、ハムスターの模様とか色の理由としては、保護色ということ以外に、例えば「異性に気に入ってもらいやすい」もあるんじゃないでしょうか?
「まあ、太くてまっすぐなたて筋・・・ステキな人」ってなこと思っていたりして。

ハムスターは視覚的に判断してないと思いますし、本人たちも、オスメスともニオイで判断しているようなので、模様は関係ないと思いますよ。
逆に、ニオイに関しては敏感だと思うので、ウンチで腸の調子や、どこでどんなエサをゲットできているのかなど、健康状態や生活パターンまで分かるんだと思います。「太くて堅い、あなたのウンチって……ステキ!」とは、思っているかも!

フォーラムの評価機能を利用すると、必要な記事を見つけやすくなるなど、閲覧と管理に影響します。
そのことで、他の飼い主のサポートができるだけでなく、より深く話し合えるきっかけになります。
表題:

オスメスともニオイで判断しているんですか。そうかも。


投稿日時:
名前
Always

「管理者さん」さんの引用:

ハムスターは視覚的に判断してないと思いますし、本人たちも、オスメスともニオイで判断しているようなので、模様は関係ないと思いますよ。

そう言われると、そう思いますね。  ありがとうございます。
みなさんのご意見も聞きたかったんですが、ここは「保護色」のトピックなんでしかたないですね。終了〜〜〜〜。

表題:

ややこしい話


投稿日時:
名前
雪だるま

みなさま情報ありがとうございます!
エンカルタではジャンガリアンは単独性なんですね・・・なるほど。 

「管理者」さんの引用:

トピック違いですが、おしりだけ白く換毛してないですか、コイツ!
実は最近、おしりだけ白くなったジャンガリアンを、店で発見したんですよ。直ぐに売れてしまったようですけどね。

あっ、本当ですね! この写真では白毛まではいってないですよね。
換毛の仕方がうちのジャンガリアンとすごく似ています。
「換毛期してますか?」というトピックでハムの換毛はわかりにくい・・・と書いてありましたが、うちのジャンガリアンのブルーサファイアはここの博物館の野生ハムみたいに、換毛したところと換毛してないところの境界線が日に日にお尻から頭に向かって移動していました。11月中旬だったと思います。完全に換毛は終了しましたが、白毛にはならず灰色→薄灰色になっただけなので、換毛途中を見てなかったら気がつけなかったと思います。パールは全っ然わかりませんでした。写真とっておけばよかった・・・。

「Always」さんの引用:

「保護色」とは直接に関係ないですが、今読んでいる本に「適応」ということについて書いてありました。

すごく関係ありです! 保護色は完全に適応の1つだと思います。

適応度は簡潔に言葉にすれば「次世代の繁殖個体数」です。
適応度に関係している要因はすごくすごくたくさんあるのですが、一番大事なのは子供を作るまで生き残れる能力があること(生存)と繁殖相手を獲得する能力があること(繁殖)です。
すごくもててたくさんたくさん子供が作れても、その子達がみんな大人にならずに死んでしまったら適応度は0になります。
保護色は完全に生存に影響してますね。くじゃくのオスの羽の模様やシカのオスの大きな角は繁殖です。ハムの尿も・・・。(ハムのウンチって含まれますか?)
ハムの模様は管理者様もおっしゃるとおり「繁殖」ではなく「生存」に関係していると思われます。でももしもてもてハムを見かけたら色や模様をチェックしてくださると嬉しいです!

適応度を高めるには2つの方法があります。

  1. 子供が死ぬ原因がたくさんあるので、子供をたくさん作っておく(量で勝負!)
  2. 子供を手厚く保護して、なるべく殺さない(質で勝負!)

1.はネズミの仲間、魚類、両生類、爬虫類、昆虫など卵を1回にたくさん産んだり頻繁に繁殖できる動物のこと
2.はヒト、鳥類などで、1回に産む子供の数が少なくて、産んだ後も親が面倒を見るタイプ
食物連鎖のピラミッドってご存知ですか?その上の方の動物(肉食・雑食)はだいたい2.で、下の方の動物(草食・小動物)は1.が多いです。例外もありますが。ハムは産んだ後も親が面倒を見るので2.と思われるかもしれませんが、それにしては発情周期が短すぎるし、野生では捕食される立場なので(1)だと思います。

地球上のすべての生き物の形は適応的だから今の形になっているんです。
でもちょっと変わった動物もいて、オナガドリのオスの長い尾って、敵から逃げにくいので生存には不利なのに、長い方がメスにもてるから尾がドンドン長くなるように進化してきたらしいです。
それから人間の場合は「薄幸の美少女」がもてますが、適応度は限りなく低いので野生動物だったら全くもてません。そう考えると、ヒトっておもしろい。

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