パネルヒーター

パネルヒーターとは、板状、フィルム状のヒーターで、床下暖房のように巣箱の底に敷いて利用する暖房器具です。

保温装置ではなく正しくは発熱装置で、「サーモスタット」がないと温度を一定に保てません。
消費電力が10W以下のパネルヒーターでも、設置方法や気温で表面が50℃を超えることや、寒いと20℃に全く届かないなど、温度管理しないと不安定なオーブン状態です。

温度調整機能付き薄型パネルヒーター
ヒーター単体で温度管理はまず無理です。

温度設定が20℃〜40℃までできると書いてあっても、実際には消費電力の設定です。
PTC(自己温度制御)もヒーター自身がオーバーヒートしない程度の物で、メーカー公称でもヒーター表面に10℃くらいの温度差が出ます。
巣箱にいるハムスターの位置までならもっと差が出るため、スペックだけを信用しないように。ホント危ないです。

同じシリーズで大小ある場合、ヒーター部分の面積が広いので消費電力が大きいだけで、面積あたりの発熱量が大きいという訳ではありません。
実際の温度は設置方法や飼育環境にも大きく影響されるので、出力を変更できるタイプと温度計を利用するか、高出力のタイプのヒーターとサーモスタットで管理するのが良いです。
ヒーターが原因で巣箱が蒸し風呂になり、冬に熱中症で亡くなる事故もあるため、保温電球(ひよこ電球)だけを使うことを薦める獣医師もいますが、保温電球だけだと体調を崩すこともあるため、併用がお薦めです。

ケーブルを囓られたパネルヒーター
おとなしい個体でも囓っちゃいます。

単純な構造で壊れにくいため、しっかりした物を購入すると長持ちします。
ケーブルを囓られたり、カバーのプラスチックが変色しているものの、私は20年前のヒーターも現役で使っています。
10Wで巣箱の中を50℃以上に暖められるのですが、サーモスタットで制御しないと熱中症になるからか、最近のヒーターは熱量が足りない商品が多いです。

薄型パネルヒーター

ケージの中ではなく、ケージの底に敷いて利用します。主に爬虫類用で少しだけ高価。
熱源(ヒーター)から遠くなり、ケージに伝わった熱が逃げるので、面積当たりの出力が高い物が良い。
爬虫類用のケージなど、底が薄いケージに利用には最適。
ヒーター部分を囲う部品がないので、温まる速度が早い。
薄く弱いので、一点に重みがかかると接触不良を起こすことがあり、隙間があると熱が逃げるので、足の付いているケージには不向き。

厚みのあるパネルヒーター

ケージに入れ、巣箱の底に敷いて利用します。主に小動物用で設計に問題がある商品が多い。
熱量が足りない物や、ワンシーズンで廃盤になるヒーターもあり、それ故に不満のある商品も多いです。
このページに商品を掲載するため、実際に利用し試していますが次の冬には売っていないこともあり、掲載できる商品がありません。

選び方

電源ケーブルが長い。巣箱の底に敷いてケージの上から出すだけでも、最低50cmくらい必要です。電源タップがケージ付近にあるとハムスターに囓られることがあります。
電源ケーブルに囓り防止対策がしてある。特に囓り防止策をしてあるケーブルは硬く取り回しが難しいため、ケージの隙間からケーブルを出せないこともあり、電源ケーブルが短いと致命的です。
防水加工してある。汚れるので水洗いしたり、洗剤に強い必要があります。
表面は真っ直ぐな方が良い。汚れが取れやすいことと、巣箱との間に隙間ができると熱が逃げるからです。実際に大きいヒーター(8W)の上に巣箱を置いた場合と、巣箱にすっぽり収まる小さいヒーター(3W)を比較すると、小さい方が10℃ほど高くなりました。

ビバリア マルチ パネルヒーター 8W

ジャンガリアンやロボロフスキーの巣箱サイズです。

消費電力:8W
設定温度:約25℃〜45℃
サイズ:幅16.0cm×奥行き16.0cm
電源コード:約1.2m

ビバリア マルチ パネルヒーター 14W

ゴールデンハムスターの巣箱サイズより、やや小さいくらい。

消費電力:14W
設定温度:約25℃〜45℃
サイズ :幅15.5cm×奥行き24.0cm
電源コード:約1.2m

ビバリア マルチ パネルヒーター 16W

ゴールデンハムスターの巣箱サイズ。

消費電力:16W
設定温度:約25℃〜45℃
サイズ:幅24.0cm×奥行き24.0cm 電源コード:約1.2m