飼い主とハムスターたちの知識の図書館。

太って見える。ダイエットに適さない時期

健康な個体でも、季節によって体重変化したり体格が変わります。
飼育書に書かれた研究報告に、飼い主が矛盾を見つけ、話が発展しています。
研究という言葉に惑わされると、気づかないかもしれません。

投稿日時:
投稿者:USER0503

[USER0503]浦和です

私は、ドワーフ類を飼っている訳でも無く、ハムの冬越しも今年が初めてである事をあらかじめお断りしておきます。

きょうは、うちのむーちゃん(ジャンガリアン・オス・7ヶ月)のことでご相談です。
むーちゃんはいつも食欲旺盛で今年の夏は最高65gまでいってしまったおデブちゃんでした。

10月以降は、ダイエットはやめて、寒さに備えて、ヒマワリも結構あげてるのですが、最近1週間くらいで、なぜかスリムになってきて45gになりました。
逆に、やせすぎでは・・・と、ちょっと(かなり)心配になってきています。

つい最近「かわいいハムスター 飼い方・育て方のこつ(監修:森 文俊 文:新居 俊樹 実業之日本社 ISBN4-408-39456-4 ¥1300)」なる飼育書を入手しました。今年(1997)の7月に出版された比較的新しい本です。

この本のQ&Aコーナーに[USER_NAME]さんと同じような秋痩せジャンガリアンについての項目がありました。
その答では、ジャンガリアンの研究の報告の中に、痩せて体表面積を減らす事で、体から逃げる熱を抑えるというものがあったと紹介されています。
著者の結論は、普通に世話をしておけば問題は無いでしょう、でした。

この本の繁殖の項には、ゴールデン、ドワーフ、チャイニーズ別に方法や注意が記載されてあったりします。
// カルシウム強化ミルワーム「カルワーム」の作り方とかも。

いそがしくて全部を読んでいる訳ではないのですが、著者は、この方面にかなり‘濃い’のではないかと推測します。

// 今年の10月には「かわいいハムスターの飼い方・育て方」(高嶺 一 司著 ISBN4-8163-2 256-6 ¥880)なる飼育書も出ました(書名が紛らわしい)。こちらの出版社は、なんと、あのナツメ社です。

// スコラからも12月に新刊がでるらしいです。

投稿日時:
投稿者:USER0012

[USER0012]です。こんにちわ。

つい最近「かわいいハムスター 飼い方・育て方のこつ(監修:森 文俊 文: 新居 俊樹 実業之日本社 ISBN4-408-39456-4 ¥1300)」なる飼育書を入手しました。今年(1997)の7月に出版された比較的新しい本です。

この本のQ&Aコーナーに[USER_NAME]さんと同じような秋痩せジャンガリアンについての項目がありました。
その答では、ジャンガリアンの研究の報告の中に、痩せて体表面積を減らす事で、体から逃げる熱を抑えるというものがあったと紹介されています。
著者の結論は、普通に世話をしておけば問題は無いでしょう、でした。

重要なことなので、つっこみをさせて貰います。

痩せたのでは、体積当たりの体表面積は逆にふえるし、体から失われる熱量も増加してしまいます。消耗が早くなるだけです。

冬眠する動物が秋に沢山食べて皮下脂肪を溜め込んで丸くなるのも体表から失われる熱量を少なくするために体積当たりの表面積を小さくするためです。
同じ種類の動物では、北へ行くほど、体が大きくなって、丸みを帯びた体型になります。マレーグマと北極グマ、インドゾウ(今はアジアゾウ)とマンモスなど。これは、ベルクマンの法則に基ずくものですが、同じ容積なら、表面積が最小の立体は球です。
シャボン玉を考えてもらえば、納得できると思います。表面張力が作り上げる結果が あの形となります。

# ベルクマンの法則に異論があるのは承知していますが、1つの事実であるこも確かだと思います。

この本は読んでいませんが、秋に痩せてしまうハムをそのままで良いとは思えません。
何らかの原因があるはずですし、痩せて体表面積を抑えるという記述には重要な事実の認識違いがあると思います。

原文を読んでいませんので、ここらで止めておきますが、痩せたのでは冬越しが厳しくなるはずですよ。これは一般論ではないでしょうか。

投稿日時:
投稿者:USER0017

[USER0017]です

つい最近「かわいいハムスター 飼い方・育て方のこつ(監修:森 文俊 文: 新居 俊樹 実業之日本社 ISBN4-408-39456-4 ¥1300)」なる飼育書を入手しました。

その答では、ジャンガリアンの研究の報告の中に、痩せて体表面積を減らす事で、体から逃げる熱を抑えるというものがあったと紹介されています。

重要なことなので、つっこみをさせて貰います。

痩せたのでは、体積当たりの体表面積は逆にふえるし、体から失われる熱量も増加してしまいます。消耗が早くなるだけです。

この本は読んでいませんが、秋に痩せてしまうハムをそのままで良いとは思えません。
何らかの原因があるはずですし、痩せて体表面積を抑えるという記述には重要な事実の認識違いがあると思います。

原文を読んでいませんので、ここらで止めておきますが、痩せたのでは冬越しが厳しくなるはずですよ。これは一般論ではないでしょうか。

もうひとつつけくわえると実際に太らなくても、そのままでもハムが冬毛になれば見掛け上は、太ったように見えます。
見掛け上でも痩せているように見えるのならちょっと問題だと思います。
なんらかの原因で激ヤセしている可能性があります。
様子がおかしいようなら、病院へ連れていったほうがいいかもしれません。
うちでは、冬になるとハムは冬毛と脂肪で、コロコロに見えます。
うちでは、痩せていたハムは、栄養をうまく吸収できなくて毛並みも悪く、長生きできませんでした。

飼育本の情報は、あるていどのガイドラインとして全てを信ずることなく注意して読んでくださいね。
けっこう、いいかげんな記述や、間違った記述がありますから。

投稿日時:
投稿者:USER0048

こんにちわ、[USER0048]です。
いつもつっこんでばかりで、すいません。

こちらも、けっして本の記述を信じたり、それをそのまま人に勧めるというつもりは無かった事は、事後になりますが申し上げさせていただくと同時に、無用な混乱の種をまいてしまった事にお詫び申し上げます。

但し書きがありましたので、[USER_NAME]さんがそのまま信じているのではないのは理解していました。逆に本が無責任なことを書いていると思ったのもので、つい 表現がきつくなってしまいました。
おわびします。どうも申し訳ありませんでした。

[USER_NAME]さんのおっしゃる事は重々承知しています。その一般論に反する事なので、こちらも非常に興味をそそられました。

もし、「痩せて体表面積を抑えて寒さに対抗するジャンガリアン」の報告なり論文なりを読まれた方、御存じの方はいらっしゃいませんか。そして、それに関する信憑性や意見などがありましたら、お聞かせ願えませんでしょうか。

[USER_NAME]さんからのフォローもありましたが、「秋痩せ」といったらやはり、原因が心配になるのが普通の飼育者だと思います。
根拠が明らかにならないと、新刊なのに売れ行きに影響するかも?

幸い、[USER_NAME]さんのところでは当の本人は元気なようですね。
季節を間違えたハムの話が「ハム研」に載っていた。答えがこれだとしたら、ハムにからかわれたかな?