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腫瘍とガンの仕組み 2[ 腫瘍と癌の違いは? | よくある間違い | ガンになる仕組み | 良性腫瘍と悪性腫瘍 | ガンの転移 | 腫瘍を見つける方法 | 病理医と治療方針 | 腫瘍ができたら | 薬で治る? | 他の治療方法は? ]
病理医と治療方針人間の医師には、病理専門医(びょうりせんもんい)といわれる人たちがいます。「病理」という言葉さえ聞いたことがない人もいるかと思いますが、医師免許を持つ医者が、経験を積んだ後に、試験を受けて取得できる専門医資格で、細胞を顕微鏡で見て、良性腫瘍と悪性腫瘍の区別をしたりするなど、最終判断は病理医が行います。 動物にも病理医はいますが、特殊な動物病院でない限り病理医はいないので、大学に依頼することになると思います。 臨床医に判断してもらうと、悪性腫瘍というザックリしたことではなく、「リンパ腫」や「子宮癌」など、具体的にどこが悪いか、根本的な病原が分かる場合があります。このことで、エサや飼い方が悪かったなどの議題ができるので、今飼っているハムスターや、今後飼うハムスターが同じ病気になることを防げる場合があります。また、助からないことが分かっても、今後どこに転移する可能性があるなども分かることがあるので、苦痛を最小限に抑えることもできます。 腫瘍ができたら油断していると、急に大きくなることもあるし、致命的な状態になることもあるので、腫瘍を発見したら、急いで病院に行きましょう。 腫瘍を見つけたら、病院で吸引生検してもらって、ガンの可能性があるのなら腫瘍を取ってもらい、取った腫瘍を病理検査で調べてもらい、病理診断の結果から、今後の対策を考えるのが、ベストパターンだと思います。 体の外からでも分かる小さな腫瘍なら、「おでき」を取るような感じなので、レーザーメスを使ってその場で処置できる場合もあります。 人間のガン治療の場合は、奏功率(そうこうりつ)といって、その後、5年の間にガンが再発したかどうかで、治ったどうかを判断します。ガンとなると、高齢で他の病気になる可能性も高くなり、ハムスターの場合は体の表面に症状が出ていないと、再発しているのかどうかも分かりにくいのですが、治療後3ヶ月以上問題なく生きた場合(人間の年齢換算での5年生存率くらい)に、私は治ったと判断するようにしています。 薬で治る?抗ガン剤を使ってガンの治療をすることを、「化学療法(かがくりょうほう)」と言います。 ここまで書いておきながら、ハムスター用には抗ガン剤がありません。しかし、犬用の消炎剤でガンに対して効果が報告された薬も(ハムスターへの効果が期待できる薬ではありません)あるらしいので、それを薄めて処方する獣医がいるかもしれません。また、抗生剤(抗生物質)を処方する獣医や、免疫力を高める健康食品を薦める獣医もいます。 本人(本ハム)の体質や生活パターンなどの例外が多く、全く同条件の病気はないですし、本人に複数の方法を試せないので、医療に関して疑わしい情報が常識になっていることが多いので、注意しましょう。 人間の場合は、代謝の早いところに対して、抗ガン剤の奏功率が高くなっていて、不治の病だった白血病(血液のガン)も治る確率が上がっています。被験者になって亡くなった人や、実験動物のおかげでもあるのですが、ハムスターって実験動物なのに、もっと方法はないものなのかと思いますね。 他の治療方法は?放射線治療(ほうしゃせんちりょう)といって、高エネルギーの放射線(X線)をガン細胞に障害を与えて、進行を食い止める方法があります。放射線は患部だけに照射できるのですが、ハムスターはじっとすることが苦手で、ガンの苦痛と、治療中の精神的ストレスを考えて、2回くらいで確実に治るのなら、選択肢としてはありだと思います。 |
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