迎える前に 2
アナフィラキシーショックとは、ジンマシン、呼吸困難、血圧低下、意識障害を起こし、ひどい場合は亡くなってしまう急性アレルギー反応です。
アナフィラキシーは、ハチに刺されたり、食べ物や薬品が原因の場合が多く、ネズミは人間に身近な動物なので、ハムスターが原因になる可能性はかなり低いです。またハムスターは、アレルギーの原因になりにくい動物なのですが、ハムスターに噛まれて亡くなった人もいるので、アレルギーやぜんそくを持っている人や家族がいる場合は、ペットを飼わないようにしましょう。そうしないと、本人だけでなく、みんなが迷惑します。
人間と脊椎動物(せきついどうぶつ)の両方に感染する病気を、人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)といいます。
ハムスターは人間と同じほ乳類なので、細菌やウイルス原因の病気は全て、人間とハムスターの両方にうつると思いましょう。
ここが大事なのですが、細菌もウイルスも生き物なので、何もないところから細菌やウイルスが生まれることもなく、誰かが持ってこないと細菌やウイルスが原因の病気にはならないということです。さらに、ハムスターは家にいる動物なので、自分から細菌やウイルスを持ち込むことはなく、人間がハムスターに病気をうつしてしまうことの方が可能性としては高いのです。人間がうつしてしまいそうな病気は、インフルエンザや白癬菌(水虫)です。また、ハムスターの方が人間より体が弱いので、飼い主は健康でもハムスターだけ病気になる可能性もあります。
ハムスターをさわる前には、手を洗うようにしましょう。そうすることで、ハムスターや自分の病気が防げるだけでなく、噛まれたりすることも減ります。
ハムスターを迎える前日までに、飼育用品は全て購入しましょう。新品の飼育用品には離型剤などが付いていたり、ホコリや他の動物のニオイも付いているので、洗ってから使用した方が安全です。また、その店に必要な物がそろっていなかったり、店員さんに知識がなかったり、セール中の商品をすすめられたりする場合もあるので、店員のセールスを余裕で断れる程度の知識は、予めもっておきましょう。
ハムスターと飼育用品を一緒に購入して、ハムスターの横でごそごそとケージのセットをすると、ハムスターがおびえてしまいます。
なので、ハムスターを買いに行く前に、必ず飼育用品をセットしておき、ハムスターを持って帰ってきたら、ショップでハムスターを入れてもらった箱ごと、巣箱の横にセットしましょう。当然、その箱は入り口部分だけ開けて、ハムスターが出入りできるようにします。
ハムスターが巣箱を使っているようなら、その箱は捨てて、巣箱を使ってくれないのなら、しばらくその箱を巣箱として使いましょう。
トイレはタッパー、食器は雑貨屋で売っている小皿、巣箱はボール紙やティッシュペーパーの箱で自作、床材は新聞紙でも代用できますが、飼い主の美観以上に、ハムスター達は不都合を感じることもあります。
スターターセットといわれる飼育セットを買うと、安く必要な物がほとんど揃いますが、正直どの商品もオススメする物がなく、トラブルの原因になるのでバラバラに買うことをオススメします。
初期投資は高く、ランニングコストは低くするのが、ハムスターにとってよい飼育方法になります。ケージや飼育用品にお金をかけて、ハムスターの負担にならないような長期間使える物を買いましょう。そして、エサなどは質素にすれば、健康的に飼育することができるので、安く抑えることができます。
飼育の下手な人ほど、ケージなどにお金をかけず、エサにお金をかけてしまいます。
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