もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

ハムスターの餌(野菜・野草・果物)

野菜

野生のハムスターは、草の葉や茎なども食べ、同時に水分を補給しているため、水分補給のため野菜を与えるのが良いです。また、野菜は水分補給が主な目的なので、ペレットなどの主食と同じで、常にケージに入っている状態にし、いつでも食べられるようにしましょう。

野菜といえば食物繊維と想像するかもしれませんが、ほとんどの野菜は90%以上が水分で、食物繊維もそんなに多くないので、水分補給が主で、主食で足りない食物繊維や他の栄養などは、おまけ程度だと思って与える必要があります。乾燥野菜などもありますが、古くなった(古いのが悪いということではないです)カップラーメンの具で、人間用に売られている野菜の方が安く、保存方法さえ良ければ長持ちするので、野菜を与えるときはできるだけ生が良いです。また、ゆでたりするなど、調理して与える必要がある野菜は、野生では食べられない物で、与える必要がないと考えましょう。
ハムスターは苦みに強いので、ピーマンも喜んで食べますが、小松菜や大根の葉などのカルシウムの多い野菜は、結石ができやすくなるので与えないようにしましょう。

一番のオススメは、やはりキャベツです。あまり高くなく、長持ちし、おいしいので、ハムスターも飽きずに食べます。また、私の環境で20数年以上かけて、ハムスターとキャベツとの安全性は実証できているので、初心者には特にオススメです。
キャベツを長持ちさせるには、よく切れる包丁を毎回洗い、ラップごとキャベツを必要な大きさに切り、ジッパー付きのビニール袋に入れ、茎の部分を下に、詰め込みすぎていない冷蔵庫の野菜室で保存します。ハムスターに与える場合は、できるだけ包丁などを使って切らず、手でちぎって大きいまま与えます。
また、キャベツの外側だけ与えるなどすると、栄養が偏るので、与える度に場所を変えるのもポイントで、一枚一枚洗うのも面倒なので、無農薬の物を使うようにしています。

ハムスターにレタスを与えると下痢をするという話がありますが、本当でも嘘でもあります。レタスは特に栄養価が低く水分量が多い反面、食感が良いので、ストレスが溜まっているハムスターが無駄に食べてしまい、ストレスとレタスの悪い条件が重なり下痢をします。普通に食べる分には問題はありませんが、体調を崩しやすい野菜なので、ハムスターには与えない方がよいです。

野草

野草を人間が食用に改良し、見た目や食感、味を良くしたものが野菜です。自然界にあるのが野草で、ハムスター本来の食べ物です。

タンポポのように、漢方薬として使われている野草もあるため、薬効のある野草は野菜の代わりにはなりませんが、ハムスター自身が使い方を知っているので、病気を早期発見できたり、自分で調整できる薬になることがあります。病気の時に漢方薬として利用するのではなく、健康なときにいつでも食べられるようにし、食べる量の変化で病気を早期発見するような使い方が正しいです。
また、野菜に比べてニオイが強い物が多いので、弱ったときに食欲を促せることがありますが、薬効のある物は逆効果になることもあるので、注意が必要です。

タンポポなど、ハムスターが食べられる野草は、家の近くにも生えていることがあると思いますが、車の排気ガスや、犬のオシッコやウンチで汚れている可能性が高いので、野草を与えたい場合は、ペット用の物を購入するか、自家栽培することをオススメします。
乾燥させた野草は長持ちするので、1才を超えるハムスターを飼育しているのなら、薬効のある野草を購入しておくと便利です。

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果物

野生のハムスターは、果物を食べないので与える必要はありません。

果物は糖分と水分が多いのが特徴ですが、ペット用に売られている物は、砂糖菓子にして腐りにくくしたものばかりで、さらに糖分が増えてしまっているため、与えても害にしかなりません。
どうしても与えたいのなら、リンゴなどの食感の良い物を生のまま、癖になったり体調を崩さない程度に与えましょう。