もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

繁殖(子育て中に注意すること)

子育て時に注意すること

ハムスターは子だくさんなのもあって、誰に教わらなくても子育てがうまいです。野生でも、たくさんの子供を立派に育てます。そのため、飼い主が余計なことをして、育児放棄や子食いのきっかけを作ってしまわないように、見守ることが大切です。

静かにする

簡単そうで、一番難しいかもしれません。
デジタル家電の音声はハムスターには聞こえにくいので、テレビの音は意外と気にならないですが、人間の声や足音は気をつけましょう。

巣箱をのぞき込まない

母ハムスターがよく懐いているのなら、生後2週間くらいで母ハムスターと一緒に飼い主に餌をねだりに来ます。
母子ともストレスを与えないようにしていれば、今後の飼育も楽しく簡単になるので、赤ちゃんを見たくても我慢しましょう。

散歩禁止

育児中は、寝てるか、食べているか、子供の世話しかしません。そのため、育児中に散歩には行かないので、ケージから出さないようにしましょう。飼育環境が悪いと、ほお袋に子供を入れて脱走し、子供がどこかに置き去りになる可能性もあります。
妊娠後、育児中、特に出産前にケージから出たがるのなら、安心できないところで子育てできないと、ハムスターは考えています。繁殖を考える前に、安心して子育てできる環境は作ってあげましょう。
親が懐いているのなら、子供に食べ物を与えるために、飼い主に餌をもらいに来るので、それを散歩の合図と間違えないようにしましょう。

ケージを掃除しない

ハムスターは成長が早いので、母乳だけで育つのは、1週間もありません。それ以降は、母乳以外に離乳食として親のウンチを食べたり、親が持ってくる餌を食べたりします。母ハムスターは、排泄を促すために子ハムスターのお尻を刺激し、子ハムスターのウンチを食べたり、オシッコを舐めます。
このような習性があるため、思ったよりケージの中は汚れません。
母ハムスターがオシッコをしているトイレは掃除する必要がありますが、頻繁に掃除をするとストレスになるだけでなく、臭いのバリアーが薄くなったり、子ハムスターがトイレを覚えにくくなるので、トイレ掃除は回数少なめで、完全に砂を取り去らないようにしましょう。
また、床材は母ハムスターの臭いが残っているので、掃除をしてしまうと、巣箱を出た子供が母親の臭いを辿って、巣箱に帰られなくなります。

温度は高め

育児に適切な温度は22℃~24℃と普段の適温より少し高めです。乳首に吸い付いたまま巣箱の外に出てしまい、途中で力尽きた子供が、巣箱の外で置き去りになることもあるので、育児中は巣箱だけでなく、ケージ全体を暖めるようにしましょう。
授乳中の母ハムスターは、起きていても寝ていても、横向きに寝て母乳を与えるので、この時期は丸まらずに横を向いて眠ります。そのため、母ハムスターも寒さに弱く、お腹を壊してしまった場合、そのウンチを子供が食べる可能性があるので、注意しましょう。
夏は暑すぎて、親が授乳を嫌がったり、子供の体温が上がりすぎることもあるので、エアコンを使って温度管理する必要があります。

子ハムが置き去りになったら

まずは遠くから観察です。
子ハムスターが自分で戻れない場合は母親を呼んで助けを求めます。超音波を使って親を呼ぶという話もありますが、明らかに人間にも聞こえる高さの音域で鳴きます。しかし、かなり小さい声なので、うるさい飼育環境だったり、親が熟睡していると、子供の声が親に聞こえないことがあるので、子育てには静かな環境が必要です。
母親が子供を巣箱に戻すときは、母ハムは門歯でくわえて子供を移動させますが、母親が危険を感じた場合、ほお袋に子供を入れて運ぶ場合があります。こうする方が子供の鳴き声が聞こえづらくなり、素早く移動できます。しかし、窒息する可能性もあるので、このような状況を作らせないように、静かに飼育する必要があります。

10分くらい経っても親が迎えに来ないときや、何かに挟まって動けない場合は、飼い主が巣箱に戻す必要があります。
母ハムスターのトイレ砂を掃除しているスコップがあるのなら、そのスコップを使います。他のハムスターと共通のスコップは、他のハムスターの臭いが付いているので使わない方がいいです。
ベストな方法は、床材ごと子供をすくって、巣箱の出入り口の近くに移動させます。すると自分で戻っていくか、親が巣箱に帰るときに子供を巣箱に持ち帰ります。
新品の割り箸を使って、子供をつかんだり転がす方法もありますが、割り箸にティッシュなどを巻くと、子供を傷つけにくいですが、ティッシュを巻くときにティッシュに人間の臭いが付くので、そのままの方が良いです。
よく懐いていて、気が荒くなっていないのなら、音をさせながら餌入れに餌を入れるなどすれば、親が巣箱から出てきて、子供を見つけてくれるかもしれません。

子供が自分で歩き出すと、トイレとケージの間に挟まるなど、マンガみたいになっていることもあるので、目が開くまでは注意しましょう。