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繁殖(繁殖に必要な環境 準備)

繁殖環境の準備

繁殖を考えるのなら、これを機会に飼育環境を見直してみましょう。

ケージ

子ハムスターが金網の間に首を挟んだまま亡くなっていたり、妊娠中の母ハムスターがパイプに詰まって母子ともに亡くなっていたりと考えると、恐ろしいと思います。
金網タイプのケージや、2階部分があるケージ、パイプがあるケージを繁殖や育児に利用すると事故の原因になります。お見合いや育児をするのには、子供だけでなくオスとメスを同じケージで飼う必要があり、普段より広いケージが必要になるので、繁殖を機会に、爬虫類用ケージか、水槽タイプのケージに買い換えましょう。

金網タイプのケージは、体の小さい子ハムスターが脱走しやすいだけでなく、骨を折ったりする可能性が高くなります。子ハムスターは、体を上手に動かせないので、大人よりさらに危険です。他には、ケージの中に他の臭いが入りやすくストレスの原因になったり、臭いが逃げやすく、子供が巣箱に戻れないなどの、トラブルの原因になることもあります。

妊娠中の母ハムスターや子供が、2階建て部分や階段から落下してしまうため、段差のあるケージは危険です。子供は、好奇心や行動力、危機意識の低さが、大人と比べものにならないので、さらに危険です。

野生のハムスターの巣のトンネルは、自分で掘って作るので、ハムスターにとって最適なサイズです。また、トンネルは土でできているので、無理をすれば通り抜けられます。
妊娠中のハムスターは、人間と同じように胴回りが太くなりますが、パイプの太さは変わらないので、パイプの中で母ハムスターが詰まったり、無理をして通り抜けようとすると、お腹の中の赤ちゃんがつぶれて死んでしまいます。子供はある程度育つと、親と同じように、トイレに行ったり餌を取りに行こうとしますが、パイプの中で行きと帰りのハムスターが鉢合わせになると、無理に通ろうとして詰まったり、ケンカになったりします。

基本的な情報は、[ 飼い方 > ケージの選び方・レイアウト ] で確認しましょう。
[ 用品検索 > ケージ > 水槽タイプのケージ ]
[ 用品検索 > ケージ > 水槽ケージの網フタ ]
[ 用品検索 > ケージ > 爬虫類用のケージ ]

巣箱

ペアで飼うときは、普段より1.5倍ほどのサイズでも可能ですが、子供が産まれたら、10匹近いハムスターが同じ巣箱で過ごすこともあるので、かなり大きいサイズの巣箱が必要になります。
妊娠すると、体が大きくなってしまうために、出入り口の大きさも大きくないとダメです。
座って出産するだけでなく、出産したり育児をするために普段より熱心に寝床を作るので、高さも必要になります。
子食いの原因になるので、飼い主から見えにくい必要があります。

回し車、遊具

パイプを含め、遊具にあたる飼育用品は、事故を起こす可能性があるので、外しておきましょう。
回し車はある方が良いです。それは、妊娠中でも体を動かした方が良いことと、回し車がないとストレスを溜めやすくなるからです。妊娠、育児中はケージの外に散歩はできず、妊娠中でも回し車は走るので、繁殖経験のある飼い主なら、回し車は外せとは言わないと思います。
しかし、体のサイズに合った回し車でないと逆効果です。それは、妊娠中に体を反らしてしまうと、お腹の胎児に負担がかかるだけでなく、十分に成長する前の子供が回し車で走れてしまうので、事故が起きやすいからです。

親が回し車を頻繁に走るようなら、イライラしています。出産後、親が子供を咥えて回し車を走ってるのなら、ケージの中が安心できず、そこから子供を連れて逃げたいと思っている証拠なので、注意しましょう。

[ 用品検索 > 飼育用品 > 回し車 ]

保温器具

人間は70%近いエネルギーを、体温の維持に使用しているそうです。ハムスターは人間より省エネですが、成長や出産するには、大量のエネルギーが必要なので、餌だけでなく飼育環境の温度管理が重要です。適温でないと成長に影響するだけでなく、子食いや死亡の原因にもなります。

人間のような体の大きな恒温動物でも、裸で寝ていると、お腹を下すなど体調を崩してしまいます。ハムスターは、生まれたときには体毛も生えてなく、自分でうまく動けないので、さらに寒さにも暑さにも弱いです。
子供同士でくっついたり、親が子供に乗っかったりと、ハムスターだけではできることが限られているので、巣箱の中の温度が22~24度から外れてしまいそうなら、迷わずクーラーやヒーターで温度を調整しましょう。
春なら、飼い主が半袖で過ごして寒くないかなど、体感温度で感じるのも良いと思いますが、対処できないとどうしようもないので、繁殖を考えるくらいなら、飼育にもお金にも余裕があるはずなので、空中サーモスタットとヒーターくらいは持っていましょう。

[ 用品検索 > 保温・冷却用品 ]
[ 飼い方 > 温度・湿度 ]

トイレ

ハムスターの赤ちゃんは目が開く前から、トイレまで自分で歩いて行き、トイレでオシッコをします。
しかし、トイレと巣箱の距離が遠かったり、床材やトイレに段差があると、途中で力尽きてしまうことがあります。親が気づいたり、親を呼んだりするので、大事になることは少ないですが、親が寝ている間など気づかず亡くなってしまうことがあるので、注意しましょう。
トイレを巣箱に近づけすぎたり、床材に直接オシッコをさせると、不衛生になり病気になりやすくなるので、極端なことはやめましょう。特に離乳が始まると、離乳食として親のウンチを食べたり、親が捨てた物を食べることがあるうえ、育児中にケージを掃除することは強いストレスになるので、さらに危険です。

予備のケージ

子供同士で大怪我をするくらいのケンカを始めたり、性成熟が始まると子供で妊娠したりすることもあるので、子供を分けて飼うためのケージが必要になります。
ハムスターは多産のうえ、産まれるまで何匹になるか分からないですが、最低でもオスとメスに分ける必要があるので、ケージは2つ以上必要です。

ケージの掃除

妊娠中や育児中は、神経質になって子食いの原因になったり、親の付けた臭いが消えてしまい、子供が迷ったり行方不明になる可能性があるので、ケージの掃除はできません。
交尾の前に掃除をしっかりして、生後3週間までは、トイレ砂の交換程度にしましょう。
よほどのことがないと大丈夫だと思いますが、ハムスターが過ごしやすいということは、細菌も増殖しやすい環境になるので、掃除は丁寧にしましょう。
出産日が近づくと、寝床を熱心に作り出すので、掃除するタイミングが遅すぎた場合は、寝床をつぶさないように部分だけ床材を取り替えるようにしましょう。何にせよ、床材は多めに入れておいた方が、何かあったときにも心強いです。

生まれた子供に危険がないように、ハムスターたちが本能的に知っていて、危険性の少ないウッドチップを床材に選びましょう。自分で歩けない子供は、近距離なら寝返りしながら転がって移動するので、小さな高低差でもダメです。高低差を作らないためにも、ウッドチップが床材に適しています。
ちなみに、ウッドチップを使った繁殖や成長の成績が良いので、実験動物の飼育でもウッドチップが使われています。

[ 飼い方 > ケージの大掃除 ]

健康診断に行く

妊娠すると、飼い主でもハムスターに接するのが難しくなるので、気になることがあるのなら、交尾をする前に病院へ行って、健康診断を受けるくらいの余裕は持ちましょう。ハムスターが、病院での健康診断のストレスに耐えられないようなら、出産や育児は難しいと考えましょう。
健康診断くらいなら安いですし、獣医にお墨付きをもらうと安心だと思いますし、里子に出すときも一言書けるので、スムーズに取引できます。