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ハムスターと栄養素いろいろ(9/10)

投稿日時:
投稿者:USER0012

「娘が生まれたら庭に桐を植えようかな」の[USER0012]です。

Subject: [Hamster:7143] Re: Iro Iroにおける
[USER_NAME]さんのご意見について。
β-カロチンとビタミンEに関する補足です。

1)β-カロチンと肺ガンについて
国内での医学関係者の論調を、小生なりにまとめました。

肺ガンの潜伏期間はかなり長い(10年〜20年のオーダーらしいです)ことから、試験を始めた段階では既に肺ガンになっていたと思われる。従って、今回の試験結果から言える事は、
a)β-カロチンに制ガン作用は無い。
b)喫煙によるダメージをβ-カロチン摂取でキャンセルすることはできない。

概ね、β-カロチン援護的な論調が多いようです。
常識的な範囲ではβ-カロチンの過剰症の心配も無いので、取らないよりは、積極的に取った方がよろしい。」といった感じです。
飼料業界でも3,4年前に合成β-カロチンの使用が認可されたことから、かなり積極的に使用されています。
プロビタミンAや抗酸化剤としての他に、β-カロチン独自の効果もある(牛さんの乳房炎の改善など)そうですが、与えすぎると脂身が黄色くなるそうです。
牛さんの場合、血中のβ-カロチン濃度を健康の一つの目安にしている所もあるそうです。
タバコを吸うハムスターは多くないと思うので、一般的には緑
黄色野菜を与えていれば十分でしょうね。

2)ビタミンEの大量摂取について
ビタミンEの大量摂取については、今回の文献の他にも、「これと言った過剰症もない反面、一般的に健康に対してややネガティブな傾向がある。」という報告が多かったように記憶しています。
「ビタミンE単独でたくさん取るよりも、ビタミンCやβ-カロチンと組み合わせて取りなさい。」というのが最近の風潮です。
ビタミンEは最初マウスの抗不妊ビタミンとして登場しましたが、現在では安全な抗酸化剤として食品にたくさん使われていて(後に、抗不妊の効果も実は抗酸化作用によるものとわかりました)、人間の場合不足する心配はまずありません。
ハムスターを始めネズミさんに穀類を与えると、もっぱら胚芽の部分だけ器用に囓っていますが、胚芽にはタンパクや脂質の他に、ビタミンE,ビタミンB群やリノール酸など大事な栄養素がいろいろと入っています。しかし、脂溶性の有害物質、特に農薬なども胚芽に集まるので、注意が必要です(と書くと反響でかいかなあ)。