ハムスターの総合サイト「ハムエッグ」

出産後のハムスターのオス(3/7)

投稿日時:
投稿者:USER0056

ジャンガリアンハムスターの場合ではないのですが、私のゴールデンハムスターでは、妊娠したら(正確にはカップリングが終了した時点で)雄はすぐに引き離しました。
というより、そうしないと雄が殺されると思ったからです。
雄は、何回でも性交を繰り返そうとします。まるで「本当にぼくの精子が彼女の中に届いただろうか? まだ足りないのではないだろうか」とでも思っているように。
ところが、雌の方は数回雄を受け入れたあと、突如、雄をはねつけて、今までとはうって変わって雄をいじめにかかります。それも執拗に。
雄は雌のそうした攻撃に逃げまどうばかりで決して自分から攻撃しようとはしませんでした。
そんな経緯をみて、これはやばいとおもって、すぐに雄をケージから出しました。
後で考えてみると、すでにその時、雌の膣は雄の精子でいっぱいで、これ以上彼を受け入れてもなんのメリットもないと本能的に感じていたんでしょうね。

おかげさまでその時のカップリングで、普通より若干多い14匹が誕生しました。
雄がしつこかったから?(笑)。

『ハムスタークラブ』(誠文堂新光社)の12ページにあるジャンガリアンハムスターの記事には、「雌と雄を子の離乳期まで同居させると繁殖、育児の効率がよい」と書かれています。

この写真キャプションは私も確認しました。ただ、同じ本のP69には、「妊娠した雌は早急に単独飼育します」とあり、これではどちらを信じていいのか分からないでしょうね。

だいたい、ハムスターのような単独生活動物の場合、雄は育児には全然関心がないのが普通ですから、雄を同居させても「繁殖」はどうかはわかりませんが、「育児」の効率は高まらないでしょう。夫婦関係などの社会生活を営む高等動物と違って、妊娠中で動きの鈍い雌に変わって雄がかわりに食べ物を取ってきたり、雌のかわりに育児をするということはないでしょう。
 
思うに、この著者の井川さんは、P12では「繁殖の効率」という観点で書いていて、P69では「育児の安全性」という視点で書いているのではないでしょうか。
繁殖の効率(如何に短時間にリプロダクトさせるか)という意味では、雌雄を同居させた方がいいでしょう。ただ、それと母子の安全とは別だと、私は思います。

あと、これは出版社の人間としての意見ですが、普通、P12の写真キャプションのような箇所は著者ではなく、本の担当編集部員が書くことが多いのです。
その際、まだ著者の本文はできていない場合がほとんどですので、編集部員がどこかの資料から引いてくることがままあります。その際、前後の文脈が切り放された感じになってしまい、結果的に著者が書いた本文の内容と矛盾が生じるケースが出てきます。もちろん、キャプションにも著者の検閲が入りますが、見逃される場合も多いのです。この本のこの場合がそうだとは断言できませんが、そういうこともままあるということはご記憶されていてもいいでしょう。

いずれにしろ、ジャンガリアンハムスターの出産育児に関しては、お医者様か、あるいは「ハムスター・クラブ」の著書の井川さんに直接お訪ねになってみてはいかがでしょうか? 多分、井川さんも丁寧にお答えくださると思いますよ。