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ハムスターの下痢の時の食事(3/9)

投稿日時:
投稿者:USER0097

[USER0097]です。

ちなみに、トリコモナスは厳密にいうと寄生虫の中でも「原虫」といわれる類のものですね。
で、これはハムスターのおなかのなかにいること自体が悪いわけではなく、本来どのハムスターのおなかの中でも暮らしているはずのものです。

付け加えますと、これが本当に「トリコモナス」か否かさえ定かではありません。
ハムスターの鞭毛虫類には、トリコモナスとギアルディアがいますが、両者の区別は容易ではないのですが、トリコモナスを有意として、ギアルディアは非病原性と考える意見が存在しているため、トリコモナスでろうという仮の診断がくだされる例が多いのです。
獣医師が参考としているエキゾチックペットの本にトリコモナスと記載されている事が多いためと考えられますが、執筆者自身が海外の文献を参考にしているわけなのですが、原本も時間の経過や症例の積み重ねによって、従前の記載内容が誤りとなってしまうこともあります。

つい最近まで、ウエットテイルは増殖性腸炎、増殖性腸炎はキャンピロバクターとされてきていました。(ハムスターの場合についてです)
でも、今では異なる見解に落ち着いてきています。細菌の方でも表在性の白色ブドウ球菌は、非病原性とされてきましたが、やはり病原性を有するものの存在が知られており、分類が整理されてきています。

ま、このあたりの話は直接はあまり有用な話でもありませんが、原虫の名称よりも下痢と原虫に対する有効な対策が取られることの方に意味があります。

下痢の場合は一般的に
- 保温する
- 水分をしっかり与える
- 栄養を補給する
というのが基本になります。
身体が弱っているときは普段よく食べるえさも食べてくれなくなることが多いので、ちょっと目先の変わったものにすると効果があることがあります。
もしくはペレットを粉にして、蜂蜜や粉ミルクなどをまぜてお団子にするとか。
いろいろ工夫してみてください。

飼い主さんの看護の範囲で可能なことというと、やはりこのようなところになると思います。ヨーグルトや乳酸菌製剤もよろしいかと考えますが、こちらは一応主治医の先生と相談してみて下さい。

それから、トリコモナスについてネットで調べていたら、ハムスターが、この病気にかかると1ヶ月ほどで死にいたる事が殆どで完治が非常に難しい(というか助かった例を私は、知りません。)病気。」と書いてあったんです。

これはまたどこのサイトをごらんになられたのかわかりませんが、ちょっと偏った情報と思われます。
確かにトリコモナス自体、本来おなかの中にいるものですから「完治」は難しい(というかできない?)のですが、助かった例がまったくないというのはいいすぎだと思いますね。
以前のMLでも何例か報告があったと思います。

実は、私もここにひっかかって出て来た次第です。一ヶ月という数字が何を根拠にしているか分かりませんが、助ける事ができなかったハムの転帰はもっと早いと思いますし、回復したハムもいっぱいおります。
抗原虫薬の使用は、どちらの病院でもおそらく同じ薬剤に頼ることになりますが、どれだけ有効な補液療法が早期から実施されているかが生死をわけることに繋がっているという意見を某掲示板で拝見したことがあります。
本来、常在性の原虫であるのなら、ハムスターの体はそれと共存してきたわけであり、それによって死に至らしめられるというのは理論的に矛盾していますよね。
つまり、その他の要因を示唆することになるのですが、これが特定できないから苦労するわけであり、対症療法で凌ぐと言う事になるのです。

同じ家庭で飼育されている個体が、片方は助かり、もう片方は助からなかった例を個人的に承知してます。
獣医師と飼い主が同一の条件なので、治療や看護、飼育環境も同じです。
結果を分けたのはハムスター本人の年齢や体力だと思います。
患者がロボで小さいというハンディがありますが、「助かった例を知らない」というのはいささかオーバーに過ぎると思います。
最初から諦めてしまう必要はありませんよ!