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アガリクスの副作用と漢方薬

免疫力を高める食品で薬ではありません。
キノコや軟骨は消化しづらいこともあり、症状が悪くなることもあります。
アガリクスより漢方薬の方が効果は確実ですが、体質を見極めるのが難しく、病院で処方してくれることはまずいないでしょう。

投稿日時:
投稿者:USER0479

[USER0479]です。え〜とですね、これは別に嫌がらせやちゃちゃではないのですが。

はじめまして。[USER_NAME]@東京都です。貴重な情報をありがとうございました。
ちょっと浮かれすぎて、軽率だったように思います。申し訳ありません。
買ってしまわれて後悔された方がいらっしゃらないことを祈ります。

「アガリクスと鮫軟骨エキス」なら、お近くの薬局で3000円代で入手可能ですよ。(量が多すぎる難点がありますが)
アガリクスであれば、別に動物病院でなくても近くの薬局薬店で、いろいろな商品が揃えてありますので、形状や価格から、お好きなものを選択することが可能です。

そんなに安く入手できるとは、意外でした。
近所の薬局(ドラッグストア?処方箋を出してくれる薬屋さんではありませんでした)をいくつか見て回ったのですが、鮫軟骨エキスの単品だけで3000円代でしたし、アガリクスは7000円代でした。(しかも全部錠剤)しかも何か他の成分が混ざっていました。

ところで、ついでといってはなんですが質問させてください。
アガリクスは初期のガンには有効だが、末期のガンに関してはかえって寿命を縮めてしまう可能性がある、という記事をついさっき目にしました。
自然発生したガンをもつ子に関しては、もともとその個体には免疫系統に異常があるため、アガリクスによって免疫機能をあげると、ガン細胞そのものも元気にしてしまうというのです。

抗がん剤を使用しないまま、アガリクスだけを使ってしまったら、かえってまずいのではないかと思い始めています。
実際、飲ませ始めた直後から体がむくみはじめました。腹水や浮腫は怖いとも聞きますし・・(もちろん偶然の可能性もあります)
なにかご存知の方がいらっしゃったら、情報をいただけないでしょうか?

投稿日時:
投稿者:USER0482

[USER0482]です。メールが長くなってしまいました。

ちょっと浮かれすぎて、軽率だったように思います。申し訳ありません。
買ってしまわれて後悔された方がいらっしゃらないことを祈ります。

こちらこそ、恐縮のきわみです。

そんなに安く入手できるとは、意外でした。
近所の薬局(ドラッグストア?処方箋を出してくれる薬屋さんではありませんでした)をいくつか見て回ったのですが、鮫軟骨エキスの単品だけで3000円代でしたし、アガリクスは7000円代でした。(しかも全部錠剤)しかも何か他の成分が混ざっていました。

私どものところへくる案内でも、アガリクス単品で5000円ぐらいから10000円以上するものまで各種あります。
形状もありますが、効果が値段と比例するのかが とんと定かではありません。
[USER0482](♀)が新聞広告で随分安いものがあるというので、見に行ったところ、まあ様々な商品があり、逆にアガリクスに対して「いったいどこが違うのか?」という素朴な疑問が湧いてきました。後発商品の方が安くなるのは世の常ですので、仕方がないといえば、それまでですが。
前回書きました商品も そんな中の1つなのでしょう。

ところで、ついでといってはなんですが質問させてください。
アガリクスは初期のガンには有効だが、末期のガンに関してはかえって寿命を縮めてしまう可能性がある、という記事をついさっき目にしました。
自然発生したガンをもつ子に関しては、もともとその個体には免疫系統に異常があるため、アガリクスによって免疫機能をあげると、ガン細胞そのものも元気にしてしまうというのです。

免疫には「液性免疫」と「細胞性免疫」があります。液性免疫は特異性が高く、時間はかかりますが大量に産生され感染性疾病に非常に有効に作用してくれます。
これに対して、細胞性免疫はリンパ球が直接異物に作用して無害化しようとするものであり、特異性も量もあまりありません。
しかしながら、この特異性があまりないというのが逆に利点であり、非自己の因子に対して種類を問わず攻撃して排除してくれます。
すなわち、アガリクス等は外部からの因子として細胞性免疫を担うリンパ球を挑発して、リンパ球を呼び寄せる(仲間を増やす)役割をするのです。この結果、腫瘍細胞もまきぞえをくって攻撃されて排除されていくということになります。

問題点は、
絶対量があまり多くない(体力があるうちでないと持続的に供給されない)。
リンパ肉腫のように免疫系の細胞に由来する腫瘍では効果が期待できない、あるいは、逆効果になりかねない。
(腫瘍化した免疫系の細胞は自己と非自己の認識ができないようです)
免疫系そのものが疲弊してしまっている場合は、副次的な作用が出現するかもしれない。

腫瘍化する可能性をもった異常な細胞というのは、意外に発生するのですが、異常細胞ですから、もとより生存に適しておらず、通常の状態では体細胞性免疫によって容易に排除されてしまいます。
これが抑えきれなかったから腫瘍化したと考えると、免疫機能異常(低下)が存在しての腫瘍に対しては機能活性因子(この場合はアガリクス)の投与が無意味に思えるかも知れませんが、そうではありません。
免疫機能の低下も実に簡単にしかも頻繁におきるからです。つまり栄養状態や暑さ寒さ、空気の乾燥し過ぎ等です。

つまり、腫瘍の種類とステージやグレードがだけでなく、患者本人の状態も効果のあるなしを左右しているといえるのです。単一の条件で効果のあるないが決まるわけではありません。
過大な期待も悲観的な観測もあるかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもないということになります。

抗がん剤を使用しないまま、アガリクスだけを使ってしまったら、かえってまずいのではないかと思い始めています。
実際、飲ませ始めた直後から体がむくみはじめました。腹水や浮腫は怖いとも聞きますし・・
(もちろん偶然の可能性もあります)
なにかご存知の方がいらっしゃったら、情報をいただけないでしょうか?


こちらは、漢方薬を想定していただけると理解しやすいかもしれませんね。
免疫機能の増強を期待している漢方薬に「補中益湯」と「小柴胡湯」があります。
免疫機能の増強という目的は同じなのですが、適用する患者の状態はまったく逆です。患者を誘おうとする方向というかベクトルが逆方向を向いているのです。
したがって、目的だけで薬を選択し患者本人を診ていないと、病気を確実に悪化させてしまいます。
近代医学における薬剤は誰にでも同じように効果があることが求められています。
つまり普遍的であることが、一方、漢方薬は投薬される一人の患者にだけ効果があれば良いのです、万人に同じ効果は必要無いのです。カスタマイズ薬剤とでもいえばよいのかな?
ちなみに 「小柴胡湯」は本来は肝臓のお薬で、腹水や浮腫とも無関係ではありません。

アガリクスも甚だ漢方薬的なところがありますので、投薬を止めてみて腹水や浮腫が改善されるのなら、それが原因かもしれません。無関係であるとするなら、肝臓、腎臓、循環器のいずれかに別の原因があるかもしれません。